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昨夜寝つきが悪かったわりに、今朝は変に早く目が覚めてしまい、でも眠くてたまらず、二度寝する——と、あまり良い眠りが取れませんでした。
しかし今日は娘のところへ行く約束をしていたため、お昼を食べて、いつもより早めに家を出ました。
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道すがら桜を撮ってみましたが、五分〜七分咲きくらいの場所もある一方、全く咲いていない樹もあったり、開花にはバラつきがありますね。日照や高度によってもかなり違ってきますし。曇りがちな天気のせいもあって「映え」は今いちです。いつもの桜並木が満開になるのは、もう少し先になりそうですね。
娘はここ何日かお友達とあちこち遊びに出ていて、その人からおみやげにもらった伊勢の「赤福」を二人で食べようということでした。
このところ疲れ気味で、美味しいあんこが食べたいと思っていたので嬉しかったです。良いあんこにはミルクティーが合いますね。言ってしまえばあんころ餅ですが、何個か食べてももたれないのは、餡もお餅も上質だからでしょうか。
ティータイムの後は、二人で川沿いの道を駅まで歩いて、その途中あちこちで咲く桜を楽しみました。気温も湿度も高く、出かけるとき着ていたコートを脱いでも汗ばむくらいでした。
月末の週末、市内各所で様々な「マルシェ」が開催されたようですが、駅前ショッピングセンターで地域のお店を集めたマルシェにちょっと立ち寄り、お茶うけの焼き菓子を幾つか買ってみました。
その後はカフェでひと休み。暑かったので、二人ともレモンスカッシュを頼みました。
時間は早いし、娘はお昼を食べ過ぎてお腹が空かないと言うので、今日は外での晩御飯はやめ、スーパーでそれぞれの買い物をして、駅前で別れました。明るいうちに帰れて良かったです。家で夕食もちゃんと自分で用意できましたし。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は「亀の前事件」。政子による名高い「後妻(うわなり)打ち」の一件です。
出産のため、頼朝の乳人の家でもある比企家の館に移る政子。無事、嫡男・万寿(後の頼家)が生まれますが、そんな中、夫の頼朝は愛妾の亀を囲う館に入り浸りです。
その件が全成→全成の妻となった実衣→範頼と伝わり、更に小四郎、時宗の妻・牧の方(りく)、そして当の政子も知るところとなります。政子に後妻打ちを唆すりくは、実行を兄の牧宗親に依頼しますが、そこに(小四郎のせいもあって)九郎義経も介入。武蔵坊弁慶ら仲間たちの手も借りて、門を叩き壊す、火を放つなど乱暴狼藉の限りを尽くして館を壊滅させます。亀自身は、事前に小四郎や義村の手引きによって脱出していましたが……
そりゃ九郎くんとしては、戦もできず腐っていたところにそんな話を聞かされては、義姉上を悲しませるヤツは許せん!と暴れたくもなりますよね。しかし、それぞれの人がそれぞれの思惑や悪戯心で動いた結果、大事になり過ぎて収拾がつかなくなったという話でもあります。
事件の後、頼朝は関係者を集めて詮議、叱責。梶原景時の密告により関与が知れた義経を謹慎処分にとどめ、牧宗親を断罪、髻を切るという辱めを与えて見せしめとします。さすがの義経もドン引きするほど、当時としては最大級の恥辱です。
兄の受けた屈辱に激怒するりく。共に憤りつつ「責められるべきは頼朝の裏切り」と非難する政子。売り言葉に買い言葉の末、逆ギレして高飛車に二人を屈服させようとする頼朝。しかし、そこでブチ切れたのは、妻と娘を蔑ろにされた時政でした。
実はこれ、けっこう高度なパワーゲームと言うか、政治的かけひきの場面だったんですね。「とにかく頼朝の浮気のせい」に収束させるのも政子なりの落としどころだったようですが、時政が「北条の家とその縁者を侮辱した」頼朝に怒りを見せ、全て投げ打って伊豆に帰ると言い出したことで、「鎌倉殿」の権力が実は北条家に深く依存していたことが露呈するという——
そこでまた、父からは「後は任せた」、頼朝からは「何とかせよ!」と言われてしまう小四郎。気の毒だけど、事態がややこしくなった責任の一端は彼にもありますからね。
ところで今回、頼朝が都から招いた文官として、大江広元、中原親能、藤原(二階堂)行政が、御家人たちと視聴者に紹介されます。彼らも後の十三人合議に加わることとなりますが、頼朝から御所内や御家人たちの動向を観察するよう求められ、さきの修羅場に於てもひとり冷静だった広元は、頼朝に「鎌倉の安泰のため」「小四郎殿を手放さぬよう」進言します。これが「鎌倉殿の」ではなく「鎌倉の」であるところがミソだと指摘する人もあり、なるほどと思います。
なお、わざわざ都から文官を呼び寄せたのは、当時の坂東武者には読み書きできない者も多く、公文書をきちんと扱えないのでは困るから、という理由があったようです。
その「読み書きできない」人物として描写される一人が上総広常。小四郎に「お孫さんの手習ですか?」と言われてしまうような拙い字で習字に励んでいました。拙くても何でも、新たな時代に必要なものを吸収しようとするのは立派です。この人も何だかんだで小四郎を信頼してくれる一人ですね。
そして、焼き討ちを逃れた亀が匿われていたのも、実は上総介の館でした。上総介自身は、自分にまで色目を使う亀を苦手と思っているようで安心(?)しました。
大河ドラマ感想、前回分を昨日やっと書き終え、その後も何度か訂正修正推敲を加えています。今日の感想も、後から訂正や加筆するかもしれません。
大河の後はEテレ【古典芸能への招待】で仁左衛門さんと玉三郎さんの『四谷怪談』を視聴。お二人の演技は素晴らしいけれど、自分が歳を取ったせいか、この話それ自体はどこが面白いのかわからなくなってきました。