『美ら海 血の海』
なんだか、物騒なタイトルですが、先日読み終わった馳星周の本のタイトルです。
馳星周といえば、なんといっても不夜城ですが、私はマンゴーレインと夜光虫が好きです。
その後も、漂流街、雪月夜、生誕祭、弥勒世、沈黙の森、煉獄の森、エウスカディ、淡雪記と、ほとんど読んできました。
いわゆるノワール小説と言われていましたが、近年は、題材が変化していますね。時事ネタや沖縄問題等、社会派小説といった印象が強くなってきたような気がします。
そんな中Amazonで見つけたタイトル!!
久々に、沖縄で激しい抗争が展開されるのかと思い、リアクションバイト(1クリック)。でも、内容は全く違いました。
この本は、太平洋戦争における沖縄戦を題材にしたものでした。それも、鉄血勤皇隊と言われた、14歳の少年と少し年上の少年少女の物語でした。
始まりから終わりまで、一気に読める内容で、登場人物の息遣いと緊迫感が、行間から伝わってきます。そして、読後をおそう絶望感も健在でした。
ただ、物語を終始覆っていたのは『信頼』や『愛情』で、馳星周特有の『裏切り』というキーワードが出てこなかったのが意外でしたね。
このような小説も、ものすごく読みごたえがありますが、また、昔のような騙し、騙されといった裏社会を舞台にした作品も読んでみたいと思うこの頃です。
なんだか、物騒なタイトルですが、先日読み終わった馳星周の本のタイトルです。
馳星周といえば、なんといっても不夜城ですが、私はマンゴーレインと夜光虫が好きです。
その後も、漂流街、雪月夜、生誕祭、弥勒世、沈黙の森、煉獄の森、エウスカディ、淡雪記と、ほとんど読んできました。
いわゆるノワール小説と言われていましたが、近年は、題材が変化していますね。時事ネタや沖縄問題等、社会派小説といった印象が強くなってきたような気がします。
そんな中Amazonで見つけたタイトル!!
久々に、沖縄で激しい抗争が展開されるのかと思い、リアクションバイト(1クリック)。でも、内容は全く違いました。
この本は、太平洋戦争における沖縄戦を題材にしたものでした。それも、鉄血勤皇隊と言われた、14歳の少年と少し年上の少年少女の物語でした。
始まりから終わりまで、一気に読める内容で、登場人物の息遣いと緊迫感が、行間から伝わってきます。そして、読後をおそう絶望感も健在でした。
ただ、物語を終始覆っていたのは『信頼』や『愛情』で、馳星周特有の『裏切り』というキーワードが出てこなかったのが意外でしたね。
このような小説も、ものすごく読みごたえがありますが、また、昔のような騙し、騙されといった裏社会を舞台にした作品も読んでみたいと思うこの頃です。