ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(最終回)

2025-01-13 17:48:47 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


次に頂いたのは「Iyokan IPA」。コンテストで金賞を獲ったビール。

     

     

3杯目からは専用グラスでたっぷり頂きます。興居島産伊予柑の摘果を使用。伊予柑の香りと青みかんならではの苦々しい香りが素晴らしい!モルトの旨味はしっかりで、果汁感も感じられる。後からホップの苦味と果皮の苦味。激しく旨い!伊予柑の果実と果皮の香り・苦味がホップの香り・苦味に上手く重なる絶妙なIPAです。

     

     

最後は「Peach Hazy IPA」で締め。長野県産の川中島白凰をたっぷり使用。とろっとした桃汁の口当たりにほどよい桃の香り。これに重なるホップの香りと調和。旨味はしっかりで、桃の果汁感も感じながら、桃による酸味とホップによる苦味が効く。旨い!桃の香り・果汁感にホップの香り・苦味が上手く交差するヘイジーIPAです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、愛媛ならではの地元の柑橘の個性を上手く引き出しながら、らしさを表現したビールで素晴らしい。それぞれの柑橘の風味が違った形で反映されています。柑橘の香り・苦味とホップの香り・苦味を上手く掛け合わせる術に長けています。この愛媛らしさを武器に全国で勝負してもらいたいです。

ブルワー様、この度はタップルーム休業日にも関わらずご対応いただき、誠に有難うございました。

     

また来よう。



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その4)

2025-01-11 17:41:05 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


ビールのメニューです。

     

     

ケグ出しのビールの種類は7種類で、うち4種類もIPAがあります。その他、瓶・缶のビールは5種類ありました。

     

     

最初に頂いたのは「Rice Lager」。テイクアウト用のプラカップで提供してもらいました。愛媛産の松山三井という米を使用。超爽快なホップの香りと米ならではのさっぱりとした口当たりが素晴らしい!モルトの旨味は控え目でドリンカブル。ホップによる酸味がほんのり効いて、良いアクセント。旨い!ホップの香りが超爽やかな、スルスル飲めるライスラガーです。

     

     

続いては「不知火IPA」。興居島産不知火使用で、いわゆるデコポンですね。ます口に含むとデコポン!あの個性的な香りがはっきりと分かります。モルトの旨味はややしっかり目で、ホップによる酸味・渋味が全体を締める。激しく旨い!まんまデコポンの香りとアメリカンホップが重なる、絶妙なフルーツビールです。脱帽です。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その3)

2025-01-07 16:38:35 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


醸造所兼タップルームの建物です。

     

古民家の建物をできるかぎり残しながら、中を醸造所兼タップルームに改装されています。

     

     

     

中に入ると、ビールサーバーが並ぶカウンター。その右手奥が醸造所になっています。仕込みの規模は500L、発酵タンクが500L×4基という体制。古民家内に醸造所を造る訳ですから、設備の規模がかなり制限されることでしょう。

     

     

カウンター左手ののれんをくぐると、タップルームのスペースになっています。中庭が見えるこのテーブルが特等席。

     

     

こんな素敵な小上がりの客席もあります。時間の事を気にせず、こんな空間でゆっくりビール、贅沢な時間になりそうです。

それでは待望のビールを頂きましょう。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その2)

2025-01-04 19:47:56 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「gogoshima beer farm」の続きです。


興居島の由良港に到着。

     

     

     

歩いて醸造所へ向かいます。瀬戸内らしい、静かで穏やかな島です。

     

     

     

スマホの地図を頼りに、歩いて行きます。神社の隣に、それらしき古民家を発見。

     

     

gogoshima beer farmに到着です。飛行機、バス、電車、船と乗り継ぎ、ようやく来ることができました。この日はタップルームはお休みのなので、看板は閉店の文字になっています。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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瀬戸内の離島へ gogoshima beer farm(その1)

