今回は長崎の旅行記です。
長崎は現役時代に仕事の関係で何度か行ったところですが、用が済んだあと、何か所か観光しましたがそれも何十年も前のこと殆ど記憶にありません。
そこで今回は、鎖国時代に唯一外国に開かれていた場所「出島」・三大中華街と言われる
「新地中華街」・新世界三大夜景と言われる「長崎港の夜景」・長崎と言えば「グラバー邸」、そして「ハウステンボス」といったところを2泊3日で廻ってきました。
1日目
羽田⇒長崎空港⇒リムジンバスで長崎駅へ(15:30頃長崎駅到着)
長崎駅に着くと雨がパラパラ、梅雨だから仕方ないか、ひどくならなければいいが、とつぶやきながら、先ずは駅構内の観光案内所へ。
ここでショッキングな話を聞く。長崎港の夜景の見どころ稲佐山山頂に行くロープウエイが昨日から修理に入って動いていない、と云う。「今晩どこに泊まるの」と聞くので「稲佐山観光ホテル」と応えると、あ!あそこのホテルだったら何も稲佐山に行かなくても大丈夫よ、と云う。残念だがひとまず安堵する。
荷物をロッカーに預けて最初の観光地「出島」へ電車に乗って行って見ることに。
「出島は、1634年江戸幕府の対外政策の一環として長崎に築造された人工島。扇型で、面積は3,969坪。日本初の本格的な人工島である。 1636年から1639年までは対ポルトガル貿易、1641年から1859年まではオランダ東インド会社を通して対オランダ貿易が行われた。 明治以降は、長崎港の港湾整備に伴う周辺の埋立等により陸続きとなり、扇形の人工島であった頃の面影は失われたが、出島全体は1922年10月2日、「出島和蘭商館跡」として国の史跡に指定されている。」HPより
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水門 (出島の最西端に位置する)
電停「出島」で降りると直ぐ近くに水門が見える。
「江戸時代の長崎において、貿易と交流の基点となった出島には、重要な二つの門がありました。その1つが、出島の最西端に設けられた輸出入品の通り口であった水門。オランダ船に積まれた輸入品は、水門の南側口から出島内に搬入され、検査を受けました。また、日本からの輸出品は水門の北側口から搬出され、オランダ船に積み込まれました。このことから水門は、西洋と日本の文化・学術・貿易品が最初に出入りした象徴的な建物」HPより
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かなり働いてきたと思われる市電、久しぶりに乗ってみました。
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川(中島川)の右側が出島の建造物
現在は水門からは出島への出入りはできないため、中島川を渡り、表門橋公園を通って出島中央付近にある表門に向かう
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表門橋と表門
表門橋を渡って、表門を通って出島に入ります。
表門について
「出島に出入りするもう一つの重要な門が出島の中央部に位置する表門です。表門では、出島への人の出入りを監視、制限し、出島に運び込まれる物資も、この門を通りました。門の前には、長崎の町とつながる橋が架かり、島内への唯一の入場口として、日本と出島をつなぐ役目を担いました。
往時は小さな石橋で、出島への自由な出入りを制限したことから、鎖国時代を象徴していましたが、
2017年11月長崎と出島をつなぐ新たな橋『出島表門橋』が完成してから、現在は出島へ来場者を迎え入れる開かれた橋になっております。」HPより
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ミニ出島
昭和51年に制作された15分の1の模型。
川原慶賀が1820年ごろの出島を描いたとされる「長崎出島之図」を参考に再現したもの。
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出島東側から西側水門方面を望む。
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倉庫の内部、秤量するための天秤や分銅がおいてある。
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建物内にはたくさんの貴重な陳列品が飾ってある。
「出島」を見学し、次は、新地中華街に歩いて向かいます。
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新地中華街入口
この辺り橋がやたらと多いのが目立ちます。
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横浜・神戸と並んで日本三大中華街の一つ長崎新地中華街、夕方近くになり人通りも増えてきました。
私たちもここで夕食と食べることに。もちろん、「ちゃんぽん」と「皿うどん」お味の方は?
