ざっきばやしはなあるき  

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ポリグロット

2024-11-26 20:39:06 | 
 多言語を習得し話す人をマルチリンガルと呼んだり、ポリグロットと呼んだりする。私は英語だけで四苦三十六・八苦七十二しているというのに、多言語習得とはなんたることだ!そんなけしからん本をいくつか読んでみた。勉強法、習得法は様々だが、読み書きだけしていても話せるようにはならないという事は誰もが書いている。並々ならぬ情熱、繰り返し学ぶ忍耐力、学びのセンス、勉強だと思わずに楽しむ余裕などもないと、多国語話者になるのはそんな簡単な事ではないのだろう。だからと言って「ムリムリィ~」って初めから諦めたらそりゃ無理だ。




・「7カ国語をモノにした人の勉強法」
  橋本陽介 (祥伝社黄金文庫) 2018年

 専門は中国文学だが、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、中国語、韓国語を習得した人。話せる外国語を習得する学習方法を細かく書いてある。中国語専門の橋本さんがスペイン語を学ぼうと思ったきっかけは、ガルシア=マルケス「百年の孤独」を原書で読もうと思ったからで、数年がかりで成し遂げたとのこと。
https://www.youtube.com/@橋本陽介-n9t




・「純ジャパの僕が10カ国語を話せた 世界一シンプルな外国語勉強法」
  秋山燿平 (ダイヤモンド社) 2018年

 バラエティ番組にも出たマルチリンガルな人。東京大学薬学部卒。とりあえず200単語と30表現だけ覚えて使いまくろう、と書いてある。とりあえずね、それで10カ国の日常会話が通じるのなら問題ない。そんな感じの勉強法が簡潔に書かれている本。
https://www.youtube.com/@YoheiAkiyama




・「ゼロから12ヵ国語マスターした私の最強の外国語習得法」
  Kazu Languages (SB新書) 2024年

 KazuさんはYouTubeで、いろんな国の人たちとのオンライントークで突然その人の母国語を使った時の相手の驚きや喜びの様子を映した動画を上げている。多国語がポンポン出てくる手際の良さが楽しい。Kazuさんはまだすごく若いので、これからもっと話せる言語は増えて行くだろう。
https://www.youtube.com/@KazuLanguages




・「20ヵ国語ペラペラ 私の外国語学習法」
  種田輝豊 (ちくま文庫) 2022年

 1969年に発行された本の文庫化。戦後、ローマ字を覚えて日本語をローマ字で書けばアメリカ人に伝わると信じていたような少年時代、語学に目覚めて行く自伝が面白い。テープレコーダーを持って映画館に行き、洋画を録音して発音を覚えた、なんてことも書いてある。「※今は著作権侵害です」と編集部の注意書きがあって笑っちゃう。そういう時代だったんだねぇ。




・「50ヵ国語習得法 誰でもできる、いまからでも間に合う」
  新名美次 (ブルーバックス) 2015年

 人種のるつぼニューヨークで眼科医をしている著者、いろんな国の患者が来るので50ヵ国語も話せればどれほど役立ったことか。1994年に「40ヵ国語習得法」を出版していたようなので、その後21年で10ヵ国語くらい増えたことになる。話せる50ヵ国語について表記も含めて細かく書かれている。





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