ストレス対策のコーピングが、「世界一受けたい授業」(4月1日)で紹介されました。
知らず知らずに溜まっていき、心や体の病につながってしまうストレス(キラーストレス)。
その対策・対処方法として注目されているのがコーピングです。
教えてくれるのは「聞くだけで自律神経が整うCDブック」がベストセラーにもなるなどし、世界一受けたい授業では自律神経の名医としても登場したことがある小林弘幸先生です。
ストレスによる悪影響
人は不安や恐怖を感じると脳の扁桃体が反応しストレスを感じます。すると、自律神経が興奮状態になり心拍数が増え、血圧が上がります。これを総じてストレス反応といいます。
最新の研究では、ストレス反応により心臓を流れる血液量が減少し心不全を起こしたり、がんを悪化させたり、体内に入った細菌を増やして血管を破壊するなど、命にかかわる症状を引き起こす可能性が指摘されています。ただのストレスでも、積み重なると命にかかわるキラーストレスになりうるのです。
コーピングとは?
自分のストレス状態を客観的に観察し、その状況に応じたストレス軽減対策を意識的に行うことをコーピングといいます。一番ストレスがかかる宇宙飛行士が実践している方法。
コーピングのやり方
自分がストレスを感じた時にどんな方法をするとリラックスできるか、頭に思い浮かぶ限り全部書き出す。
どんな些細なこと、くだらないことでもOK。
質より量をたくさん出すことが重要。
怒りとか物に当たるのは逆に自律神経を乱すので、かえってキラーストレスとして体に障害をきたす。
長話は人の悪口や愚痴になってくるのでオススメできない。
ストレスを感じたらため込まずにリラックスできる事をその都度実践して解消していくことが大切。