ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

旨くてオシャレ 臺虎精釀(最終回)

2019-12-16 15:03:01 | ビール紀行(台湾)
前回の「臺虎精釀」の続きです。


次に頂いたのは「臺虎 再見柚子」、柚子を使ったIPAのようです。ちなみに柚子は日本産。

     

     

口に含むと柚子の香りと酸味が炸裂!その後に柚子の皮の苦味とホップの苦味が重なる。確かにIPAです。激しく旨い!柚子の香りと酸味が炸裂するフルーツエールです。かなり個性的で日本にもないフレーバーです。

     

     

こちらはフードのメニュー。暗くて分かりづらいですが、ハンバーガーやフライドポテト、そして数種のオツマミといった感じです。

     

     

注文したのは「金鴨辣椒天婦羅紫菜」。全く内容が分からず注文しましたが、どうやら海苔を揚げたお菓子のようです。台湾らしいやや甘めの「ふりかけ」付き。ビールのお供にぴったり。

     

     

そして最後の締めとして注文したのが「Taiwan Head Brewers 春分」、プラムエールとのこと。確かに青梅の香りとお酒のような個性的な厚みのあるエステル香が香る。モルトの旨味はしっかりで、梅の酸味が爽やかに心地よく、かつしっかり効く。旨い。梅の個性がしっかり反映されたフルーツエールです。日本の梅のビールにはないお味です。

今回はこれにて終了。今回は本格的なIPAは飲まず、柚子など使用した個性的なビールなかりでしたが、なかなか原料の個性を上手く引き出す旨いビールでした。同じ原料を使いながら、日本のものとは違うビールに仕上がっていて、こちらの醸造所の実力を感じました。

     

この後、しっかり定番の台湾ビールも頂きました。これも台湾訪問では欠かせないです。



臺虎精釀 啜飲室台中
台湾台中市西区中興ㄧ巷22号

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旨くてオシャレ 臺虎精釀(その2)

2019-12-14 15:13:54 | ビール紀行(台湾)
前回の「臺虎精釀」の続きです。


タップルーム店内の様子。

     

     

かなり暗く大人向けのムーディな店内。お客さんでごった返しています。しかも欧米系の外国人の比率高し。

     

     

ビールのメニューです。照明が暗く、しかも文字が小さいので非常に分かりづらいです。

     

黒板を見た方がいいかもしれません。一見すると20種類くらいあるように見えますが、自家醸造のビールは15種類で、後はカクテルのようです。15種類、やはり多いですね。

     

     

最初に注文したのは「臺虎925」(台湾ラガー)です。モルトの厚みのある香りとそれに隠れる感じのホップの香り。モルトの旨味はややしっかりで、ホップの苦味が心地よく効く。モルト感しっかり目のラガーです。旨い。

     

こちらのオリジナルコースターです。無茶苦茶、カッコいいです。日本の醸造所もこんなセンスのいいコースター採用して欲しいです。許可を得て、お土産に頂いて帰りました。

(続く)



臺虎精釀 啜飲室台中
台湾台中市西区中興ㄧ巷22号

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旨くてオシャレ 臺虎精釀(その1)

2019-12-11 13:40:17 | ビール紀行(台湾)
蔡氏醸酒の台中草悟店を後にして、近くにある「臺虎精釀」のタップルーム「啜飲室台中」に向かいます。「臺虎精釀」は台湾のクラフトビールの中でも最も人気のあるクールな醸造所のようです。台北を中心に各地にタップルームがあるようです。

     

     

ネットの情報を頼りに台中の街中をタップルームを求めて歩いて行きます。場所が分かりにくいとのことなので、慎重に進みます。すると臺虎精釀らしい照明看板が見えてきました。

     

     

臺虎精釀の啜飲室台中に到着です。この緑色にライトアップされたひょうたんのようなトレードマークが目印。デザインは虎のようです。

     

     

こちらのタップルームは古い建物をリノベーションしたようです。しっとりとした雰囲気がなかなかいい味を出しています。

(続く)



臺虎精釀 啜飲室台中
台湾台中市西区中興ㄧ巷22号

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広場で気軽に 蔡氏醸酒(後編)

2019-12-09 17:49:41 | ビール紀行(台湾)
前回の「蔡氏醸酒」の続きです。


次に頂いたのはビターです。

     

     

     

