ビートたけしよ、思い上がるな。
ビートたけしが菅政権に大苦言!

タレントのビートたけしはテレビ朝日系の情報番組「ビートたけしのTVタックル」13日の放送で、
コロナ禍に打ち勝つことを目的に東京五輪の開催へ突き進む政府の動きに対し、「(戦争)晩年の日本兵みたいなもの。負けるとわかっていて戦争を続けているようなもんじゃないか」と苦言を呈した。
私は、芸能人やコメンテーターと称する「業者」が、何をどう話したとてそんなことに興味はない。
所詮は彼らの言は浅薄で低級でしかないから贅言(ぜいげん)に値しないと思っているからである。
しかし、今回は先祖を侮辱した言で看過出来ない。
たかがやくざ映画がヒットしたぐらいで「世界の北野」だとは、おへそで茶を沸かしたい。
この男も漫才屋上がりで「芸能界遊泳術」に長けた軽薄タレントの一人である。
近頃は「ジャーナリスト」の肩書もあるらしく、日本のジャーナリストも下がったものである。
今や、若い女に狂って、糟糠の妻を捨て、晩節を汚した恥ずべき男である。
テレビで「首振り人形」宜しく面白くもない、下卑た助平な下ネタを、傲慢な態度でふんぞり返ってしゃべっている。
坂上忍も同類だが、近頃この手のテレビのしゃべり屋が多く、私は「無責任政府批判業者」と名付けている。
手下どもを集めて「たけし軍団」と称し、己を「殿」と呼ばせてやに下がっているなど笑止。
この男、近現代史(太平洋戦争史)の何処をどう解釈してこんな不遜なことが言えるのか。
本質は空疎と空虚なのに、さらに悪いことに己の無内容を勘違いして、怯懦と自己の虚像に対する思い上がった「空者(うつけもの)」に過ぎない。
交通事故の後遺症の為、活舌が悪く、何を言ってるのか聞きにくいが、曲がりなりにも「しゃべり」で飯を食ってるなら、細心の注意を払え、といいたい。
特に歴史関連は、薄っぺらな知識で語るべきではない。
先ず、「日本兵みたいなもの」とは何たる言いぐさか。兵隊は進んで戦争に出たのではない。赤紙一枚で招集され、食料も弾薬もろくに与えられず、
それでも「日本が勝つ」と信じ、父母、妻や子の為、自分の命を鴻毛の軽きにおいて死んでいったのである。
そして兵士は、我々の父であり、祖父なのである。
間違った戦略、戦術、作戦にも物言えぬ兵が散華していった、悲しみや苦しみを理解しているのか。先祖に対する冒涜である。
負けることが判っていたのに、精神論で開戦し、そして、敗戦が避けられないものと判っていたのは兵ではなく、
陸軍では「大本営作戦課」の参謀たち。海軍は「軍令部参謀」たちなのである。
これらの者たちは、実戦場も知らず、遥か後方で、誤った机上作戦により多くの兵を死なしている。
だから、このことをタケシが言いたいなら「無理な戦争を兵隊(国民)に強いた日本軍統帥部」というのが正しい。