やっと届いたアンディ・サマーズの新譜『Triboluminescence』
某大手レコード販売店のネット通販で予約したのですが、今回このCD自体が日本に入ってこれなかったみたいで、どこのネット通販でも納期が延期になっていました。
現在は普通に買えるようになったみたいです。
タワレコ
http://tower.jp/item/4459003/Triboluminescence
アマゾン
http://amzn.asia/4fCEyiY
私は判断を誤り…大手レコードショップキャンセルしてアマゾンでアメリカから送ってもらったら…それからまた3週間もかかり、GW明けに入手って。。。
とは言え、遅くも早くも新譜は新譜!
どんなアルバムかな?ワクワク
アンディの後ろ姿が印象的なジャケット写真は、アンディの御子息、Mo Summrs君の撮影なんですね!
やっぱりMo君はカラーの人だよ。いいね!いいね!Mo君からみたアンディの姿を見ているみたいです。
今回の『Triboluminescence』はアフリカンな感じのシックだけど色味のあるジャケット。
ギターストラップ和柄っぽいけど、どこで売ってるんだろう?
で、さて…
Andy Summers Triboluminescence Album Teaser
・もし何か
・摩擦発光
・アディンクラ(アフリカ、ガーナの布などにプリントする象徴記号。一つ一つの記号に意味があるらしい。日本で言ったら漢字とかそういうことなのかもしれないです。)
・象鳥(17世紀までアフリカマダガスカル島に生息していたといわれる巨鳥エピオルニス。英名をエレファントバード。体長3m、体重が400~500kgもあったそう。イギリスの作家(SFの父)ハーバート・ジョージ・ウェルズ『イーピヨルスの島』という小説を書いていたりするようなので、アンディも子供の時から知っていたのかもしれないですね。)
・日陰の地
・呪いの人形
・ギガントピテクス(巨猿。約100万年前に出現したと考えられる大型の類人猿。身長3m体重300~500kgに達すると思われる史上最大の霊長類)
・プクル・バニー・バーニー(これがわからない…?どういう意味だろう?バニーのバ―二ーうさぎを叩くバーニーさんって事なのかな?インドネシア語でプクルは時間or叩くなのですが…)
・海の庭
なにかわかるかな?と思って、今回のアルバムタイトルを訳してみました。でも、なんのこっちゃわからん
まあいいか(笑)
ところで…
『絶滅した巨大な生物』がタイトルの曲が2曲も入っているのと、『アフリカ』に関することがタイトルになっている曲も2曲。そして、アルバムジャケットもアフリカっぽいです。
ジャケットの模様◎や《 の形はアディンクラなのかな?だとしたらどんな意味があるのかな?
気になるところですが、 1曲ごとの解説は、アンディのYoutubeチャンネルで本人が解説しているので、英語のヒアリングができる方はそちらを参考にしていただけたら幸いです。
さて、私の全体的な感想としては…
前作『METAL DOG』よりも個人的には好きです。
前作が、サーカ・ゼロ(アンディが2013年辺りにロブ・ジャイルズさんと組んでいたロックバンド。バンドと言っても主要メンバーは2人だけで、ボーカル&楽器のほとんどをロブさんが担当)からのロックの流れを汲んだものだとしたら、今回は、これまでのアンディのソロアルバムからの流れを汲んでいるような感じがしました。
そうだなぁ…メタルドックの曲は、ポリスのアルバムの中に入ってそうな色味(演奏ではないよ、雰囲気)で、トライボの曲は、アンディー個人名義のアルバムに入ってそうな色味って感じかな?
