私も創立以来数年教授をしていた法科大学院制度(ロースクール)にますます暗雲が垂れ込めてきました。
司法試験や法科大学院の在り方を検討する政府の有識者会議は、司法試験の年間合格者数を3000人程度とした政府の目標を撤回するほか、合格率が低いなど課題のある法科大学院は定員削減や統廃合を進める必要があるとした提言をまとめました。質・量ともに豊かな法曹の養成」を掲げる政府は2002年 . . . 本文を読む
(左から当事務所弁護士秘書ちかボン、関学ロー出身の中嶋さんと田尻さん、同志社ロー出身の谷岡さん)
2012年5月26日、兵庫県弁護士会主催のホームレス法律相談に参加してきました。
これは、尼崎市と西宮市の境を流れる武庫川の川縁でテントを作って暮らしておられるホームレスの方々をお一人お一人訪問して、生活保護申請をして、アパートに移転して、ホームレス状態から脱出する . . . 本文を読む
(ファンタジー見せたろか、と誓う著者近影)
5月20日に終了する司法試験予備試験の短答式試験。
その後、7月15日に行われる論文試験の合格率は今年も1割前後という激戦が予想されます。
毎年、各予備校で論文試験の直前答練が実施されるわけですが、LEC東京リーガルマインドの予備試験ファイナル答練のオプションとして、東西で講師がゼミを担当することにしました。
今年 . . . 本文を読む
(冒頭の写真は最高裁大法廷。最高裁のホームページより)
下の図のように、法科大学院生が司法試験に合格すると、最高裁が統括する司法研修所に入所して、司法修習生として1年ほどの修習生活を送り、その多くの時間を各地の裁判所、検察庁、弁護士会で学ぶことになります。
この司法修習生は単に学ぶだけではなく、例えば裁判所では判決起案をしてそれが裁判官の判決の原案になることもありますし、検 . . . 本文を読む
法科大学院(ロースクール)は2004年に発足し、この図にあるように、今では裁判官・検察官・弁護士になるための主要なルートとなっています。
この制度発足に合わせ、司法試験の内容も理論中心の旧司法試験からより実務的な新司法試験になっています。
さて、政府の行政刷新会議の「提言型政策仕分け」は2日目の11月21日、大学改革の議論が行われ、合格率の低迷などが問題になっているこの法科大学院(ロースク . . . 本文を読む
今週、司法試験予備試験の論文式試験の合格発表がありました。
わずか123名しか合格者がいませんでしたので、最終的にはやはり合格者は100名強という事になろうかと思います。
まず、今は口述試験の勉強に余年がないであろう、合格者の皆様、本当におめでとうございました。今は、ネットなどやっている暇はないかもしれませんから、お知り合いに合格者がおられたら教えて差し上げてください。
LEC東京リーガ . . . 本文を読む
2004年に裁判所法が改定され、2010年11月からこの給費制(給与)が廃止され、生活費等が必要な修習生には最高裁判所が一定金額を貸し付ける「貸与制」に変更されることになりました。 最高裁がカードローン会社と提携し、連帯保証人2人を取って、司法修習生に金を貸すという異常事態になります。 2010年11月1日に時間切れでいったん貸与制が施行されましたが、多くの国民の声が後押しとなり、11月26日に貸与制導入を1年延期する裁判所法改正が実現しました。 しかし、このままでは2011年11月より貸与制に移行してしまいます。 . . . 本文を読む
冒頭の写真、凄く恥ずかしいんですが、せっかくレックが作ってくださったフラッシュバナーなので。。。。(末尾にさらにデカイのがありますがびっくりしないで!)
はじめて東京出張してガイダンスをします。
「判例百選で書く合格答案の作法」講座。
テキストを一緒に作ったチーム宮武、全員が今回の合格発表で司法試験に合格していました。ですから、受験生にとってかゆいところに手が届くテキストになっています。 . . . 本文を読む
政府が設置した省庁横断の検討会議「法曹の養成に関するフォーラム」(座長・佐々木毅学習院大教授)は8月31日、司法修習生の給与を国が支給する「給費制」を打ち切り、生活資金を貸す「貸与制」に移行することで第一次合意をした。 1年間の実務研修を行う司法修習生にはこれまで給費制を採用。司法制度改革の一環で貸与制への移行が決定したが、昨年11月、議員立法で1年限りの給費制存続が決まっていた。 一方、民主党のプロジェクトチームは8月、給費制を当面延長すべきだとの意見書をまとめていて、貸与制に移行するかは最終的には新政権が判断する。 . . . 本文を読む
政府が設置した省庁横断の検討会議「法曹の養成に関するフォーラム」(座長・佐々木毅学習院大教授)は31日、司法修習生の給与を国が支給する「給費制」を打ち切り、生活資金を貸す「貸与制」に移行することで最終合意した。 1年間の実務研修を行う司法修習生にはこれまで給費制を採用。司法制度改革の一環で貸与制への移行が決定したが、昨年11月、議員立法で1年限りの給費制存続が決まっていた。 一方、民主党のプロジェクトチームは8月、給費制を当面延長すべきだとの意見書をまとめていて、貸与制に移行するかは最終的には新政権が判断する。 . . . 本文を読む
司法改革、とりわけ法科大学院制度創設などの法曹養成制度改革の中、司法試験合格者人数はかつての500人程度から3000人程度に増やすことが志向されました。 しかし、現在は2000人程度にとどまっています。 これを1000人程度に戻すべきであるという弁護士会での決議も相次いでいます。 このままでいいのか、もっと増やすべきなのか、それとも減らすべきなのかについてお尋ねします。 . . . 本文を読む
ツイッターでの受験生の方々との議論に刺激され、書いてみました。
司法試験掲示板に、以下の私案の理由を書いています。質疑応答が出来るようになっていますので、是非、どんどん書き込んでください。
1 司法試験改革
① 合格者を100 . . . 本文を読む
8月10日が、判例百選で書く合格答案の作法、生クラスの初日だったのですが、ものすごい人でびっくりしてしまいました。とにかく教室に入りきらなくて、隣の教室のモニターで同時放映なんて、レック・イズ・ナンバーワン時代の再来ですね。企画、教材、営業、名物講師(笑)がうまく噛み合いました。やはり、皆さん、判例を読むのに手こずっておられるんですよね。 . . . 本文を読む
受験生の必携判例集である判例百選。事案はだいたい知っているし、判旨も頭に入っている。同じ事案であれば、答案もそこそこ書く自信があるんだけど、事案を変えられると…。そんな方に朗報です。 この夏からスタートする「判例百選で書く合格答案の作法」は、判例の規範をまず理解した上でどのようにあてはめるとよいかに軸足を置いた講座です。いわば、<合格答案養成講座>です。 新司法試験対策講座ですが、予備試験や法科大学院入試対策にももってこいの講座です。是非、挑戦してみてください。 . . . 本文を読む