2024-12-31 15:24:32 | ビール紀行(中国・四国)
四国の醸造所に多いのですが、最近柑橘を上手く使ったビールが増えています。そんな醸造所の中から、愛媛県松山市の離島、興居島の醸造所「gogoshima beer farm」へのビール紀行をお送りします。gogoshima beer farmは2022年12月に誕生した醸造所。こちらのブルワーの方には以前、DD4Dで修行されていた時にお会いしていて、興居島で醸造所の開業を計画していることを知りました。素敵な瀬戸内での離島での醸造所、ずっと訪問したいと思っていましたが、ようやく実現できました。ビールのスタイルは多彩でIPAが多い傾向。そのIPAを地元の柑橘と上手く重ね合わせたビールが特徴です。醸造所には併設のタップルームがあり、古民家内でゆっくりとビールを楽しむことができます。今回の訪問時はタップルームの営業は無かったのですが、事前にお願いして醸造所でビールを頂けることになりました。醸造所へのアクセスですが、伊予鉄の高浜駅を下車し、高浜港からフェリーで13分、下船後徒歩約5分。離島ではあるものの、かなりアクセスしやすい醸造所です。

     

     

伊予鉄で高浜駅に到着。松山市内から約20分と気軽に来ることができる距離です。

     

     

     

高浜駅を降りたら目の前がフェリー乗り場です。そしてその先に見えるのが興居島。

     

     

フェリーが到着し、乗船します。目の前の興居島が迫ってきます。

     

     

     

興居島の穏やかな風景を眺めていると、もう到着。醸造所最寄りの港、由良港です。

(続く)



gogoshima beer farm
愛媛県松山市由良町803-1

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広島のビールシーンの中心的存在 HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(最終回)

2024-01-10 17:44:24 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING」の続きです。


フードのメニューです。

     

     

     

串焼きを中心とした広島繋がりのあるメニューが豊富です。これだけ地元産の食材にこだわっていると旅人として嬉しい。

     

     

最初に頼んだのは「梶谷農園のハーブサラダ」。ごまドレッシングをセレクトしました。優しいごまドレッシングと香り豊かなハーブが合いますね。元気になりそうなサラダです。

     

     

次に注文したビールは「大号令生酛酒粕サワーエール」。広島県の酒蔵の生酛の酒粕使用。レモンのような柑橘のような爽やかなエステル香。生酛の酒粕か酵母由来か分かりませんが、綺麗で強すぎない酸味が心地よい。旨い!

     

     

フードを追加。こちらは「せせりの山椒花椒ポン酢」。せせりのプリプリした歯応えと山椒風味のお肉の味わいで美味しい!ポン酢感はあまりなし。

     

     

最後は「大手町 One to Go IPA」で締め。かなり濃厚なモルトの凝縮した香りと厚みのあるホップの香り。モルトの旨味はしっかり濃厚。ホップの苦味はモルトにやや負け気味ながら、しっかり効く。旨い!かなり濃厚なモルトの豊潤な香りが特徴のウェストコーストIPAです。ここまでモルトの香り・旨味に振ったIPAは他にはないです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、どれも極めて完成度の高いビールばかり。広島の柑橘を使ったビールも、フルーツビールとしてではなく、正規のビールとしても完成度が高いです。ビールのスタイルは今流行りのスタイルが多いけど、どれも絶妙なバランスで造られています。フードは地元の食材にこだわっているし、ビール×食事の相乗効果で楽しめる醸造所です。



CRAFT BEER と炭火『はればれ』&
HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING
広島市中区大手町1丁目5-10 
TEL:082-236-9313

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広島のビールシーンの中心的存在 HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(その3)

2024-01-08 22:00:50 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING」の続きです。


ビールのメニューです。

     

ビールの種類は10種類ですが、10番は品切れの模様。それにしても超多彩です。どう組み立てるべきか迷います。

     

     

悩んだ挙句最初に注文したのが「広島日の出ラガー」。ウッドチップを使用したアンバーラガー。やや抑え目のモルトの豊潤な香りと爽やかなホップの香り。モルトの旨味はややしっかりで、ラガーらしく綺麗にきれる。旨い!爽やかなホップの香りが特徴の、綺麗なアンバーラガーです。

     

     

続いてはしっかり系をということで、「本通り ウェストサイド クラシックIPA」。ハーブ系の凝縮したホップの香り。モルトの旨味はしっかりで、ボディをホップの苦味がしっかり引き締める。旨い!ハーブ系のホップの香りが特徴の、重くないウェストコーストIPAです。これもきりッとしています。

