
衆議院憲法審査会で与党から推薦された長谷部教授や改憲派の小林慶大名誉教授を含む3人の憲法学者がいずれも、集団的自衛権の行使を含む「平和安全法案」=戦争法案を憲法違反であると断定した今週、政府はその対応に追われました。
そして、歴史に残る憲法審査会から明けて、2015年6月5日の衆院安全法制特別委員会で、問題発言連発で野党から標的にされている中谷防衛相が表題のびっくりトンデモぶっ飛び発言をしました。
ジャスト9分のところで、歴史に残るこの答弁が聞けます。
この発言を最後まで書きます。
「現在の憲法を、いかにこの法案に適応させていけばいいのか、という議論を踏まえて閣議決定を行なった」
ですよ。そんな議論を踏まえとったんかい!
こんなの、立憲主義に反するとか憲法学者に言ってもらわなくても、公民の授業を受けた中高生なら、一斉に
「憲法と法律の順位が逆!」
って突っ込みますよ。
もう、憲法が最高法規でそれに違反する法律は無効だとか(憲法98条1項)、憲法が国家権力を抑制してその濫用を防ぎ、もって国民の権利の侵害をさせないのが立憲主義なんだから法律は憲法に従うのだとか、そういうお説教をする以前のレベルでしょう、この発言。
ところが、目を皿のようにして探しても、この発言を含めて報道したのはテレビ朝日だけでした。
参考人揃って「憲法違反」 身内“墓穴”に野党攻勢
(テレビ朝日 06/05 11:49)
安保法制を巡り、手痛い失点です。衆議院の憲法審査会で、民主党と維新の党がそれぞれ推薦した参考人は憲法違反と明言しました。さらに、自民党などが推薦した参考人も「外国の武力行使と一体化する可能性が極めて高い」として憲法違反と断じました。安保法制の審議中に身内が墓穴を掘った形となり、野党側は勢い付いています。
(政治部・安西陽太記者報告)
民主党の辻元議員は早速、憲法審査会を盾に取って非常に深刻な事態だと、安保法制に対する政府の対応をただしました。
民主党・辻元清美衆院議員:「与党推薦の参考人までも『違憲』であると。これは非常に深刻な事態だ」
中谷防衛大臣:「様々な角度からのご意見が開陳されたというふうに認識している」
民主党・辻元清美衆院議員:「(憲法学者)3名が違憲と言ったことを受けて、法案は政府は撤回した方がいい」
中谷防衛大臣:「現在の憲法をいかにこの(安保)法案に適応させていけばいいのかという議論を踏まえて閣議決定を行った」
一方、自民党の参考人までが憲法違反という異常な事態に、高村副総裁自らが火消しに躍起になっています。
自民党・高村副総裁:「1954年に自衛隊をつくったが、その時、ほとんどの憲法学者が『憲法違反だ』とその当時、言っていた」
順風満帆の政権運営でしたが、ここにきて安保法制や年金情報漏洩(ろうえい)問題のつまづきで、政府・与党には警戒感が出始めています。
まず、こんな憲法無視の発言をした中谷防衛相の辞任を求めないとダメでしょうが。
せっかくこの発言を引き出した辻元議員も、報道したテレ朝も、この中谷発言がいかに問題発言か気がつかないでスルーしてます。ツイッターなどを見ているとおかしいと指摘している市民は多数いるのですが。
全く報道しなかった他の全マスメディアも、問題視しなかった各政党も議員もテレ朝も、その目は節穴かと言いたいです(私に見落としがあったらコメント欄で優しく教えてくださいね)。
当の辻元議員がブログで報告した中谷防衛相とのやり取りもこういう抜粋の仕方で、この問題発言は下線が引いてないどころか、抜粋から漏れてしまっています。
これはどうもですね。
辻元議員をはじめとして民主党や野党の議員たちも、安保法制を批判はしていますが、憲法学者に言われるまで、そもそもこれらの法案が憲法違反であるという意識がほとんどなかったからではないかという感じがするんですよ。
肝心の社民党は出番がないみたいだし(人数が少なすぎてそもそも特別委に入れないみたい)、共産党も志位委員長が連続登板して大活躍しましたが、特別委でこの法案は憲法違反だという真正面からの追及をしていたかどうか定かではありません。私のアンテナには引っかかってきませんでした。ちゃんと追及していたということならご教示ください。
史上最悪の総理大臣と防衛大臣やね、この二人。
そして!
どうも憲法学者がそろって憲法違反だと断定してくれた後でさえも、野党はまだ法律が憲法違反であるということの重大性が分かっていないとしか思えないんですよ。
辻元議員もそうですが、追及の仕方が
「安保法案は憲法学者から疑義が出たのだから、いったん撤回された方がいい」
って言うんです。
いやいやいや!!!!
