息子がバイトへ行った。机の上に一つのファイルが残されている。何これ?
そこにはぎっしりと現像された写真が、人々が・・。前回インドネシアに行った時の写真。
ページを捲っていく。オジサン、子供、売る人、物乞いらしき人、生活がある写真。終戦後の日本のような風景も見られる。でも日本での写真に比べて笑顔が多い気がする。
頑張っているんだ~、息子よ。
頑張れと言うと「頑張れって言うな」と高校生の時言われてから、口にしないようにしてきた。
この写真を見て涙がでた。1000枚の写真は彼が苦労をして、撮った写真。インドネシアの人々に入り込んで撮った写真。これは写真という表現で息子が目標へ向かう途中のプロセスなんだ、涙がでる、全部いい写真に見えてくる。
息子がバイトから帰宅・・。
「お腹すいた~」
「これ、いい写真だね、お母さん涙でちゃった。写真ってこれ全部が君の目標までのプロセス何だね、個展しなね。貴方、もしかして凄い写真家になるかもしれないよ。そんな気がする」
息子の顔を見ると、ただ何も言わずに照れたような何とも言えない笑顔が見えた。
本人いわく「まだまだ納得してない、まだ生活に入り込んだ写真を撮れてない、
もう一歩入った写真を撮りたいんだ」
頑張れ、息子。私は貴方を息子に持ったこと誇りです。
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