     

     

続いては「レモンブル GO HIROSHIMA」。広島のレモンとネーブルを使用したゴールデンエール。レモンとネーブルに起因する爽やかで重くない柑橘の香り。モルトの旨味はしっかり目で、ホップの苦味と果実による酸味がバランスよく効く。旨い!レモンとネーブルの香りと酸味が穏やかに漂う、極めてバランスのとれたフルーツエールです。

立て続けに3杯、なかなかの仕上がりのビールばかりです。

(続く)



CRAFT BEER と炭火『はればれ』&
HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING
広島市中区大手町1丁目5-10 
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広島のビールシーンの中心的存在 HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(その2)

2024-01-06 17:18:51 | ビール紀行(中国・四国)
前回の「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING」の続きです。


醸造所に到着。

     

     

ビルの1・2階部分が店舗と醸造所になっています。2階に醸造設備を確認できます。

     

     

     

お店の入口にはビールをサーブするカウンターになっています。軽く飲むお客さんはここで十分ですね。タップ数は14本!おそらく広島では最も多いのではないでしょうか。

     

     

1階はカウンター席以外に入口付近にテーブル席がいくつか。その奥は「はればれ」の店舗になっています。

     

     

外から見た時は醸造所は2階のようでしたが、1階にも醸造設備がありました。カウンターの真裏に発酵タンクが並んでいました。

     

     

さらに2階に上がると、そこは仕込みを中心とする醸造スペースでした。仕込みの規模は500L。発酵タンク500L×8基という体制だそうです。

それではビールを頂きましょう。

(続く)



CRAFT BEER と炭火『はればれ』&
HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING
広島市中区大手町1丁目5-10 
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広島のビールシーンの中心的存在 HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(その1)

2024-01-03 21:13:05 | ビール紀行(中国・四国)
広島市内は2009年に平和工房がクローズして以来、醸造所が不在な都市でしたが、近年多くの醸造所が創業し、賑やかな街になってきました。そんな醸造所の中で広島市中心地にありビールシーンの中心的な存在の「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING」へのビール紀行の模様をお送りします。HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWINGは市内最大級の醸造所で、併設のレストラン「CRAFT BEER と炭火『はればれ』」や系列のビアパブを中心にビールを頂くことができます。特に、併設のレストランは昼間から営業しており、自分のスケジュールに合わせてフレキシブルに利用できるところが有難いです。醸造所へのアクセスですが、市電の電停「紙屋町西」か「本通り」から徒歩3分と大変便利な場所にあります。訪問したのは随分前のことで、まだ暖かい季節でした。

     

     

市電で「紙屋町西」電停に到着。広島駅からは少々時間がかかりますが、繁華街の中心地です。

     

     

     

電停から南下し、醸造所へ向かいます。しばらく歩くとアーケードの通りに出ます。

     

するとすぐ右手にそれらしいお店を発見。醸造所に到着です。あっけないくらいの便利な立地です。

(続く)



CRAFT BEER と炭火『はればれ』&
HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING
広島市中区大手町1丁目5-10 
TEL:082-236-9313

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ビール紀行家の夏休み2023 markⅡ

2023-09-21 17:35:39 | ビール紀行(中国・四国)
ビール紀行家の夏休み2023の第二段。

     

     

高知県の桂浜近くに誕生した「South Horizon Brewing」に行ってみました。新港の丘の上に立つ立派な平屋の建物。緑の芝生が癒されます。

     

眼下には雄大な太平洋が広がります。絶好のロケーションです。

     

     

店内もカウンター中心のレイアウトで、かっこいい演出。アメリカのクラフトビール醸造所のようで、結構、イケてます。

     

     

     

自社ブランドのビールは3種でしたので、全て頂きました。訪問時は自家醸造ではなく、愛媛のDD4Dの設備を使用してのビールでした。近々、こちらで醸造開始になるとのことでした。椎茸出汁と白麹を使用したビール、面白かったです。



South Horizon Brewing
高知県高知市仁井田4712番5

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