ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

クラフトビールと焼酎の桃源郷 藤居醸造(その3)

2025-02-02 17:21:29 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「藤居醸造」の続きです。


ビール等のドリンクメニューです。

     

     

ビールの種類は定番3種。ラガーがラインナップされているのが嬉しい。こちらは焼酎蔵なので、ビールの後に焼酎に移行することも可能。

     

     

まずはLAGERから。もちろん全てパイントでしょう。ハーブ系のホップの爽快な香りとモルトのクリスピーな香り。甘いエステル香も。モルトの旨味はしっかり目で、ホップの苦味が心地よく効く。ホップによる酸味のアクセント。旨い!ハーブ系のホップの香りが特徴のややモルティなラガーです。

     

     

続いてはPALE ALE。柑橘系のホップの豊かな香りが素晴らしい。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味がボディ同様しっかり効く。旨い!柑橘系のホップの豊かな香りが特徴のボディとのバランスのとれたペールエールです。IPAと言われても通じるくらいです。

     

旨いビールを頂きながら、窓から見える芝生の緑に癒されます。

(続く)



藤居醸造
大分県豊後大野市千歳町新殿150-1
TEL:0974-37-2016

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クラフトビールと焼酎の桃源郷 藤居醸造(その2)

2025-01-30 18:06:20 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「藤居醸造」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

こちらがビールの醸造所です。ガラス越に中を見てみると、醸造設備を確認できます。仕込みの規模は500Lで、発酵タンクが500L×3基、200L×1基という体制だそう。200Lタンクはパイロット用でしょうか。

     

     

こちらがタップルームの建物。新しいことは知っていましたが、テンションが上がるくらいの素敵な建物です。苦労して歩いてきた気分が吹き飛びます。

     

     

店内に入ると、センスの良いシンプルなカウンターがお出迎え。黄金の4本のタップが並びます。注文はこちらで行います。

     

     

     

カウンターの左手は藤居醸造の麦焼酎やビールが並ぶ売店です。こちらはプチ売店で、道を挟んだお向かいに立派な売店が別途存在します。

     

     

     

タップルームの客席の様子。超オシャレな空間!テーブル席以外に外を望む座席もいい。なんと2階席も。気合の入れようが半端ないです。こんな素敵な空間でビールを頂けるとは、桃源郷ですね。

(続く)



藤居醸造
大分県豊後大野市千歳町新殿150-1
TEL:0974-37-2016

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クラフトビールと焼酎の桃源郷 藤居醸造(その1)

2025-01-26 10:59:10 | ビール紀行(九州・沖縄)
今回からは大分県豊後大野市の「藤居醸造」へのビール紀行をお送りします。藤居醸造は昭和4年創業の麦焼酎蔵。焼酎の銘柄は泰明で、完全手造りにこだわられています。その焼酎蔵が2022年よりビール醸造を開始しました。ビールのブランド名は「IDA」で、蔵のある地域の名称「井田」からきているそうです。ビールのスタイルは伝統的なスタイルで硬派な3種類。一般的なエールだけではなく、ラガーも手掛けています。醸造所には大変素敵なタップルームを持っており、新鮮なビールとともに優雅な時間を過ごすことができます。問題は醸造所へのアクセスです。当社のインスタグラムでは、JR豊肥本線の三重町駅からバスで17分なのですが、バスの本数が少ないのと、鉄道との接続が悪く、大分市内から行って帰ってくるのは、3パターン程度しかありません。もちろん、駅からタクシーを使えば便利ですが、結構距離があるのでためらわれます。今回は行きは豊肥本線の犬飼駅から徒歩で向かいました。醸造所まで結構距離がありましたが、その先にはクラフトビールと焼酎の桃源郷が待っていました。

     

     

     

JR豊肥本線で犬飼駅に到着。大分市内からここまでのアクセスはまずまずです。犬飼駅は非電化なので架線のない小さなホームだけの駅です。

     

犬飼駅の駅前です。ここから醸造所の方面に向かうバスはありますが、接続が悪く、1時間以上ここで待たないいけません。ということで歩いて向かうことにします。

     

     

     

駅から長距離覚悟で歩いて行きます。しばらく歩くと犬飼の市街地を通ります。歩くのが面倒な方は、ここでタクシーに乗ることをオススメします。

     

     

     

GoogleMapを頼りに見知らぬ道をひたすら歩く。

     

     

