この日は桜の花を見ながら河川の堀払いをする。
話題はちょうどおらが町を通過する駅伝の話題で持ちきりだ。
走るのにもちょうど良い天気だが、泥をすくうスコップが重い。
農家の人たちは手馴れたもので、イヤホンを耳に入れてラジオを聞いている。
携帯ラジオ持参した人はボリュームを上げて実況を聞かせてくれる。
たいくつしのぎには申し分ない。
地元のチームは今年は良い成績を上げられるのだろうか。
なんて思いながらだと泥上げも少しは楽だ。
「今年は泥の量が多いね~」と誰もが口にする。
楽しみなのはどじょうやふなやなまずの顔を見ることだ。
今年は20センチぐらいのふなとご対面する。
「こんなところにいるんだ・・・・」と久々見る大物に身近な自然を実感する。
どじょうの数はめっきり少なくなったように思う。
どぶ化している小川など見ているとうんざりする。
毎年同じ思いになるのは悲しい限りだ。
子供の頃に遊んだ小川の変わり果てた姿にタメイキが漏れる。
午前10時頃に作業が終わるが体がだるい。
久しぶりの労働に体が反応している。
「少しは痩せたかしら・・・・」
駅伝のように走ればすぐに痩せられるでしょうなんて自虐的な事を考えている。
遠くに見える桜が身頃だ。
風も気持ちよいなぁ~。
今朝も7時起床、昭和の日なんですね~・・・・・。
