“Just as ripples spread out when a single pebble is dropped into water, the actions of individuals can have far-reaching effects.” – Dalai Lama
「1つの小石を水に落としたときに波紋が広がるのと同じように、個人の行動は広範囲にわたる影響を与える可能性があります。」 - ダライ・ラマ
今週のカメラクラブのテーマが「波紋」。これをどう解釈して写真を撮るか。ちょっと得意分野かも(笑) はりきってます。
「Me too」運動は、その一例じゃないかな?始めてくれた女性がいたからこそ、私たちのように、隠れて傷ついてきた人たちが、立ち上がることができた。すごく勇気が必要だったと思う。
問題を表に出して、解決していくって、当たり前にように聞こえるかもしれない。でも、表に出しにくい、タブーとされてきたことがたくさんある。
スコットランドで始まった「See me」もその一つ。精神疾患を表に出すことで、差別と戦い、理解を深めるために始まった。
今日、ランニングに行った時、偶然若いランナーと同じルートになった。その若いランナー、息子と同じ年なんだけど、実は、鬱病のグループセッションで一緒だった。うつ病がだいぶ良くなって、だんだんと普通の生活に戻していくためのセッションに、彼も出席していた。彼が当時目標として挙げたのが、月に1回でもいいから、ジムに行きたい。彼はティーンエイジャーの頃、地元のランニングチーム所属のランナーだった。なんで知ってるかと言うと、娘が同じチームに所属していたことがあるから。息子が出たランニングの大会でも、彼は走っていた。
その彼と今日はしばらく笑いながら一緒に走った。月に一回ジムに行くどころか、毎日走れるくらいに回復している。週に2~3回ジムでトレーニングしているそうだ。でも、あのセッションが終わった後に、すぐ良くなったわけではない。私と同じように、悪くなったり良くなったり。
でもね、お互いに、生きていて良かったよねって、ちょっと二人で涙ぐんだの。彼も私も、自殺未遂を経験してるから。今、生きてるから、笑って一緒に走れるんだよね。まだ22歳だよ。生きていてくれてよかったって、本当に思った。
私も、おかげで、今日は殆ど歩かず、ずいぶん走ることができた。
今、すごくポジティブな気持ちになってる。だからと言って、明日どうなるかわからないけど、この気持ちが続いたら、頭の上にある重たい黒い雲が、なくなるような気がする。
明日のレッスンの準備しなくちゃ。明日はTheoryの授業もあるから。短調の音階の説明しなくちゃいけない。簡単なようで、簡単じゃない。覚えれるように教えなくちゃいけないから。生徒さんが忘れてしまったら困る。試験に出るぞ~!