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本日公開の映画『デッドプール2』を観て来ました。昨夜は前夜祭もあったそうです。
以下、ネタバレ込みの感想。初日でもありますし、重度ネタバレ部分は伏せます。
いやー面白かったです!アクションも悪ノリ度も前作より更にパワーアップ。楽しいしいっぱい笑ったし、そしてまさかの泣かせる映画でもありました。
愛するバネッサと「家族」になろうとした矢先、その願いが無残にも断ち切られてしまうウェイド。全編の底に流れる彼の(そしてもう一人のキャラクターの)痛みや苦しみがしっかり描かれていることにより、この映画はただの「おバカ映画」とは一線を画しています。
その他にも「ヒーロー」の中にさえ存在する、人種や性別、また体型等による差別についても、ギャグに紛らせながらもきっちりと言及されています。また、女の子同士のカップル(ネガソニックとユキオ、可愛いです)もさりげなく登場するなど、この映画のラディカルさは、ギャグのネタやアクション(と言うより「殺害」)描写の過激さにとどまりません。
デッドプールさん自身が初めから言っているように、これは広義の「ファミリー映画」でもあると思いました。
堅い話はさておき。
開始5秒からの『LOGAN』ネタにまず笑いました。開始と言うか、最初と最後で「ウルヴァリンサンドイッチ」状態
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エンドクレジットにはいってからの驚愕の展開!これはもう一つの『X-MEN: フューチャー&パスト』ではないか?と思いました。『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のウェイドも、そしてなんと(製作会社違うけど)あのグリーンランタンまでも、ご本人が供養してくれました。
このたびは吹替版での鑑賞でしたが、声優さん一覧に『アベンジャーズ』なお名前が並ぶ中(それは事前情報で知っていました)さりげなく(?)置かれた「山路和弘」さんのお名前に心の中でガッツポーズ
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また、時間操作とは関係ないけれど、ジャガーノートさんも『X-MEN: ファイナル ディシジョン』から供養と言うか救済されたのではないかと。
他にネタバレと言うと、人の命が極めて軽い(と見えるような描写の多い)この映画ですが、それなりにカッコつけて出動したXフォースの皆さんが、ドミノを除いてあっと言う間に全滅してしまうとは……そのシークエンス含め、腕チョンパ脚チョンパ首チョンパ等あり、血もドバドバ流れたり飛び散ったり(血以外の何かも)するので(何しろ主人公自身が胴体真っ二つ)そういう描写に耐性のないかたはご用心を。さすがR指定です
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コミックスではケーブルさんこそ、X-フォースのリーダー格だったんですね。そして、コミックスのデッドプール&ケーブルはほぼ相棒だとか。わたしはその方面に疎いのですが、そういうところもちゃんと映画に活かされていました。
あと、これはむしろネタバレした方がいいかと思いますが、学園のシーンで本来のX-MENチームの皆さんがカメオ出演しているという噂は本当でした。なぜバラすかと言うと、彼らの映るシーンがほんの一瞬だからです。予め知っていなかったら気がつかない、殆ど動体視力を試されるレベル。「え?」と思う間に消えてしまいます。わたしはマカヴォイさん(プロフェッサー)しか確認できませんでしたが、家族によると、ビーストやクイックシルバーもいたようです。も、もう一度ちゃんと観たい。家族は牢獄のシーンでミスティークらしきもいたと言っていましたが……
この学園のシーンでは、勝手にプロフェッサーの車椅子に乗ったり、勝手にセレブロを装着したりするウェイドも楽しかったです。
それにしても、ラッセルくんのところにエリック・レーンシャー氏が勧誘に来たりしなくて良かったです。コミックスではファイヤー・フィストがマグニートー一派に加わる話もあるようですが。
だんだんととりとめない文章になっていくのはいつものこと
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ともあれ、これでデッドプールさんも変則的な形ながらX-MENに仲間入り。細かいネタやライアン・レイノルズ氏自身の発言などを拾うと、「第四の壁」だけでなく、マーベル、ディズニー、20世紀FOXの壁も、彼なら超えてしまえるのではないかという気がします。それぞれの「ユニバース」を結びつける切り札は、まさかのデッドプールだった!ということも、冗談抜きであり得るかもしれません。
デッドプール2公式サイト