当初の予定では、この後長崎港の夜景を見に稲佐山に行くことにしていましたが、ロープウエイが動いていないと云うことでしたので今晩泊まる宿へ向かう。
ここのホテルは稲佐山の中腹にあって、観光案内所のおばさんが言っていたように長崎港がよく見渡せるホテルでした。早速写真を撮りに屋上に上がってみます。
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新世界三大夜景、長崎駅付近の夜景 (新世界三大夜景、あと二つはモナコと上海)
長崎市は夜景の魅力を高めようと、稲佐山山頂展望台から望む斜面地に発光ダイオード(LED)ライトを取り付け、平和の象徴にちなんだ「はと座」など7種の星座とともにハートを浮かび上がらせている。(写真中央付近から左に大きなハートが見える)
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長崎港
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ホテルの屋上から撮った稲佐山山頂の展望台
この日は修学旅行の団体が来ていて屋上も賑やかでした。
2日目
今日は午前中グラバー園に行って、午後JRでハウステンボスに移動する予定です。
まず、グラバー園に向かう。
グラバー園は、1859年(安政6年)の長崎開港後に長崎に来住したイギリス人商人グラバー、リンガー、オルトの旧邸があった敷地に、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築し、この地域全体をグラバー園と称しているようだ。
「グラバー園では9棟の伝統的建造物を見ることができる。そのうち、旧グラバー住宅、旧オルト住宅、旧リンガー住宅は居留地時代に建築され、150年以上この地に建ち続けている貴重な建物。これら3棟は国指定重要文化財に指定され、旧グラバー住宅は「明治日本の産業革命遺産」の構成資産にも登録されています。一方、6棟は明治中期ごろに長崎市内に建てられた洋風建築をグラバー園へ移築復元したもの。各建物に当時を思わせる特徴があり、明治時代の長崎を知る上で貴重な建物です。」HPより
グラバー園への行き方
グラバー園には通常は「グラバー通り」から入って行くようですが、こちらから行くと急な坂道・階段が多く、年配の方とか身体の不自由な方にとってはかなり厳しいです。
なので私たちは反対側の第2ゲートから行くことに。
こちらからですと、斜行エレベーターと垂直エレベーター2台に乗り継いで行けば楽々グラバー園の最高地点まで行くことができます。
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グラバースカイロード(斜行エレベーター)
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南山手レストハウス
斜行エレベーターから下りると直ぐ近くにあります。
南山手レストハウスは、幕末の元治元年(1864年)から慶応元年(1865年)に建てられたとされ、石造外壁を持つ初期居留地住宅で、テラスに木柱と石柱を併用しているという独特な特徴を持っている建物。
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祈念坂
ここでは、「カトリック教会」「石畳の坂」そして「長崎港」が一つのフレームに収まる景観を一望できる。故遠藤周作を魅了し、映画『解夏』、アニメ『色づく世界の明日から』に登場する穴場スポット。
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グラバー園第2ゲート入口
垂直エレベーターを上がって行くとグラバー園最高地点第2ゲート入口に辿り着く。
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旧三菱第2ドックハウス
旧三菱第2ドックハウスは1896年(明治29)、三菱造船所(現三菱重工業株式会社長崎造船所)の第2ドックの建設時に建てられた外国人乗組員用の宿舎。1972年飽の浦からこの地に移設された。園内で最も高いところに建っている。
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ドックハウスから長崎港を望む絶景。前方に見えるのは三菱重工長崎造船所。
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ドックハウスからグラバー住宅へ下りる急な階段。このような階段・急坂が何か所もある。
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旧リンガー住宅
建物の構造は、木造に外壁を石造とし、天草の砂岩を使用し、ベランダの床にはウラジオストクから運んだ御影石を敷いいる。正面中央が出入口で、廊下左右に4室を配置し、厨房とメイド部屋が附属しています
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自由亭喫茶室
日本人シェフによる初めての西洋レストラン「自由亭」跡に設けられたカフェ。
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グラバー住宅
