りぞあかぶろぐ2
ココログで2006年から掲載してきたライフログ「りぞあかぶろぐ」の第2弾です。




 名脇役といえば、ゲームの中では、ワッカとルールー。ワッカは、面倒見のいいお兄さんタイプ。ルールーは大人の女性というイメージでしょうか。実は設定年齢はすごく若いのですけど。

 RPGは、会話等によって色々なエピソードを見ていくという手法を取ることから、群像劇的な魅力を備えます。逆にいうと、そういう作り込まれた世界観を持つストーリーこそ魅力ということになるのですが。

 歌舞伎で、ちょっと気になっていたのが、ワッカ(中村橋之助さん)の戦闘シーン。ワッカはブリッツボールという水球のような競技のボールを武器にしています。ゲームの場合、投げると自動的に戻るのですが、歌舞伎の場面で、どう描くのか。今回は、長刀のように、長い柄の先にボールをつけた獲物を使っていました。

 立ち回りを象徴的に表すのであれば、それもありなんでしょう。先日、テレビで、「女殺油地獄」を拝見しました。立ち回りというわけではないのですが、結構、襲い掛かるところの場面が長いんですよね。それはそれで意味があるのでしょうけれども。

 

 劇中でも少し触れていましたが、ルールー(中村梅枝さん)はこれまで2回召喚士と旅をし失敗しています。2回目の失敗にかかる場面は歌舞伎では描かれませんが、そこからくる影のような雰囲気はうまく演じられていたような気がしました。

 ワッカ(中村橋之助さん)は、弟チャップの死が彼に大きな傷を残しています。弟チャップの婚約者だったルールー(中村梅枝さん)との関係も見どころでしょうか。リュック(上村吉太郎さん)がパーティーに加入する際、アルベド族ぎらいのワッカ(中村橋之助さん)が反対するシーンがあります。チャップはアルベド族の武器を使いシンに挑み死んでいること、エボンの教え(この世界での宗教)では機械を禁じているのにアルベド族は従わないことなどから、アルベド族は差別されているのです。

 そのくせワッカ(中村橋之助さん)はアルベド族のことを詳しくは知らず、劇が進むにつれそのことを痛感し反省します。

 ゲームでは、リュックのパーティ加入シーンでは、ティーダが世話になったと紹介されます。(今回、歌舞伎で端折られた海の遺跡シーンですね。)気のいいワッカは、リュックとも仲良くなる様も描かれます。そのあたりのエピソートは、ゲームに比べると少なかったのですが、逆にこの話は、無知・偏見と差別のことを描いているんだと印象に残った場面でした。

 プログラムで、中村橋之助さんは、ワッカを評し、「自分の大切にしていることに対して、まっすぐな愛を持っている。ストレートで熱苦しくなるけど、可愛さもある。」としています。

 その「愛」を周囲にもあますことなく提供する魅力的なキャラクターを表現されていたと思います。

 ステージアラウンド東京の周囲には、いくつかの施設があります。

 最初の写真は、新豊洲Brilliaランニングスタジアム。全天候型のランニング施設とのことで、東京建物が創業120年記念事業として参画し、ネーミングライツを取得。同社のマンションのブランド名を冠したとのこと。

 2017年にgoodデザイン賞、日本構造デザイン賞、2018年に日本建設業連合会のBCS賞、2019年に日本建築学会賞を受賞したそうです。

 2枚目の写真は、ステージアラウンド東京のすぐ裏、森を育てているとのことですけど、今後、この辺りはどうなるのでしょう。

 3枚目の写真は、ラビスタ東京ベイ。ホテルですね。ここの宿泊などに絡めたプランなどもあるようです。

 地方からくる方には、良いかもしれません。この中にコンビニがあり、飲み物などを購入しました。

 4枚目の写真は豊洲大橋。築地市場移転で竣工が遅れましたがコロナでそれもふっ飛んだ感じですね。

 その次の写真は豊洲市場の千客万来施設ですね。始めここで食事をしようと思っていたのですが、祝日で休みでした。そこでステージアラウンド東京のすぐ裏のところでピザ等を食べました。

 豊洲市場のこの様子では集客力は疑問符つき?ステージアラウンド東京の集客力は周辺にとって貴重なような気がしますが、今後はどうなりますか?

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 召喚士は、異界送りだけではなく、「召喚」という魔法のようなもので「召喚獣」を呼び出し戦うことが出来ます。

 今回の歌舞伎の終盤で、召喚獣を次々と呼び出す場面があるのですが、様々な召喚獣が現れ、連獅子のような髪の毛を振り回す舞を行ったのは、びっくりしました。

 歌舞伎の古典の要素を取り入れることで、入門編的な意味合いもあったのでしょうか。

 そういう、歌舞伎の古典を振り返るような観点が、ほかにあったのかは、気が付きませんでしたが。

 メディアとしてのゲームを振り返ると、FF10はピークにあったと言えるかもしれません。

 FF11は、MMORPGと呼ばれるネットゲーム。その後、ゲームの多くは、資金の回収が容易なネットゲームに移行していきます。

 

 それまで「作品」としてのゲームは、解説本をはじめとした付随する製品で世界観を充実させていました。

 アイテムの販売等で、資金の回収を図るネットゲームでは、作品としての充実はあるのですかね。私もネットのゲームを少しやったこともありましたが、今はやめています。もはや依存症患者を作り出すだけの存在になっていないのか、気になるところです。

 パッケージ型のゲームも無理な続編への連動などで衰退していきます。FF10も続編はあったのですが、まだこの頃は悲劇のヒロインであるユウナちゃんを幸せにするゲーム位のノリ。

