ピッコロはいつしか眠りの中にいた。
そこはミルク色の世界だった。
何かが充満しているようで、重さがなく、
そこで僕は揺りかごの中で包まれて、ぽっかり浮かんでいるようだった。
僕自身も雲で出来ているみたいだった。
よく見ると、あちこちに光の渦のようなものがたくさんいて.微笑んで歓迎しているようだ..。
そう、それはそれぞれが、慈愛に満ちた存在だという事がピッコロには理解できた。
くるくる回る事で存在としての波動を持っているらしい。
彼等の全てがまたたいていて、君をサポートしているよと言っているようだった。
ああ、此処って、僕のありのままをすっぽり受けいれている世界みたいだな...
心に何ひとつ衣を纏う必要がない...どこか知っていて.ずうとずうっと..慕い懐かしんでいた処...
それは僕の秘めていた正しさと寸分違わない真理で機能してるみたいだった...
自分を100%ゆだねられる処...
深く求めていた完全な幸福とは..解け合ってひとつの.この境地なんだね...
なるほど...それは心の中.意識のこの層に..ほんとはいつもあるんだね。
此処こそ、自分の生まれたところだった。僕のふるさとであり、僕と言う存在の土壌でもある。
いままでずっとそれは僕のベースとして、僕の中に在り続けていた事を知った。
誰であれ、ここ無しで存在するなんて事は有り得ないんだと、ピッコロは悟った。
誰もが何かを何処かを希求する思いを持っている。それというのは、自分の外ではなく、自分の内に在るところ、実に此処だったのだ。
そしてかつ、そのスペースそのものも自分と隔てはないのかもしれない..くるくる.回ることで
それが「私」という個になって.いるんだろうか...
『すべては一つ』 ひとつのところから分かち合って生まれしもの......
自分の中から..言葉が告げた.
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