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福岡秀興先生の「胎内で成人病は始まっている」という講演会を聞きにいきました。
この内容は本として出版されていて、アマゾンでも高値で一躍有名になったようです。
日本は最近、低体重(2500g以下)の赤ちゃんが増えてきていて、小さく産んで大きく育てることが推進されているけど、
低体重の子供は、大人になって成人病を引き起こしているという研究をされている先生でした。
講演会は、妊娠中の母親の栄養状態が非常に悪くなっているという現状の話から始まりました。
それは、妊娠する前からの現代女性のやせ願望・喫煙などが大きな原因になっているようです。
確かに、アーユルヴェーダでも女性男性共に、妊娠する前に丈夫な子供を産むための体つくりの大切さを伝えています。
だから、体のベースをつくる妊娠初期の栄養がとても大切ということは、お母さんになる人は妊娠する前、日常の栄養状態がとても大切だということです。
確かに栄養状態がよくなくても妊娠はしますが、子供の栄養源はお母さんの胎盤のみです。
そして、子供は、胎児期に自分の体の一生のベースをつくっていきます。
例えば、低体重の子供の腎臓にあるネフロンの数、糸球体の数は少ないというお話もありました。
表面は元気でも、低体重の子供が大人になって太ると、心筋梗塞や腎疾患、耐糖能異常がおこしやすくなり、他の人より成人病になりやすいというデーターも出ているようです。
こんな内容がわかったお母さんは、できるだけ食を見直し、カロリーではなく栄養を摂っていくことをお勧めしますが
知らないで出産した人も多いはず、知識は怖がらせるためにあるのではなく、智慧にするためにあると思うので、これからどんなことに気をつけるといいのか?ですよね。
低体重で産まれてしまった子供に対しては、スキンシップを多くし、太り過ぎないように食生活を気をつけることだそうです。
カロリーに気をつけ、栄養内容の高い食生活ですね。
子供が産まれてくるときに子供の成人になった体まで考えている親はほとんどいないと思います。
考えていないと言うより、子供の成長に関する栄養知識を知らない、生活に役立つ使える知識を得ることができないということが現状なのですよね。
食事とサプリメントを上手に使っていくことがこれからの現代ではとても必要だと痛感しました。
一般の人向けの勉強会がとても大切だな~と本当に思います。コンパスの栄養学の勉強会にもぜひ参加されてください。
ちなみに、妊婦さんに必要と最近盛んに言われている葉酸は、サプリメントの方が吸収しやすいようですよ。
共に学びましょう~