旧グラバー住宅は世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録された構成資産のひとつで、1863年築の現存する日本最古の洋風木造建築。グラバーは江戸末期から明治時代にかけて活躍したスコットランドの貿易商で、旧グラバー邸は商用に利用されていた。長崎造船所を目の前に見下ろす絶好の眺望に恵まれた同邸宅は、現在は歴史的価値のあるほかの建築群とともにグラバー園として展示されている。
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グラバー住宅室内の一部。
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ラバー住宅から長崎港を一望。
グラバー園を一巡したあと坂道をダラダラ下って行くとやがて大浦天主堂が見えてきます。
大浦天主堂は長崎県の教会建築の起点となった教会で、パリ外国宣教会によって、フランス人の祈りの場や殉教した26人の聖人に捧げる教会として1864年に建てられました。
現存する日本最古の教会建築として国宝に指定されています。
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館内は撮影禁止で写真は撮れませんでしたが、天主堂の窓はカラフルなステンドグラスに輝き神秘的でした。
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グラバー通り
大浦天主堂、グラバー園へと続くグラバー通り。
ガラス製品専門店をはじめ雑貨店や、長崎名物のカステラを扱うショップなど20店舗を超える軒が連なる。
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観光バス
たくさんの観光バスが停まっています。
右に見える建物が長崎ちゃんぽん発祥の店「四海楼」。是非寄って見たかったのですが、
時間の関係で止む無くパス。
グラバー園・大浦天主堂を見て廻り、今回最後の目的地「ハウステンボス」へ行くため、長崎駅に向かいます。長崎駅からJRでハウステンポス駅へ。
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長崎駅フォーム
新幹線開通に伴って在来線も改装したのか明るく綺麗な駅舎でした。
ハウステンボス駅到着 隣には、ハウステンボス駅~博多駅の特急ハウステンポス号が停車中。
車内は洒落た内装が施されていました。
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ハウステンポス駅
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駅を出ると、前方にヨーロッパ風の大きな建物。ホテルオークラです。
園内には五つのホテルがあって、どのホテルも東京の一流ホテルに匹敵するような豪華なホテル。
その他、園外にも三つのホテルがあり、ハウステンボスの集客力に驚かされる。
広くて結構長い橋を渡り、このホテルで荷物を預けて、早速ハウステンボスへ
チケット代は1DAYパスポート・1.5DAYパスポート・2DAYパスポートなどあって、
今回は夜間の光景を是非見たいので、初日の午後3時から翌日2日間使える1.5DAYパスポートを購入。チケット代はシニア割引で7,400円、これ高いか安いか?
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園内に入って、まず目に入るのはフラワーガーデンゾーンの風車。
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遊覧船が出ていきます。園内の運河を15分間隔で運行している。
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フラワーロードの花々が咲き誇っています。
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カステラの城 このようなテーマ毎の建物が園内あちこちに見られる。
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お菓子の城
園内には巡回バスが20分間隔で通っており、バスに乗って、カステラの城から園内一番奥にあるパレスハウステンボスに行って見ることに。
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パレスハウステンボスの裏にある庭園。
夜は庭園いっぱいにイルミネーションが点灯し、クラシック音楽が流れ、宝石のような光たちが踊りだす、音と光のシンクロが生み出す、恍惚の時間をご堪能できる。ようです。
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園内のほぼ中央辺りにある遊覧船発着場。
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ドムトールン
ドムトールンとは? ドムトールンはハウステンボスのシンボルと言われるタワーで、その高さは105mです。. 80m地点には展望台がありそこからハウステンボスを見渡すことができます。
折角なので展望台に上って見ることに。
ドムトールンからの眺め
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個人の別荘群が立ち並ぶ。
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メリーゴーランド
