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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

ブロードウェイの物語

2006-01-07 12:32:49 | 演劇・ミュージカル

NHK総合で、深夜『華麗なるミュージカル ブロードウェイ百年』という番組を6回シリーズでやっていたんですね!
私、最終回が放送された昨夜までそのことを知りませんでした~
以前BSで放送されたものを今回は地上波で、ということのようで、米版ならDVDも出ているとのことです。進行役はジュリー・アンドリュース、日本版ナレーターが市村正親さんだったし、それだけでも惜しいことをしたと思います。

2003年くらいまでの作品や、それに関係した人たちをを取り上げていたようで、最終回の昨夜は、メル・ブルックスの『プロデューサーズ』に始まり、アンドリュー・ロイド=ウェバー&トレバー・ナンの『キャッツ』、トレヴァー・ナン演出としてはもう一つ有名な『レ・ミゼラブル』の成功、'90年代以降のディZニー(注:誤字じゃなくわざとです)やハリウッド資本の参入等について取り上げていました。

残念ながら、"The Boy From OZ" 関連の話題は無し。もっとも、あれがブロードウェイの舞台にかかったのは、もう少し後のことなので、無理もありませんが、それほどの資本や予算をかけていた訳でもない豪州産ミュージカルが大ヒットしたという事実に触れることができたら、ちょっと面白かったかも、なんて思います。
でもあの文脈だと、「ハリウッド・スター」を主演に据えることで成功した、という話になったかも知れませんね。ヒュー・ジャックマン自身の経歴から見れば、それはちょっと違うと思いますけど。

それにしても、AIDSという病気は、多くの人材や若い才能を奪ったという意味においても、まさにブロードウェイの宿痾とも言えるものだったんだな、と改めて思いました。穿った見方をすれば、"OZ" は、AIDSで亡くなった(またNYとも縁の深い)人を主人公としている点でも、業界人の琴線に触れたのかも知れません。

そして、9/11後しばらく、タイムズスクウェア近辺も火が消えたようだったという話は、当時のニュース等でも見た記憶がありますが、"I NY" キャンペーンの一環で、その頃舞台に出ていた俳優さんたちが、それぞれの扮装のまま、あの大通りで "New York, New York"(ライザ・ミネリまたはフランク・シナトラの歌で有名な)を合唱するシーンには、涙がこぼれました…

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