警察庁生活安全局少年課「少年非行情勢」(平成24年1~12月)6頁より。再犯者率とは少年事件の検挙者数中、再犯のものが占める割合。これが年々上がっていることがわかるが、逆に言うと、罰を受けたことがあるものが再犯し、初犯は減っているのだから、厳罰化の意味はないのである。
とても良い試みで私も意表を突かれたのですが、少しけち臭いのでもっと頑張ってほしいと思うニュースです。
また来た少年法 . . . 本文を読む
お子さんの高校受験を来年に控えるお母さんとお話ししたのですが、「裁かない」はそのとき強調した言葉です。
別に、裁判官は裁くけど、弁護士は弁護するのが仕事、ということではありません。
裁かないとは、良い悪いの判断をしないで、そのまま受け取るということです。「傾聴」という言葉もそういうことではないかと思います。
私は法律相談が好きなのですが、弁護士会や法テラス、市役所などでの法律相 . . . 本文を読む
(ぼくらの子供時代のドラマの熱血先生は決して生徒を殴らなかった。いまやGTOどころかROOKIESでさえ殴っちゃうからなあ。夏木陽介の「青春とはなんだ」も、竜雷太のこの「これが青春だ」もいまだに主題歌がそらで歌えます。戦後民主主義教育がまだ生きていたんですねえ)
大阪市立桜ノ宮高校でのバスケ部顧問の体罰により生徒の方が自死された痛ましい事件で、あらためて体罰の問題に焦点があてられていま . . . 本文を読む
「依頼人」
11歳の少年マーク・スウェイ(ブラッド・レンフロ)は、ある午後、8歳の弟リッキーと一緒に近くの森に隠れてタバコを吸いに行く。そこで2人は偶然車の排気筒にホースをつなぎ自殺しようとしている男を目撃する。マークは自分と家族を守るために弁護士を雇うことを思いつく。全財産の1ドルで彼が依頼人となったのはやり手の女弁護士レジー・ラブ(スーザン・サランドン)だった。レージーはFBIを向こうに回 . . . 本文を読む
それでも少年を罰しますか
神戸連続児童殺傷事件の弁護団長が初めて明かす「少年A」の実像。少年法の厳罰化では非行はなくならない。
野口 善國 (著) 1997年神戸連続児童殺傷事件の弁護団長を務める。88‐90年神戸弁護士会少年問題対策委員長。現在、兵庫県弁護士会子どもの権利委員会委員、同人権擁護委員、神戸拘置所篤志面接委員、保護司.
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最近、大津で中学生によるいじめというもおこがましい事件が発覚し、裁判になっても教育委員会や学校がいじめ自体といじめと自殺の間の因果関係を隠ぺいする、言語道断な出来事が次々と明るみに出ています。
大津の教育長などの心無い言動の数々で、善良な市民が怒り心頭に発し、これに便乗する政治家やジャーナリストが雨後の竹の子のように現れて、あることないこと言いふらして、地域社会と教育環境を致 . . . 本文を読む
ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (シリーズCura) [単行本]
ひきこもりとは思春期・青年期に起きる問題で、6か月以上自宅にひきこもって社会参加をしない状態が続き、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいものを言います。この被告人と違いアスペルガーなどの障害がない場合が多いのです。この被告人はそれだけ過酷な状況にあったもといえるでしょう。
約3 . . . 本文を読む
児童虐待が社会問題として認識されるようになり、2000年に「児童虐待防止法」が制定されましたが、相談件数は増加する一方で、対応が困難なケースも多くなっています。
2012年7月26日、全国の児童相談所(児相)が2011年度に、児童虐待の相談・通報を受けて対応した件数は、前年度より3478件多い5万9862件(速報値)で、過去最多を更新したことが、厚生労働省のまとめでわかりまし . . . 本文を読む
(事務所に帰ると、天国気分でうっとりする弁護士)
先週、小学館の女性セブンから取材を受け、大津のいじめ自殺事件についてコメントをしました。
その2012年7月26日号が、19日の木曜日に発売になりました。
私、もともと女性誌好きなんですよ。病院の待合室なんかでよく読みます。だから、女性セブンからの取材は嬉しかったし、編集部の方とも意気投合しました。
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(子ども未来法律事務所の二人の弁護士。あくまでイメージです)
「良き法律家は悪しき隣人である」
イギリスの諺。法律家として有能な人物は杓子定規な思考によって、円満な人間関係を作れず、隣人としては最低である、の意。
今、お医者さんの友達から携帯にメールがあって、
「そうそう、先生。お友達に何年か前に、明日 . . . 本文を読む
大津の中学生がいじめで自殺したことが大変な問題になっていますが、青少年の死因の1番目が自殺であることをご存知でしょうか。
内閣府共生社会政策はが2012年6月8日に公表した「自殺対策白書」によると、2011年(平成23年)の自殺者数は、3万651人でしたが年齢別では、総数が減少するなか、「19歳以下」および「20歳代」 は、自殺者数が増加しています。また、職業別では、総数が減 . . . 本文を読む
仲良くしたい友達に、よってたかっていじめられる日々。
なりたいものや夢があり、やりたいことや希望がたくさんあったのに。楽しいことや笑いあえることがたくさんあるはずの人生が始まったばかりなのに、自ら死を選ぶほどの苦悩や苦痛とはいかばかりだったろうか。
子どもたちを守ってくれるはずの先生や学校や教育委員会が、そんな子どもを守れず、いじめ自殺の後も事実を隠ぺいする。面 . . . 本文を読む
昨日受任した少年事件の親御さんは、必死でネットで少年事件をやる弁護士を探されたそうで、うちのホームページや私のブログも一生懸命お読みになったそうです。
そして、一言。
「おむつ替え台の写真を載せる意味がどこにあるのか」
がくっと来てしまったのですが、
「おむつ台があるからと言って、受ける層は狭い」
とおっしゃるので、
「少年事件を起こす層も狭いので」
と嫌みを言ってお . . . 本文を読む
いろいろ迷ったのですが、今度の事務所も土足厳禁にしました。
前の事務所ではスリッパではつまづくとお年寄りから注文も出たのですが、やはり、子ども達が清潔な床で遊べることを優先したのです。
冒頭の写真は、オリジナル注文で作ってもらっている玄関のカウンター兼下駄箱兼書類だなです。
カウンター設置工事前の玄関。右側にはロッカールーム兼納戸を作って頂きました。
& . . . 本文を読む
大学時代からご指導を受けている鈴木博さん(冒頭の写真後列一番右)が代表取締役を務められるシナジー・スペース株式会社の経営者セミナーSEEの第111期に参加しました。
来年2月まで一年間の長丁場です。
鈴木博さんは、日本におけるヒューマン・グロウス(人間的成長)のトレーナーとして代表的な指導者で、30年間で3万人のトレーニングを手がけ、このSEEには延べ1000社以上の中小企業経営者が参加し . . . 本文を読む