2022年開業30周年を迎え、節目の目玉事業として国内初の3階建てメリーゴーラウンド「スカイカルーセル」を建設。華やかな装飾と電飾を施した高さ約15メートルの施設で、世界最大級のカルーセルだという。
スカイカルーセルはイタリア製で、昼間はもちろん、1,300万球のイルミネーションがきらめき夜間にはロマンティックな幻想的な雰囲気を満喫できる。
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運河にヨーロッパ風の建物、絵葉書のように見えませんか。
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運河沿いにアジサイが咲き誇っていました。
陽が沈み、園内いっぱいライトアップされてきました。辺りが夕闇に包まれる頃、ハウステンボスは「光の王国」へと姿を変えます。
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アートガーデン
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アートガーデンは、ハウステンボスの代名詞である花や景色を楽しむことができるエリア。
このあたりは薔薇が咲き誇っています。
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アートガーデンからタワーシティを望む
アートガーデンでは光による映像ショー「光のオーロラガーデン」が開催される。
光の滝に映しだされる華やかな世界観をお楽しめる夜の最大のショーで、次々と映し出される映像に迫力を感じ見とれた。
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幻想的な雰囲気漂う景観。
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右の高い建物はドムトールン
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観覧車
7万球のLEDが灯る観覧車、観覧車のてっぺんから一望する一面イルミネーションに照らされたハウステンボスは圧巻でした。
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日中見た風車、夜はイルミネーションに飾られています。
まだまだ見たらない所がありますが、夜も大分更けてきました。
今日はこのあたりでホテルに引き上げます。
3日目
今回も最終日、今日は長崎空港出発時間が比較的早いので、午前中昨日見られなかった所を廻って、
午後長崎空港に向かい帰ります。
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クルーザー乗船
園内には無料で乗れる乗り物がたくさんあります。先ずクルーザーに乗って船からハウステンポスを眺めて見ることに。
今日は朝から小雨が降っていて、デッキに出られないのがちょっぴり残念。朝早いこともあって乗っているのは私たち2人だけの貸切でした。
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スタッドハウス
ハウステンボスのシンボル「スタッドハウス」。オランダで歴史があり美しい市庁舎といわれている「ハウダ市役所」が再現された建物です。スタッドハウスの中はギヤマンミュージアムがあり、そして結婚式を挙げることのできる「誓いの間」もあります。建物の前には花時計。
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園内巡廻バス
無料で20分間隔で運行している。
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光のファンタジアシティ
花と光をテーマにした「光のファンタジアシティ」。最先端のデジタルアトラクション施設が終結している。時間の関係で中には入りませんでした。
まだまだ見残したところがありましたが、時間の関係で止む無くこのあたりで引き上げ長崎空港へ向かうことに。
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空港屋上の鐘
同空港は、長崎と歴史的に深いつながりのあるオランダの教会をモチーフにデザインされており、ターミナルビルの内観はドーム天井、ステンドグラスが施されているほか、外観はレンガ色、アーチ、オランダ教会の鐘を模した鐘楼も設けられています。
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長崎空港滑走路
旅を終えて
今回も2泊3日の旅。梅雨入りでしたので雨を覚悟で行きましたが、幸い大したことなく行程的にはほぼ予定通り見て廻ることができました。
どの観光地もほぼ初めてで、「出島」では長崎の歴史だけでなく、鎖国時代の日本の様子、人の往来など学び参考になりました。
長崎港の夜の夜景、ここも素晴らしかったです。三脚を持参しなかったので写真ではちょっとノイズでボケているのが残念です。予定では稲佐山山頂のレストランで夜景を眺めながら食事をと考えていたのですが・・。
長崎と言えば坂道の多いイメージがありますが、グラバー園も坂道・階段がたくさんありました。
ツアーなど団体の多くの方はグラバー通り側から上っていきますが、私たちは反対側からエレベーターで一気に最高地点まで上り、そこから下ってグラバー通りに下りて来るコースを選び正解でした。
ハウステンボスも初めてでしたが、入園すると、どこか異国に来たような風景に様変わり。
