蘭々のブログ

日々の出来事や思ったこと感じたことを
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五木寛之の百寺巡礼

2017-04-09 17:14:32 | テレビ

BS朝日 毎週木曜 夜9時

五木寛之の百寺巡礼「京都・奈良そして全国の美しき名刹2時間スペシャル」を録画しておいた。

“京都、奈良の魅力ある寺”と五木さんが感嘆した“魅力ある仏像”に焦点をあて紹介。

 

「寺」…そこには、“現代の日本人が忘れかけた大切なもの”との出会いが待っています。
作家・五木寛之が、日本列島の北から南まで百の寺々を巡りながら、日本人の原風景を見つめ直した「百寺巡礼」。十数年の時を経て去年秋からレギュラー番組として復活しています。


足利義満が建立した金色の楼閣で名高い通称「金閣寺」。そして侘びさびの一言で片付けられない、足利義正が全ての力を注いだ東山文化の象徴「銀閣寺」。1300年前の白鳳美術の世界が蘇っている三重塔が建立されている「薬師寺」。ほかに「三千院」「神護寺」「南禅寺」「室生寺」。五木さんが感嘆した魅力ある仏像として、1400年の歴史を刻む日本最古の仏像である“飛鳥大仏”(飛鳥寺)。うっすらと開いた目で多くの文人や歌人を魅了してきた“伎芸天”(秋篠寺)。与謝野晶子も、美男におわす、と絶賛の“鎌倉大仏”(高徳院)。世界三大微笑像の一つである“弥勒菩薩像”(中宮寺)。奈良の大仏(東大寺)などを紹介。

 

<五木寛之 スペシャルメッセージ>

よりどころを探す今こそ 美しい日本の原風景を

自分で話すのは照れくさいのですが、13年前この番組が放送されていたときは、時代をちょっと先取りした感じの企画だったと思うんですよね。
その時は高度経済成長の余波が残っている時代で、国土がある意味では開発し尽くされたときでした。
都会だけではなく地方の美しさまでどんどん、どんどん変わってしまっていた。そういうなかで社(やしろ)や寺の周辺にしか、美しい日本の姿や魅力が残っていないと、つくづく痛感しました。
今は少子化と高齢化が極度に進んでいて、日本人が大きな不安を抱えている。病気がある、経済的な不安がある、老後の問題がある…。こういう問題に真正面から向き合い、どういう風に充実した人生を送っていくか? 日本人がやっと真剣に考え始めた、このタイミングで生き残っている日本の姿を紹介する「百寺巡礼」が13年の時を経て改めて放送することは、とても意義のあることだと感じています。