     

バスが通る幹線道路を歩いて行きます。そして左に入りしばらく歩くと、ようやくそれらしい建物が見えてきました。醸造所に到着のようです。ここまで歩くこと1時間半、長かった・・・。

(続く)



藤居醸造
大分県豊後大野市千歳町新殿150-1
TEL:0974-37-2016

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大分県佐伯に新規醸造所 OrangCraftBrewery(最終回)

2025-01-23 16:23:50 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「OrangCraftBrewery」の続きです。


ビールのメニューです。

     

自家醸造ビールが4種類とゲストビールが2種類。ゲストビールに、くじゅう高原地ビールのスタウトが入っているあたりが大分らしいです。

     

     

まずは「CAN MAN ALE」(ペールエール)から頂きます。名称の「CAN MAN」は佐伯の方言で、「かんまん=かまわない」という意味だそう。ライトなホップの香りとモルトの香りのバランス。モルトの旨味はややしっかりながらもドリンカブル。ホップの苦味がしっかり目にボディを引き締める。旨い!ライトなホップの香りとモルトのクリスピーな香りが特徴のドリンカブルなペールエールです。

     

     

続いては「CAN MAN BROWN」(ブラウンエール)。やや芳醇なモルトの香り。モルトの旨味はやや控え目で、モルトの風味のフィニッシュ。旨い!軽めのモルトの豊潤な香りとライトなボディが特徴のブラウンエールです。

     

フードの種類はミニマム。スタンディングでビールに集中するなら、これで十分です。

     

     

「ウィンナー盛り合せ」を注文しましたが、在庫がないとのことでしたので、あるものを提供してもらいました。紫蘇をつかったソーセージでした。

     

     

今回の締めのビールに選んだのは「SENDO IPA」。パイントでがっつり頂きます。穏やかな柑橘系のホップの香り。モルトの旨味はややしっかりで、後からじわじわとホップの苦味が効く。旨い!まるでビターのような、旨味・苦味をじっくり楽しむIPAです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、地元の方の好みを意識した、ライトでドリンカブルな仕上がり。その中でもIPAはイギリス系のビールを飲んでいるような味わいで、個人的に大変気に入りました。地元の方はここでサクッとビールを頂いて、飲食店で食事をされるのでしょう。大分県も南部が楽しくなってきました。

ブルワー様、訪問時はお世話になりました。地元の貴重な情報に感謝です。



OrangCraftBrewery
大分県佐伯市大手町3-5-7

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大分県佐伯に新規醸造所 OrangCraftBrewery(その2)

2025-01-20 18:49:20 | ビール紀行(九州・沖縄)
前回の「OrangCraftBrewery」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

2階建ての建物の1階部分が醸造所兼タップルームになっています。辺りが暗い中、ここだけが灯りを放っていて、オアシスのようです。

     

     

店内に入るとビアサーバーとカウンター。テーブルは1つだけで、あとは壁沿いに簡易なテーブルがあります。椅子はなく、スタンディングスタイルですね。ガラス越しに隣の醸造所の様子がうかがえます。仕込みの規模は220Lで、発酵タンクは500L×1基、220L×3基という体制。極めて小回りが利く規模です。



サーバーのタップ数は7本。おそらく佐伯市で一番多いと思われます。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



OrangCraftBrewery
大分県佐伯市大手町3-5-7

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大分県佐伯に新規醸造所 OrangCraftBrewery(その1)

2025-01-18 17:38:39 | ビール紀行(九州・沖縄)
大分県は以前はビール醸造所が極めて少ない県でしたが、近年の醸造所創設ラッシュの中で新規醸造所が立ち上がり、賑やかになってきました。そんな新規醸造所の中から、大分県佐伯市の「OrangCraftBrewery」へのビール紀行をお送りします。OrangCraftBreweryは昨年7月に醸造を開始した醸造所。醸造所には併設のスタンディング形式のタップルルームがあり、気軽にビールを楽しむことができます。事前の情報はインスタグラムを参照する程度で、エールビールが中心というくらいで、事前情報はあまりない状態で訪問してみることにしました。醸造所へのアクセスはJR佐伯駅から徒歩約25分。佐伯の場合、飲食店があるエリアは駅から離れています。駅からバスもあるのですが、夜は全くなかったので、歩いて醸造所に行ってみました。さてどんなビールに出会えるでしょうか。

     

     