園内を散策するだけでも楽しいのですが、それにVRや演奏会・踊りなどのアトラクションあり、クルーザーや観覧車などの乗り物あり、そして夜、ハウステンボス全体の建物や施設がライトアップやイルミネーションで華やかに彩られ、時間があっという間に過ぎてしまいました。
私たちは15時に入園し、翌日朝から昼まで滞在しましたが、歳のせいで休み休みゆっくり行動したこともあって、アトラクションなど見過ごさざるを得ないところが随分とありました。
今回も長々とご覧いただきありがとうございました。
投稿者:やまちゃん
長崎は現役時代に仕事の関係で何度か行ったところですが、用が済んだあと、何か所か観光しましたがそれも何十年も前のこと殆ど記憶にありません。
そこで今回は、鎖国時代に唯一外国に開かれていた場所「出島」・三大中華街と言われる
「新地中華街」・新世界三大夜景と言われる「長崎港の夜景」・長崎と言えば「グラバー邸」、そして「ハウステンボス」といったところを2泊3日で廻ってきました。
1日目
羽田⇒長崎空港⇒リムジンバスで長崎駅へ(15:30頃長崎駅到着)
長崎駅に着くと雨がパラパラ、梅雨だから仕方ないか、ひどくならなければいいが、とつぶやきながら、先ずは駅構内の観光案内所へ。
ここでショッキングな話を聞く。長崎港の夜景の見どころ稲佐山山頂に行くロープウエイが昨日から修理に入って動いていない、と云う。「今晩どこに泊まるの」と聞くので「稲佐山観光ホテル」と応えると、あ!あそこのホテルだったら何も稲佐山に行かなくても大丈夫よ、と云う。残念だがひとまず安堵する。
荷物をロッカーに預けて最初の観光地「出島」へ電車に乗って行って見ることに。
「出島は、1634年江戸幕府の対外政策の一環として長崎に築造された人工島。扇型で、面積は3,969坪。日本初の本格的な人工島である。 1636年から1639年までは対ポルトガル貿易、1641年から1859年まではオランダ東インド会社を通して対オランダ貿易が行われた。 明治以降は、長崎港の港湾整備に伴う周辺の埋立等により陸続きとなり、扇形の人工島であった頃の面影は失われたが、出島全体は1922年10月2日、「出島和蘭商館跡」として国の史跡に指定されている。」HPより
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水門 (出島の最西端に位置する)
電停「出島」で降りると直ぐ近くに水門が見える。
「江戸時代の長崎において、貿易と交流の基点となった出島には、重要な二つの門がありました。その1つが、出島の最西端に設けられた輸出入品の通り口であった水門。オランダ船に積まれた輸入品は、水門の南側口から出島内に搬入され、検査を受けました。また、日本からの輸出品は水門の北側口から搬出され、オランダ船に積み込まれました。このことから水門は、西洋と日本の文化・学術・貿易品が最初に出入りした象徴的な建物」HPより
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かなり働いてきたと思われる市電、久しぶりに乗ってみました。
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川(中島川)の右側が出島の建造物
現在は水門からは出島への出入りはできないため、中島川を渡り、表門橋公園を通って出島中央付近にある表門に向かう
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表門橋と表門
表門橋を渡って、表門を通って出島に入ります。
表門について
「出島に出入りするもう一つの重要な門が出島の中央部に位置する表門です。表門では、出島への人の出入りを監視、制限し、出島に運び込まれる物資も、この門を通りました。門の前には、長崎の町とつながる橋が架かり、島内への唯一の入場口として、日本と出島をつなぐ役目を担いました。
往時は小さな石橋で、出島への自由な出入りを制限したことから、鎖国時代を象徴していましたが、
2017年11月長崎と出島をつなぐ新たな橋『出島表門橋』が完成してから、現在は出島へ来場者を迎え入れる開かれた橋になっております。」HPより
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ミニ出島
昭和51年に制作された15分の1の模型。
川原慶賀が1820年ごろの出島を描いたとされる「長崎出島之図」を参考に再現したもの。
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出島東側から西側水門方面を望む。
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倉庫の内部、秤量するための天秤や分銅がおいてある。
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建物内にはたくさんの貴重な陳列品が飾ってある。
「出島」を見学し、次は、新地中華街に歩いて向かいます。
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新地中華街入口
この辺り橋がやたらと多いのが目立ちます。
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横浜・神戸と並んで日本三大中華街の一つ長崎新地中華街、夕方近くになり人通りも増えてきました。
私たちもここで夕食と食べることに。もちろん、「ちゃんぽん」と「皿うどん」お味の方は?