漢字だとどんなビールなのか分かりませんが、英語の表記があるので選択には困りません。イギリス系のホップの香り、モルト厚みのある香り、個性的なエステル香が入り混じる。モルトの旨味はややしっかりで、ホップのやや穏やかな苦味と渋味。旨い。個性的なエステル香と厚めのボディが特徴のイングリッシュ・ビターです。

     

     

そして最後は「紳士的IPA」で締め。英語でも「Gentleman IPA」とのこと。その他に「Lady IPA」もありました。「Lady IPA」はセッションIPAなのでしょうか。モザイクを中心とするアメリカンホップが炸裂。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味もしっかり効く。旨い!アメリカンホップの香りと苦味がお手本のようにしっかり効く、ボディしっかりアメリカンIPAです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、どれもレベルが高い。特にアメリカ系のホップの良さを上手く引き出したゴールデンエールは秀逸。アメリカ系だけでなく、イギリス系のビアスタイルもリスペクトしている辺りも嬉しいところです。

こちらはこれで終了し、近くに別の有名なクラフトビールの直営店があるので、そちらに向かいます。

     

草悟広場を後にして、次なるクラフトビールを求めて市街地を移動します。



蔡氏醸酒 台中草悟店
台湾台中市西区英才路534号草悟広場

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広場で気軽に 蔡氏醸酒(中編)

2019-12-05 22:23:36 | ビール紀行(台湾)
前回の「蔡氏醸酒」の続きです。


蔡氏醸酒の台中草悟店に到着。

     

     

店と言っても、公園内にある屋台といった感じ。それでもビール祭りのブースよりは立派です。

     

長いカウンターの奥にはズラリと並ぶビールのタップ。タップ数は圧巻の25本!

     

     

こちらがビールのメニューです。圧巻のタップ数とは違い、全部で9種類。

     

     

最初に頂いたのはゴールデンエールです。ワールド・ビア・アワード台湾チャンピオンのようです。アメリカンなホップの香り、シトラかな。モルトの旨味は控え目で、ホップによる苦味と酸味が心地よく効く。旨い!アメリカンなホップが心地よいセッションIPAです。ゴールデンエールとしては珍しい方向性。

(続く)



蔡氏醸酒 台中草悟店
台湾台中市西区英才路534号草悟広場

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広場で気軽に 蔡氏醸酒(前編)

2019-12-03 09:01:21 | ビール紀行(台湾)
今回からのビール紀行は台湾の「蔡氏醸酒」へのビール紀行の模様をお送ります。蔡氏醸酒は比較的最近操業を開始した醸造所のようで、新北市ではなく、台中の市街地から車で約30分程度の南投県にある醸造所です。台湾には珍しく醸造所に併設のレストランがあるようなのですが、台中市内に直営店「蔡氏醸酒台中草悟店」を訪問していました。事前情報は中国語のfacebook以外ほとんどなく、事前情報無して行ってみました。果たしてどんなビールが待っていることやら。

     

     

台中中心部を走るバスで最寄りのバス停「中正國小」で下車します。バスの本数はかなり多い路線なので便利。

     

     

     

バスを降りて、お店のあるという草悟広場を目指します。歩くこと約5分、その草悟広場に到着。

     

     

ただ広場は広く、そのどこにそのお店があるのか分かりません。さらに歩いてウロウロして、ようやくそれらしいお店を発見!これでしょ、このクラフトビール専門店らしい井出達、到着です。

(続く)



蔡氏醸酒 台中草悟店
台湾台中市西区英才路534号草悟広場

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激しいラインナップ 掌門精釀啤酒(最終回)

2019-11-22 06:33:39 | ビール紀行(台湾)
前回の「掌門精釀啤酒」の続きです。


次に頂いたのはDouble IPAです。

     

     

ほんのりベリー系のモルトの豊かな香り。モルトの旨味はしっかり濃厚。ホップの苦味が超しっかり効く。ベリー系のモルトの香りが特徴の非常にバランスのとれたダブルIPAです。アルコール度数9.2%で危険な旨さです。

     

     

注文していたフライドチキンが到着。想像と全く違う形状。唐揚げかな。中華系のスパイスとカレーの香り。やはりやや甘めの味付け。この台湾特有の甘めの味付けは苦手だなあ。

     

     

最後の締めは「X教授」(インペリアルスタウト)です。心地よいコーヒーのようなロースト香とモルトの厚みのある香り。フレッシュなエステル香。モルトの旨味はしっかりで、ホップの苦味がしっかり存在感を示す。激しく旨い!香り、旨味、苦味のバランスが素晴らしいインペリアルスタウトです。最後の余韻まで優れたビールです。