日豊本線で佐伯駅に到着。ここから南は本数の極めて少ない秘境エリアになってきます。

     

     

佐伯駅と駅前の様子。佐伯の玄関口ですが、街の中心部はかなり離れているようです。

     

     

     

あいにくの雨の中、醸造所に向けて歩いて行きます。あたりは暗く孤独な戦いです。

     

     

     

約20分、幹線道路を歩いて、街中の方へ左折。醸造所があると思われる裏路地へ。

     

それらしい灯りが見えてきました。醸造所に到着です。ほっと一息。

(続く)



OrangCraftBrewery
大分県佐伯市大手町3-5-7

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(最終回)

2025-01-13 17:48:47 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


次に頂いたのは「Iyokan IPA」。コンテストで金賞を獲ったビール。

     

     

3杯目からは専用グラスでたっぷり頂きます。興居島産伊予柑の摘果を使用。伊予柑の香りと青みかんならではの苦々しい香りが素晴らしい!モルトの旨味はしっかりで、果汁感も感じられる。後からホップの苦味と果皮の苦味。激しく旨い!伊予柑の果実と果皮の香り・苦味がホップの香り・苦味に上手く重なる絶妙なIPAです。

     

     

最後は「Peach Hazy IPA」で締め。長野県産の川中島白凰をたっぷり使用。とろっとした桃汁の口当たりにほどよい桃の香り。これに重なるホップの香りと調和。旨味はしっかりで、桃の果汁感も感じながら、桃による酸味とホップによる苦味が効く。旨い!桃の香り・果汁感にホップの香り・苦味が上手く交差するヘイジーIPAです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、愛媛ならではの地元の柑橘の個性を上手く引き出しながら、らしさを表現したビールで素晴らしい。それぞれの柑橘の風味が違った形で反映されています。柑橘の香り・苦味とホップの香り・苦味を上手く掛け合わせる術に長けています。この愛媛らしさを武器に全国で勝負してもらいたいです。

ブルワー様、この度はタップルーム休業日にも関わらずご対応いただき、誠に有難うございました。

     

また来よう。



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その4)

2025-01-11 17:41:05 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


ビールのメニューです。

     

     

ケグ出しのビールの種類は7種類で、うち4種類もIPAがあります。その他、瓶・缶のビールは5種類ありました。

     

     

最初に頂いたのは「Rice Lager」。テイクアウト用のプラカップで提供してもらいました。愛媛産の松山三井という米を使用。超爽快なホップの香りと米ならではのさっぱりとした口当たりが素晴らしい!モルトの旨味は控え目でドリンカブル。ホップによる酸味がほんのり効いて、良いアクセント。旨い!ホップの香りが超爽やかな、スルスル飲めるライスラガーです。

     

     

続いては「不知火IPA」。興居島産不知火使用で、いわゆるデコポンですね。ます口に含むとデコポン!あの個性的な香りがはっきりと分かります。モルトの旨味はややしっかり目で、ホップによる酸味・渋味が全体を締める。激しく旨い!まんまデコポンの香りとアメリカンホップが重なる、絶妙なフルーツビールです。脱帽です。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その3)

2025-01-07 16:38:35 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


醸造所兼タップルームの建物です。

     

古民家の建物をできるかぎり残しながら、中を醸造所兼タップルームに改装されています。

     

     

     

中に入ると、ビールサーバーが並ぶカウンター。その右手奥が醸造所になっています。仕込みの規模は500L、発酵タンクが500L×4基という体制。古民家内に醸造所を造る訳ですから、設備の規模がかなり制限されることでしょう。

     

     

カウンター左手ののれんをくぐると、タップルームのスペースになっています。中庭が見えるこのテーブルが特等席。

     

     

こんな素敵な小上がりの客席もあります。時間の事を気にせず、こんな空間でゆっくりビール、贅沢な時間になりそうです。

それでは待望のビールを頂きましょう。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その2)

2025-01-04 19:47:56 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


興居島の由良港に到着。

     

     

     

歩いて醸造所へ向かいます。瀬戸内らしい、静かで穏やかな島です。

     

     

     

スマホの地図を頼りに、歩いて行きます。神社の隣に、それらしき古民家を発見。

     

     

gogoshima beer farmに到着です。飛行機、バス、電車、船と乗り継ぎ、ようやく来ることができました。この日はタップルームはお休みのなので、看板は閉店の文字になっています。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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