当初の予定では、この後長崎港の夜景を見に稲佐山に行くことにしていましたが、ロープウエイが動いていないと云うことでしたので今晩泊まる宿へ向かう。
ここのホテルは稲佐山の中腹にあって、観光案内所のおばさんが言っていたように長崎港がよく見渡せるホテルでした。早速写真を撮りに屋上に上がってみます。
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新世界三大夜景、長崎駅付近の夜景 (新世界三大夜景、あと二つはモナコと上海)
長崎市は夜景の魅力を高めようと、稲佐山山頂展望台から望む斜面地に発光ダイオード(LED)ライトを取り付け、平和の象徴にちなんだ「はと座」など7種の星座とともにハートを浮かび上がらせている。(写真中央付近から左に大きなハートが見える)
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長崎港
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ホテルの屋上から撮った稲佐山山頂の展望台
この日は修学旅行の団体が来ていて屋上も賑やかでした。
2日目
今日は午前中グラバー園に行って、午後JRでハウステンボスに移動する予定です。
まず、グラバー園に向かう。
グラバー園は、1859年(安政6年)の長崎開港後に長崎に来住したイギリス人商人グラバー、リンガー、オルトの旧邸があった敷地に、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築し、この地域全体をグラバー園と称しているようだ。
「グラバー園では9棟の伝統的建造物を見ることができる。そのうち、旧グラバー住宅、旧オルト住宅、旧リンガー住宅は居留地時代に建築され、150年以上この地に建ち続けている貴重な建物。これら3棟は国指定重要文化財に指定され、旧グラバー住宅は「明治日本の産業革命遺産」の構成資産にも登録されています。一方、6棟は明治中期ごろに長崎市内に建てられた洋風建築をグラバー園へ移築復元したもの。各建物に当時を思わせる特徴があり、明治時代の長崎を知る上で貴重な建物です。」HPより
グラバー園への行き方
グラバー園には通常は「グラバー通り」から入って行くようですが、こちらから行くと急な坂道・階段が多く、年配の方とか身体の不自由な方にとってはかなり厳しいです。
なので私たちは反対側の第2ゲートから行くことに。
こちらからですと、斜行エレベーターと垂直エレベーター2台に乗り継いで行けば楽々グラバー園の最高地点まで行くことができます。
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グラバースカイロード(斜行エレベーター)
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南山手レストハウス
斜行エレベーターから下りると直ぐ近くにあります。
南山手レストハウスは、幕末の元治元年(1864年)から慶応元年(1865年)に建てられたとされ、石造外壁を持つ初期居留地住宅で、テラスに木柱と石柱を併用しているという独特な特徴を持っている建物。
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祈念坂
ここでは、「カトリック教会」「石畳の坂」そして「長崎港」が一つのフレームに収まる景観を一望できる。故遠藤周作を魅了し、映画『解夏』、アニメ『色づく世界の明日から』に登場する穴場スポット。
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グラバー園第2ゲート入口
垂直エレベーターを上がって行くとグラバー園最高地点第2ゲート入口に辿り着く。
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旧三菱第2ドックハウス
旧三菱第2ドックハウスは1896年(明治29)、三菱造船所(現三菱重工業株式会社長崎造船所)の第2ドックの建設時に建てられた外国人乗組員用の宿舎。1972年飽の浦からこの地に移設された。園内で最も高いところに建っている。
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ドックハウスから長崎港を望む絶景。前方に見えるのは三菱重工長崎造船所。
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ドックハウスからグラバー住宅へ下りる急な階段。このような階段・急坂が何か所もある。
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旧リンガー住宅
建物の構造は、木造に外壁を石造とし、天草の砂岩を使用し、ベランダの床にはウラジオストクから運んだ御影石を敷いいる。正面中央が出入口で、廊下左右に4室を配置し、厨房とメイド部屋が附属しています
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自由亭喫茶室
日本人シェフによる初めての西洋レストラン「自由亭」跡に設けられたカフェ。
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グラバー住宅
旧グラバー住宅は世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に登録された構成資産のひとつで、1863年築の現存する日本最古の洋風木造建築。グラバーは江戸末期から明治時代にかけて活躍したスコットランドの貿易商で、旧グラバー邸は商用に利用されていた。長崎造船所を目の前に見下ろす絶好の眺望に恵まれた同邸宅は、現在は歴史的価値のあるほかの建築群とともにグラバー園として展示されている。