 本編は本編で完結していますし、影響することはありません。ラストがなかったような作品や本編の終幕をひっくり返すような作りをするようになっては、おしまいだなと思ったものでした。

 ゲーム自体に、今後、今回のようなメディアミックスの対象となるような、名作が生まれることがあるのでしょうか。操作者の選択によって違う展開を見せる「ゲーム」という表現も素晴らしいものだと思っていたのですが。

 写真は、晴海と豊洲を結ぶ晴海大橋です。2006年にできた比較的新しい橋です。中央部の首都高速晴海線は、2018年開通。この辺りから、振り返ると豊洲駅付近が一望できます。

 橋をくぐる際、首都高速の橋桁が晴海方面に繋がっています。晴海は江戸時代からの埋め立て地。過去への窓のようですね。

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 見出し画像は、豊洲船着き場の風景ですが、ゲームにおいてユウナとティーダが距離を縮めたのは、船の中でした。

 歌舞伎でも少し触れられていましたが、ジェクトシュートを練習するティーダに、ガードであったジェクトのことを話すユウナ。

 ゲームでも幼い頃の場面はありませんでしたが、ジェクトとユウナは交流があったのですね。

 このRPGゲームは、ゲームを進行していくと、ムービーなどが起動するようになっています。RPGゲームによっては、マルチエンディングなど操作者の選択によって、筋が変わってくるものもあります。FF10はそうでないことから「一本道」という評価もありました。完成されたストーリーとの二律背反なところがあるのかもしれません。

 ユウナが育ったビサイド島からルカに向かう途中、キーリカ島に向かった際、シンがキーリカ島を襲います。大きな津波により多くの被害が生じます。この世界の設定では、シンに殺された死者を召喚士が「異界送り」という葬いのような行為を行わないと死者が魔物になるとされています。この場面、ゲーム開発チームはかなり力を入れたところだったのでしょう。大変、美しくも荘厳な名場面でした。

 召喚士ユウナを演じられた中村米吉さん。「異界送り」の舞の場面も前編の見どころ。力を入れられたことと思います。昨年は、ナウシカも演じれたそうですね。

 中村米吉さんのユウナは、妻もすごいと話していました。近くにいた若い女性の二人組も「ユウナちゃんカワイイ」と話していたそうです。

 豊洲船着き場は、アーバンゲートブリッジという跳ね橋があります。昼間は開いた状態で、夜になると閉じるときがあるそうです。右側のクレーンも含めてライトアップすることもあるようです。

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 FF10は途中までは、遺跡と化したザナルカンドを目指す物語です。

 今回の歌舞伎では、残念ながら端折られていましたが、ティーダが最初に飛ばされたところも、海の遺跡という場所でした。

 そこで、ひどい目にあったティーダは、リュックと出会い助けられます。アルベド族は遺跡にある遺物を復活させ使っていたのです。

 今回、リュックを演じられたのは、上村吉太朗さん。ゲームのリュックは、露出度が高く南のリゾートにいる女の子という印象。衣装が和風になったことでどんな感じかなかとも思いましたが、案外違和感がありませんでした。「性格」を演じられたためでしょうか。

 リュックの父のシドを演じられたのは、中村歌六さん。ユルブリンナーをイメージされたそうで、ゲームより確かにかっこよかったかも。

 実はシドというのは、他のファイナルファンタジーでもよく出てくるキャラクター。

 名脇役といったところでしょうか。

 遺跡というわけではないのですが、豊洲公園には、いくつか産業遺構のモニュメントが展示されています。

 この地はかつて、石川島造船所等があり、日本の造船産業の発展に貢献してきました。

 これをアルベド族のように再度復活させることはないでしょうけれども、今回上映したステージアラウンド東京は、石川島造船所から成り立ったIHIがネーミングライツを獲得しています。プログラムでも社長さんが挨拶文を寄せられていましたね。

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 ファイナルファンタジー10は、コンピュータグラフィックスが進化する過程の中でも、エポック的な作品だったかなと。

 特にストーリー展開の際挿入される流麗なグラフィックスはこれまでのゲームでも特筆すべきもので、大がかりな体制で作られたと。「髪の毛のゆらぎ」班があったとも聞いています。

 流麗なグラフックスだと、困る場面もあるようで、ティーダの親代わり、伝説のガードとして、パーティの指導者的な立場にあるアーロンさんですが、服装がノースリーブです。ティーダとの再会の際、モンスターを倒す際、腕を上げるシーンがあり、脇がツルツルというのが、話題になっていました。

 舞台では、そんなにアップにはならないので、問題ないでしょうが。

 舞台でアーロンを演じられた中村獅童さん。プログラムの紹介では、初音ミクとの共演による超歌舞伎にも出演されているとのこと。こういうメディアミックスには積極的なようですね。

 今回の舞台では、アーロンさん(中村獅童さん)の立ち回りが多かったのが印象的でした。歌舞伎の立ち回りは、時代劇の殺陣のように迫力で魅せるというより、象徴的に戦っているというのを表現する所作という印象。その所作の中で、オーバードライブ技で使われていた動きが結構、用いられていたのが嬉しいところでした。

 シンに乗って夢のザナルカンドとスピラの橋渡しをしたアーロンさん。今回は、サングラスから眼帯へと少し姿を変えましたが、中村獅童さんの姿は違和感のない「伝説のガード」ぶりでした。

 写真は、豊洲ベイサイドクロスタワー方面から豊洲公園にかけられた豊洲パークブリッジです。川などをまたいでいるのではなく、道路をまたぐ橋ですが。橋から見える、グラススキー場のような屋根の「がすてなーに」(ガスの科学館)が印象的です。豊洲公園では、毎回日前の桜の下で、新一年生らしき親子が写真を撮っていました。

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