憲法違反の法案なんて、いったん撤回して修正して出し直しなんてしたらダメでしょう!いったんて何?いったんって?
ちゅうか、この法案、修正のしようがないでしょうが。
集団的自衛権の行使が憲法違反なんだから、それを含む戦争法案なんて廃案にするのは当たり前で、その後も出してきたらダメなんです。
そんなことだから、国家機密法、スパイ防止法と手を変え品を変えだして廃案にさせてきた憲法違反の秘密保護法をまた提出させて、成立させてしまうんです。
そして、明らかに憲法違反の法案を国会に出すような安倍内閣には不信任案を出して総辞職を求めないとダメでしょう!なんのための国会、なんのための野党なの!
やっと言いたいことが言えました。
もう一回言いますが、細かいことはどうでもいいの!憲法違反なんだから戦争法案は許されないんです。民主党も維新の党も集団的自衛権行使にもともと賛成だから、きっぱり言えないのでしょう。
野党ももう一回考えてください。自分たちも容認しようとしていた集団的自衛権の行使は憲法違反なんです。
憲法は政争の具じゃない!
あんたが先頭に立って戦場に赴くとでもいうのか。
中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣は、防衛省の着任式で訓示し、集団的自衛権の行使を可能にするための安全保障法制の整備について、あらゆる事態に切れ目のない対応ができるよう着実に準備を進め、来年の通常国会で、関連法案の成立を目指す考えを示した(2014年12月25日)。
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ググって見つけてドッキリ。ほんとは仲がいいんじゃねえか!?(笑)。
つじもとwebより ワシントンよりNPO議員連盟訪米報告 2013年10月 3日更新
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- 2015年06月05日 19:22
「安保法制特別委員会」で防衛相は立憲主義を軽視。法案の撤回を迫りました
6月5日、本日の「安保法制特別委員会」。
私は質疑の中で、昨日の憲法審査会で与野党の参考人から「違憲である」という指摘を受けた安保法制を撤回すべき、と迫りました。
それに対して中谷防衛大臣は「行政府による憲法の解釈としての裁量の範囲内である」と答弁しました。
また、武力攻撃事態の切迫事態と存立危機事態における「明白な危険」について質疑したところ、中谷大臣は「両者の関係について一概にお答えすることは困難だ」と答弁。いつ武力行使をするか、について「そのときにならないとわからない」ということを認めました。
—————-
以下、委員会でのやりとり(抜粋)です。
辻元 私は、自衛隊も含めまして、宣誓をするときに、「日本国憲法及び法令を遵守し、」これが宣誓に入っております。そして、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。」。自衛隊も、身をもって、身を賭して任務に当たるときに、「日本国憲法及び法令を遵守し、」と。ところが、この日本国憲法、そして、法令が違憲という声が、多数どころじゃないですよ、今。
今、この集団的自衛権の行使をめぐる法案審議をめぐっても、半数以上が反対と。その大きな根拠が、憲法九条違反じゃないかということが根拠になっているということを、中谷大臣は御認識されていますか。
(略)
皆が、これは頑張ってほしい、憲法にも合致しているというものであればいいが、その根幹が揺らいでいるわけですよ。違憲かもしれない、または違憲だと断言されている、政府は合憲だと言い張っておりますけれども、そんな状況で、自衛隊員に、命をかけて戦えとか、命をかけて、我が国が攻められていなくても、他国のために戦えとか行けと言えますか。
私は、昨日の憲法審査会を受けて、三名が違憲と言われたことを受けて、本法案は一回、政府は撤回された方がいいと思いますが、いかがですか。中谷大臣 政府といたしましても、さまざまな角度から御意見を頂戴し、また、現実に、安保法制懇談会という非常に著名な、見識を持った方々に参画をしていただいて御意見をいただきました。(略)
辻元 これは中谷さんの御著書です。
『右でも左でもない政治 リベラルの旗』という御著書の中で、「憲法の拡大解釈は限界に達している」という章でこうおっしゃっています。
「現在、各政党で憲法議論が行われている。憲法を改正するかどうか、改正しなくても解釈の変更を行うべきだとの議論があるが、私は、現在の憲法の解釈変更はすべきでないと考えている。解釈の変更は、もう限界に来ており、これ以上、解釈の幅を広げてしまうと、これまでの国会での議論は何だったのか、ということになり、憲法の信頼性が問われることになる。」
(略)