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グラバー住宅室内の一部。
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ラバー住宅から長崎港を一望。
グラバー園を一巡したあと坂道をダラダラ下って行くとやがて大浦天主堂が見えてきます。
大浦天主堂は長崎県の教会建築の起点となった教会で、パリ外国宣教会によって、フランス人の祈りの場や殉教した26人の聖人に捧げる教会として1864年に建てられました。
現存する日本最古の教会建築として国宝に指定されています。
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館内は撮影禁止で写真は撮れませんでしたが、天主堂の窓はカラフルなステンドグラスに輝き神秘的でした。
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グラバー通り
大浦天主堂、グラバー園へと続くグラバー通り。
ガラス製品専門店をはじめ雑貨店や、長崎名物のカステラを扱うショップなど20店舗を超える軒が連なる。
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観光バス
たくさんの観光バスが停まっています。
右に見える建物が長崎ちゃんぽん発祥の店「四海楼」。是非寄って見たかったのですが、
時間の関係で止む無くパス。
グラバー園・大浦天主堂を見て廻り、今回最後の目的地「ハウステンボス」へ行くため、長崎駅に向かいます。長崎駅からJRでハウステンポス駅へ。
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長崎駅フォーム
新幹線開通に伴って在来線も改装したのか明るく綺麗な駅舎でした。
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ハウステンボス駅到着 隣には、ハウステンボス駅~博多駅の特急ハウステンポス号が停車中。
車内は洒落た内装が施されていました。
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ハウステンポス駅
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駅を出ると、前方にヨーロッパ風の大きな建物。ホテルオークラです。
園内には五つのホテルがあって、どのホテルも東京の一流ホテルに匹敵するような豪華なホテル。
その他、園外にも三つのホテルがあり、ハウステンボスの集客力に驚かされる。
広くて結構長い橋を渡り、このホテルで荷物を預けて、早速ハウステンボスへ
チケット代は1DAYパスポート・1.5DAYパスポート・2DAYパスポートなどあって、
今回は夜間の光景を是非見たいので、初日の午後3時から翌日2日間使える1.5DAYパスポートを購入。チケット代はシニア割引で7,400円、これ高いか安いか?
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園内に入って、まず目に入るのはフラワーガーデンゾーンの風車。
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遊覧船が出ていきます。園内の運河を15分間隔で運行している。
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フラワーロードの花々が咲き誇っています。
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カステラの城 このようなテーマ毎の建物が園内あちこちに見られる。
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お菓子の城
園内には巡回バスが20分間隔で通っており、バスに乗って、カステラの城から園内一番奥にあるパレスハウステンボスに行って見ることに。
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パレスハウステンボスの裏にある庭園。
夜は庭園いっぱいにイルミネーションが点灯し、クラシック音楽が流れ、宝石のような光たちが踊りだす、音と光のシンクロが生み出す、恍惚の時間をご堪能できる。ようです。
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園内のほぼ中央辺りにある遊覧船発着場。
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ドムトールン
ドムトールンとは? ドムトールンはハウステンボスのシンボルと言われるタワーで、その高さは105mです。. 80m地点には展望台がありそこからハウステンボスを見渡すことができます。
折角なので展望台に上って見ることに。
ドムトールンからの眺め
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個人の別荘群が立ち並ぶ。
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メリーゴーランド
2022年開業30周年を迎え、節目の目玉事業として国内初の3階建てメリーゴーラウンド「スカイカルーセル」を建設。華やかな装飾と電飾を施した高さ約15メートルの施設で、世界最大級のカルーセルだという。
スカイカルーセルはイタリア製で、昼間はもちろん、1,300万球のイルミネーションがきらめき夜間にはロマンティックな幻想的な雰囲気を満喫できる。