ザックリ分けるとですが…
ただ、2枚を続けて聞くと、やっぱり兄弟のような雰囲気があって、キラキラ感とか…音のやっぱり色味、使っている楽器だったり音だったりとかが近いものがあるのかもしれないです。
良くわかんないけど(音痴だから)
それから、像鳥や巨猿は『walking your footstep』的な感じもしました。
前半2曲は、アンディの行先の予想が付かないギターソロ満喫の曲。そこからアンディらしい展開の曲になって行くのですが、
やっぱりアンディは作曲がというよりも、音の配置の仕方がとてもうまいと思いました。
素晴らしい建築家でありインテリアコーディネーターみたいな感覚がしたんです。聞いたときに。
前作、今作ともほぼすべて自分一人で演奏しているのですが、音に足りない感じはしません。ヘンに飾りすぎてもいなくて、いい塩梅のバランスで
”一人じゃないと出来ない曲”に仕上げてるな~と、あらためてアンディのセンスにグッときました。。
”個性的だけど心地よい”そんな部屋に通されたみたいです。
ほら、なんていうんだろう…
モデルルームやシティーホテルのように、素敵な重厚感のある家具、照明、生活感の無い雰囲気では無くて、ずっと生活感がある…何ならちょっと物が散らかっているそんな感じです。
その散らかり具合がなんか家主の性格が出てて、なんか味があって…みたいな(笑)
暮らしやすく上手く物が露出されていて、家具の配置も色味も含めてその具合が素敵だな~みたいな感じ。
音楽を説明するのは知識が無くてできないけど、音は部屋の雰囲気に似ているのかもと思ったりしました。
なんか、ほんと、今回の新譜を聞きながらそんなことを思ったりしました。
アンディん家とか仕事場って、なんか過ごしやすそう。
なんて抽象的なことを書いていても、全然なんの毒にも薬にもならないのはわかってるけど、なんにも音楽的な言葉が浮かんでこないんだも~ん!
なんぼでも、褒める言葉はあるよ
でも、なんかそういうのが当てはまらないのが今回の『Triboluminescence』のような気がします
大げさにスゲースゲースゲー――――って言いふらしたい感じじゃないんです。
なんだろう?この感じ。
サーカの時はもうみんなと共有したくて『すげ~!!』って感じだったのにな。不思議です。
だけど、是非、アンディん家に行ってみてください。
きっと、なんかアンディらしい空間を見れると思います。
そんなアルバムでした。
Andy summers
75才
あえて
『末恐ろしい』って言っておきます。
10年後、どんなアルバム作ってるんだろう?
そんな期待してしまいます!
期待と言えば…
今回CDで発売された『Triboluminescence』の最後の曲『Garden of the Sea』この曲だけ共作なんです。
今回コラボレーションしたのはArtyom manukyan(アルティヨム マムキアン)さん。
アルメニア出身で現在はLA在住のジャズ・チェリスト。ジャズベースの手法をチェロで行うのが特徴のようです。
日本でもCDが買えるくらいだから、かなり注目さてている若手アーティストとのコラボなんだと思います。
こちらでいくつか音が聴けます
http://elsurrecords.com/2016/04/12/artyom-manukyan-citizen/
ディスクユニオンでもCDは購入できるようです。
こうやってコラボするのも、アンディの魅力ですね!この流れで、またラボレーションでCD作るもの良いと思うんだけど。。。どう?アンディ?
また、ドラムのサウンドアドバイスとしてMike(Michele?)Dubinさんという名前もCDに記載されていました。
ギター、チェロ、ドラムのバンドって…どう?
これ、このトライアングル絶対面白いと思うよ!
そして、今回収録したスタジオは
LAベニスビーチの『Moving Target』っていうスタジオ(笑)(とは言っても、アンディ所有のいつものスタジオだと思います。アルバムによって、名前を変えるんです。)
ムービングターゲット…『時間と共に要求が変わる』という意味でいいのかな?
意味深だね~、アンディ。
そして、前回の庭はヨークさんと『魂の庭』、今回はマキアンさんと『海の庭』。
アンディのお家にも素敵なお庭がありますよね。アンディが今回のアルバム解説をしている動画が撮影されたのは、アンディの家の庭だと思うんだけど、すごく素敵です。あれはイングリッシュガーデンなのかな?
庭って、イギリス人っぽい感じがします。
さてさて、次、第3の庭はあるのか???
こちらもまた楽しみですね。
PS
お気に入りは、呪いの人形です
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