集団的自衛権の行使についての今お話がございましたけれども、当時は、中谷さんは、集団的自衛権の行使について、なぜ日本国憲法のもとで行使できないとお考えだったんですか。中谷大臣 当時は、集団的自衛権と申しますと、他国を防衛することも含めた、いわゆる国際的な定義による集団的自衛権であったと考えていたからでございます。
しかし、この閣議決定までの議論もいたしましたけれども、昨年の閣議決定というのは、これまでの憲法九条をめぐる議論との整合性を考慮したものでございまして、行政府による憲法の解釈としての裁量の範囲内であると考えまして、私は、これをもって憲法違反にはならないという考えに至っているわけでございます。辻元 こうもおっしゃっているんですね。これは二〇一三年ですから、ちょうど八月ですから、まだ二年もたっていないですね。なぜ今憲法改正が必要なのかという対談をなさっています。
ここで、「政治家として解釈のテクニックで騙したくない。」、大臣、「騙したくない。自分が閣僚として「集団的自衛権は行使できない」と言った以上は、「本当はできる」とは言えません。そこは条文を変えないと……。」こうおっしゃっているんですね。今までそう言ってきた限り、本当はできるとは言えませんとおっしゃっています。これは一年ちょっと前の話なんですね。
(略)
今までは、急迫不正の侵害ということで、日本が攻撃されたという明白なときのみであると。しかし、それがはっきりしなくなった、基準がわからないと、自民党が推薦された参考人が基準がわからぬと言っているわけですよ。どういう基準なんですか、何を目安にするんですか。もう一度答えてください。中谷大臣 (略)武力攻撃事態の切迫の明白な危険と存立危機事態の明白な危険は、危険の内容や評価の視点が異なるという意味においては前提が異なるものでございまして、両者の関係について一概にお答えすることは困難だということでございます。
辻元 今まさしく、両者の関係について一概に答えられない、それが武力行使の基準ですか
と自民党が推薦した長谷部教授が言っておるわけですよ。
では、大臣、あなたが自衛隊を出動させるかどうかを決める役ですよ。一概に、そのときにならないとわからないということですか。中谷大臣 そのとおりでございます。
なお、今日の委員会の模様が、今日の新聞夕刊各紙に掲載されています。
メディア掲載のコーナーにアップしましたのでご覧ください。
防衛相 安全保障関連法案は憲法の範囲内

これに関連して、安全保障関連法案を審議する衆議院の特別委員会で、民主党の辻元政策調査会長代理は、「『違憲かもしれない』『違憲だ』と断言されているが、政府は『合憲だ』と言い張っている。政府は法案を一回、撤回したほうがいい」と指摘しました。
これに対し、中谷防衛大臣兼安全保障法制担当大臣は、「武力行使の新3要件というものをかぶせて、集団的自衛権は、あくまで、わが国の存立を全うし、国民を守るためのやむをえない自衛の措置として必要最小限度のものに限られる。他国の防衛それ自体を目的とする集団的自衛権を認めるものではなく、今回の法案は憲法の範囲内であるという認識に至った」と述べました。
そのうえで、中谷大臣は、「世界各国に認められているものと同様の集団的自衛権の行使を認めるなど、憲法9条の解釈に関する従来の政府見解の基本的な論理を超えて武力行使が認められるとするような解釈を、現行憲法下で採用することは困難だ。そのときは憲法改正が必要だ」と述べました。
高村副総裁も反論
この中で、高村副総裁は、安全保障関連法案に関連し「憲法学者は、憲法9条2項の字面に拘泥するが、今回、限定的に容認した集団的自衛権は、自国防衛の目的に限っており、自衛権について最高裁判所が示している範囲内であることは間違いない」と反論し、指摘はあたらないという考えを示しました。
そのうえで、高村氏は、「与党一丸となって、自信を持ち、緊張感を持って政府を支えていきたい」と述べ、今の国会で成立を期す考えを示しました。
公明・井上幹事長「憲法違反にあたらず 丁寧な説明を」
「解釈変更は政府裁量内」 防衛相、立憲主義を軽視
2015年6月5日 14時03分
他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案に関する衆院特別委員会は五日午前、関係閣僚に対する一般質疑を行った。衆院憲法審査会が参考人に招いた憲法学者三人が憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認は違憲だとの見解を示したことを受け、民主党の辻元清美氏は法案の撤回を迫った。中谷元・防衛相は憲法解釈の変更は政府の裁量の範囲内だと反論した。
憲法解釈を一内閣が変更することは、憲法により国家権力を縛る「立憲主義」に反するとの指摘が強い。中谷氏の発言は立憲主義を軽視しているとの新たな批判を呼ぶ可能性がある。
辻元氏は、四日の衆院憲法審査会で与党推薦を含む参考人全員が安保法案を違憲だと明言し、全国の憲法学者二百人近くが法案に反対する声明を出していることを指摘。その上で「法案の根幹が揺らいでいる。政府は撤回した方がいい」と求めた。