今回はこれにて終了。こちらのビール、全体的に非常に優れたバランスのとれたビールばかり。こんなに種類が多いのに、良好なコンディション。日本に来てもトップクラスであろう素晴らしいクラフトビールでした。



掌門精釀啤酒 台中勤美店
台中市西區台灣大道二段490號

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激しいラインナップ 掌門精釀啤酒(その3)

2019-11-20 09:58:34 | ビール紀行(台湾)
前回の「掌門精釀啤酒」の続きです。


フードのメニューです。

     

     

写真からは分かりにくいですが、ビールに良く合う洋風のフードが並びます。英語の表記があるので、分かりやすいです。

     

オツマミとして選んだのは枝豆です。油をまとっています。ちょっとオイリーですが、日本人にも受け入れられる味付けです。

     

     

次に頂いたビールはストロングビターです。ややイチゴ系の心地よいモルトの香りとややしっかりモルトの旨味。ホップの苦味はじわじわしっかり。やや甘く心地よいエステル香とイチゴ系のモルトの香りが素晴らしいストロングビターです。旨い!

     

店内のテーブルの一部が空いたので撮ってみました。テーブル席はこんなシンプルな感じです。しっかり時間をかけて食事をとる、というよりは軽く2~3杯ビールを飲んで帰るというような使い方のようです。

(続く)



掌門精釀啤酒 台中勤美店
台中市西區台灣大道二段490號

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激しいラインナップ 掌門精釀啤酒(その2)

2019-11-17 23:01:36 | ビール紀行(台湾)
前回の「掌門精釀啤酒」の続きです。


店内の様子。

     

お客さんで賑わっています。台湾でのクラフトビール人気の様子が伺えます。

     

カウンターの向こうにはおびただしい数のタップが並んでいます。一体いくつあるのか分からないくらいです。

     

こちらがこの日のビールのメニュー。なんじゃこりゃ、と思えるくらいの圧巻の種類。この日は31種類。32番はないとのこと。タップ数この後数えましたが、確かに32タップあります。日本でも醸造所直営のパブでこんなに種類の多い所はありませんよ。これはセレクト大変です。

     

     

最初は「沈黙騎士」(ウィーンラガー)を頂きます。やや厚みのあるモルトの甘味のある香り。モルトの旨味はしっかり目で、心地よいしっかり目のホップの苦味が効く。旨い!モルトの香りと旨味を上手く活かした素敵なウィーンラガーです。なかなかレベルが高いです。

     

     

一杯目が旨かったので、それではお手並み拝見ということで、お次は「55%小麦」(ヴァイツェン)を注文。濃厚なフェノール香。モルトの旨味はしっかり目で、ヴァイツェンらしい心地よい酸味が効く。全くオフフレーバー無し!心地よいフェノール香としっかり目のボディが特徴のヴァイツェンです。旨い!

想像以上の旨さに感激。

(続く)



掌門精釀啤酒 台中勤美店
台中市西區台灣大道二段490號

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激しいラインナップ 掌門精釀啤酒(その1)

2019-11-15 06:33:02 | ビール紀行(台湾)
今回からは台湾のクラフトビールのビール紀行をお送りします。台湾の新北市の「掌門精釀啤酒」です。台湾のクラフトビールの特徴として、醸造所併設パブやレストランがビールを提供するメインの場ではなく、醸造所からは離れた各都市のタップルームがその役割を担っています。そんなクラフトビールの中から各地に展開されていて評価の高い掌門精釀啤酒の台中勤美店を訪問しました。ほとんど事前情報を入手しない状況で行ってみましたが、行ってみてびっくり、驚愕のラインナップと旨さに感動しました。掌門精釀啤酒の台中勤美店へのアクセスですが、台中市中心部にあり、アクセスは良好。台中駅からは離れていますが、頻繁にバスが出ています。

     

     

タップルームの最寄りのバス停「科学館」で下車します。この辺りはかなりバスの本数が多いので便利です。

     

     

バス停のすぐ近くには、日本でおなじみの百貨店のそごうがあります。台湾は日本では馴染みのあるお店が沢山あるので、アウェイ感を感じません。有難いことです。

     

     

     

バス停の通りをしばらく歩き、約4分で掌門精釀啤酒の台中勤美店に到着。なかなか都会的でカッコいいお店ですね。それでは中に入ってみましょう。

(続く)



掌門精釀啤酒 台中勤美店
台中市西區台灣大道二段490號

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