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運河にヨーロッパ風の建物、絵葉書のように見えませんか。
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運河沿いにアジサイが咲き誇っていました。
陽が沈み、園内いっぱいライトアップされてきました。辺りが夕闇に包まれる頃、ハウステンボスは「光の王国」へと姿を変えます。
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アートガーデン
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アートガーデンは、ハウステンボスの代名詞である花や景色を楽しむことができるエリア。
このあたりは薔薇が咲き誇っています。
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アートガーデンからタワーシティを望む
アートガーデンでは光による映像ショー「光のオーロラガーデン」が開催される。
光の滝に映しだされる華やかな世界観をお楽しめる夜の最大のショーで、次々と映し出される映像に迫力を感じ見とれた。
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幻想的な雰囲気漂う景観。
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右の高い建物はドムトールン
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観覧車
7万球のLEDが灯る観覧車、観覧車のてっぺんから一望する一面イルミネーションに照らされたハウステンボスは圧巻でした。
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日中見た風車、夜はイルミネーションに飾られています。
まだまだ見たらない所がありますが、夜も大分更けてきました。
今日はこのあたりでホテルに引き上げます。
3日目
今回も最終日、今日は長崎空港出発時間が比較的早いので、午前中昨日見られなかった所を廻って、
午後長崎空港に向かい帰ります。
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クルーザー乗船
園内には無料で乗れる乗り物がたくさんあります。先ずクルーザーに乗って船からハウステンポスを眺めて見ることに。
今日は朝から小雨が降っていて、デッキに出られないのがちょっぴり残念。朝早いこともあって乗っているのは私たち2人だけの貸切でした。
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スタッドハウス
ハウステンボスのシンボル「スタッドハウス」。オランダで歴史があり美しい市庁舎といわれている「ハウダ市役所」が再現された建物です。スタッドハウスの中はギヤマンミュージアムがあり、そして結婚式を挙げることのできる「誓いの間」もあります。建物の前には花時計。
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園内巡廻バス
無料で20分間隔で運行している。
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光のファンタジアシティ
花と光をテーマにした「光のファンタジアシティ」。最先端のデジタルアトラクション施設が終結している。時間の関係で中には入りませんでした。
まだまだ見残したところがありましたが、時間の関係で止む無くこのあたりで引き上げ長崎空港へ向かうことに。
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空港屋上の鐘
同空港は、長崎と歴史的に深いつながりのあるオランダの教会をモチーフにデザインされており、ターミナルビルの内観はドーム天井、ステンドグラスが施されているほか、外観はレンガ色、アーチ、オランダ教会の鐘を模した鐘楼も設けられています。
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長崎空港滑走路
旅を終えて
今回も2泊3日の旅。梅雨入りでしたので雨を覚悟で行きましたが、幸い大したことなく行程的にはほぼ予定通り見て廻ることができました。
どの観光地もほぼ初めてで、「出島」では長崎の歴史だけでなく、鎖国時代の日本の様子、人の往来など学び参考になりました。
長崎港の夜の夜景、ここも素晴らしかったです。三脚を持参しなかったので写真ではちょっとノイズでボケているのが残念です。予定では稲佐山山頂のレストランで夜景を眺めながら食事をと考えていたのですが・・。
長崎と言えば坂道の多いイメージがありますが、グラバー園も坂道・階段がたくさんありました。
ツアーなど団体の多くの方はグラバー通り側から上っていきますが、私たちは反対側からエレベーターで一気に最高地点まで上り、そこから下ってグラバー通りに下りて来るコースを選び正解でした。
ハウステンボスも初めてでしたが、入園すると、どこか異国に来たような風景に様変わり。
園内を散策するだけでも楽しいのですが、それにVRや演奏会・踊りなどのアトラクションあり、クルーザーや観覧車などの乗り物あり、そして夜、ハウステンボス全体の建物や施設がライトアップやイルミネーションで華やかに彩られ、時間があっという間に過ぎてしまいました。
私たちは15時に入園し、翌日朝から昼まで滞在しましたが、歳のせいで休み休みゆっくり行動したこともあって、アトラクションなど見過ごさざるを得ないところが随分とありました。
今回も長々とご覧いただきありがとうございました。
投稿者:やまちゃん