これに対し、中谷氏は集団的自衛権の行使は「国の存立を全うし、国民を守るためのやむを得ない自衛の措置に限られている」と説明。昨年七月の閣議決定による憲法解釈変更は「従来の基本論理を維持したもので、立憲主義を否定してない。憲法解釈(変更)は行政府の裁量の範囲内と考え、これをもって憲法違反にはならない」と述べた。
四日の衆院憲法審では集団的自衛権の行使が可能となる「存立危機事態」の認定基準があいまいとの指摘も相次いだが、中谷氏は「どういう事態が該当するかは、その時点で判断する」と説明。憲法学者がそろって違憲と明言したことについては「政府として立ち入るべきではないが、出席者がさまざまな角度から意見を開陳した」と述べるにとどめた。
辻元氏は、自衛隊員の服務の宣誓に「憲法、法令を順守し、身をもって責務の完遂に務める」という文言があることに触れ、「憲法学の権威ある人たちが口をそろえて違憲だと言う状態で、隊員に命を懸けて、他国のために戦えと言えるのか」と追及した。
審議に先立つ理事会では、民主党の長妻昭代表代行が法案の合憲性に関する与党側の見解を明確にするように求めた。長妻氏は「与党が推薦した憲法学者すら違憲だと言っている。与党は腹の底では違憲だと思っているがやっちまえと法案を出しているとすれば茶番だ」と記者団に説明した。
◆中谷元・防衛相の答弁要旨
(集団的自衛権の行使を認めた)昨年の閣議決定は、これまでの憲法九条をめぐる議論との整合性を考慮したものであり、行政府における憲法解釈として裁量の範囲内と考えており、違憲の指摘は当たらない。これまでの憲法解釈の基本的な論理を維持したものであり、立憲主義を否定するものではない。
(東京新聞)
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自民党の佐藤国対委員長は、人選にあたった船田憲法改正推進本部長に厳重注意したことを明らかにした。
人選ミスだそうです。
審査会の委員は,ちゃんと我々自民党公明党にとって都合の良いことを言うような人を連れてこないとだめじゃないか。審査会なんて名前だけで,会議して結論が変わるようなものではない。我々の主張をごり押しする場であり,出来レースなんだ。あれは,我々の主張が問題ないというう形を整えるためにあるもので,国民にそういう猿芝居を見せるためのものだ。審査会に呼ぶ人は,我々に都合の良いことを言う傀儡でなければならない。NHKの経営委員に我らが安部首相のお友達を送り込んだり,委員会に安倍総統のお友達を続々放り込んだりして,いつも都合の良い結論が出るようにしているのに,どうして今回はこんなことになった?違憲だって国民にばらすようなヤツを連れてくる馬鹿が何処にいる!!
・・・と,こうおっしゃりたいのですね。
膳場さんが「逆ですよね」とコメントしていました。
ただ、報じたのは一日遅れだったと思います。この件に関しては、朝日新聞の電子版もかなり時間が経ってから報じていたようですが、なにか裏で政治的な力学でも働いているんでしょうか。
リベラ・メさん、松田優作!世代が!w
護憲派さま、ありがとうございます。
そうか、23ではやってたんですね。朝日も報じたんだあ。時間がもったいなくてニュースとかリアルタイムで見ないもんですから知りませんでした。
ありがとうございました。
それにしても大評判にはなりませんねえ。
普段から失言をたくさんしておくと、物凄いことを言ってしまってもスルーしてもらえるってことなんだなあ。
けんちゃんさん、なんかちょっとだけ潮目が変わってきましたよね。
これは、つまり、安倍一派は真面目に議論するつもりも無いし聞く耳も持たないということだ。「何を言われようと我々政府で全て決めます、ボク最高責任者だし」って? 日本は北朝鮮化しちゃうんですか?
囂々の非難が起きて然るべきなのにメディアは大人しい報道しかしない。大変恐ろしく感じています。
「憲法を適合させる」という問題の中谷発言を23が報じていたというのはその通りですが、朝日がこの件を報じた、というのは、「参考人として呼ばれた憲法学者が違憲という見解を示した」というニュースのことです。中谷発言については、あらためて確認したところ、少なくとも電子版では紹介されていないようです。やはり、問題視していないということなんでしょうか…
一国の大臣がここまで頭が悪いなんて国恥の極みとしかいいようがない。
こういう記事を書く場合、注意深く事実に沿って書いた方が良いと思います。
○昔、日本共産党の故正森正二衆院議員が自分の著書(と言っても只の宣伝本)の中で、「自民党の議員も自分達と思想は違っても国の為を思う気持ちは同じだ。議場で丁々発止のやり取りをしても、議場を出れば仲良くやっている。」みたいな事を言ってました。
○戦前には共産党員が何人も特高に殺されているのにって少々ガッカリしました。
○そりゃ今は体制内野党ですもんね。