りぞあかぶろぐ2
ココログで2006年から掲載してきたライフログ「りぞあかぶろぐ」の第2弾です。




 

歴史的建造物ではありますが・・・。

 

 有楽町の駅のすぐそばにある”区立”の小学校。

 関東大震災の教訓から、通常の壁厚が15cm程度であるのに対し22cmを有する堅牢なつくりとし、第二次世界大戦の東京大空襲の爆撃にも耐えて現在に至っている。外観は、ツタの絡まる校舎の外壁や、連なる3階の半円形の窓、円形に張り出した講堂、緑を伴うアーチ型の開口を有する塀、“フランス門”と呼ばれる瀟洒なデザインの門扉などの特徴を有しているものだとのこと。

 東京都歴史的建造物、経済産業省近代化産業遺産(平成20年度)に選定されています。ちなみに、近代化産業遺産の方は、「26.『近代国家に相応しい首都へ』今日の東京の礎を築いた都市形成の歩みを物語る近代化産業遺産群」の構成遺産の一つとしての選定ですが。ちなみに、これまで載せたのものとしては、三越日本橋本店本館清洲橋永代橋がありましたね。

 上の写真は、北村透谷・島崎藤村記念碑。この二人は、ここの卒業生だそうで。

 ブログキャラクターのせりふ「ありますが・・・。」の部分は、この学校の特認校という制度。以前、この学校では、アルマーニ製の制服で話題となったことがありました。保護者の反対があるというような報道ぶりで、新一年生が全員着てきたということでフェイドアウトになりましたが・・・。

 確かに、都市の中心部で住民が少なくなれば、学区制による徒歩圏の通学が成り立たなくなるのは、わからないでもないですが。リンクの説明にある通り、特認校の教育方針に賛同することを条件に区域外通学を認めるもの。

 その教育方針とやらが、高額所得者のみのコミュニティ形成を行うような仕掛けを入れていくというのを公費で行うということ自体が大問題なのであり、保護者の反対ではありません。

 文化財保護や、特色ある教育の名のもとに、公費の過剰な供給が行われていないかどうか、たゆまざる監視が必要な対象になってしまっているような気がします。

 そういう課題こそ、社会の木鐸を自認する方々に、ぜひ担ってほしいところではありますけど。そうはならなかったようですね。

 歴史的景観の中に、何が潜んでいるのでしょうか。

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