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飛不動尊は、享禄3年(紀元2190仏暦2074キリスト暦1530)(歴年表示の考え方)、修験僧の正山上人によって開かれた修験系天台宗の単立寺院とのこと。
正山上人は修験道の聖地和歌山県熊野から奈良県吉野にいたる大峯山で修行後諸国を巡歴しましたが、竜泉のこの地で村人に宿を施してもらったある日のこと。上人は一筋の光と共に立ち昇る龍の夢を見ました。龍の夢はお不動様のご加護を象徴するものです。そこで上人は投宿の世話をしてくれた村人達の息災延命と自らの旅の安全を祈ってお不動様を刻み、この地に奉安したとのこと。
創建後まもなく、この寺の住職が、ご本尊のお不動様を笈で背負い、はるばる大峯山まで修行にでかけたことがあり、ある日、ご本尊が留守の江戸の寺にお不動様の分身を携えた人々が集まり、お不動様を観想して一心に祈りました。するとお不動様は、一夜にして大峯山から江戸に飛び帰り、祈った人々の願いを叶えてくれました。それ以来、「空を飛び来て、衆生を守りたもうお不動様」飛不動尊と呼ばれるようになったとの由。
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住職はびっくりしたでしょうね。またなんで、そんなに祈ったのか?
飛不動尊は古くより、旅人の守り本尊として、旅先まで飛んできて守ってくださる「空飛ぶお不動様」、また病魔や災難等を飛ばしてくださる「厄飛ばしのお不動様」として信仰されてきており、現在では航空関係に携わる方々や海外旅行等で飛行機を利用される多くの方が、航空安全や道中安泰、旅行安泰を願い参拝しているとか。
飛不動尊の由来から、空の交通安全と道中安泰旅行安泰を特に祈願した飛行護を授与しており、また航空安全はすなわち”落ちない”と言う事で受験合格のご祈願、また「よく飛びますように」と多数の参拝者から長年ご要望があったことからゴルフ安全護を授与しているとの由。
ちなみに関東三十六不動霊場第二十四番札所でもあり、下谷七福神の恵比寿神でもあるそうです。
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