今日は12月 8日のジョン・レノンの命日!毎年いつもこの日が来ると、とても憂鬱な気持ちになりますが、今年は一人思うのではなく、多勢の方々とジョンの生きざまを、EXシアター 六本木で肌で感じる機会ができ、とても楽しみにしていました。 又1980年日々谷公園でのジョンの追悼の際使われた献花台もあり、手を合わせて合掌。
1980年12月8日の午前中、自宅アパートのダコタ・ハウスでジョンは『ローリング・ストーン』掲載用写真のフォトセッションを行いニューヨーク市内にあるレコーディングスタジオ「ザ・ヒット・ファクトリー」へ出掛けた。「ザ・ヒット・ファクトリー」にてラジオ番組のインタヴューを受ける。この最期のインタヴューで、レノンは新作や近況についてや、クオリーメン時代のこと、マッカートニーやハリスンとの出会いについて語っている。そして、「死ぬならヨーコより先に死にたい」、「死ぬまではこの仕事を続けたい」などと発言をしている中、22時50分、スタジオ作業を終えたレノンとヨーコの乗ったリムジンがアパートの前に到着した。2人が車から降りた時、その場に待ち構えていたマーク・チャップマンが暗闇から「レノン?」と呼び止めると同時に拳銃を両手で構え5発を発射、4発がレノンの胸、背中、腕に命中し、彼は「撃たれた! (I'm shot!) 」と2度叫びアパートの入り口に数歩進んで倒れてしまった。、レノンは全身の8割の血液を失い、失血性ショックによりルーズヴェルト病院で23時過ぎに死亡した。満40歳没。レノンの死亡時に病院のタンノイ・スピーカーから流れていた曲はビートルズの「オール・マイ・ラヴィング」だったという事は皆さんご存知だと、思いますが、あらためて、その時の悔しさをかみ締めながら、今夜のライブ観戦に望みたいと考えていました!
ホールの周りも人が増え、開場もスムーズに進みいよいよホールの中へ。今回は中央で、席もLとなんだか嬉しいw 私の前には、あの湯川 れいこさんの姿も~ジョン・レノンの人生を深く顧みるステージ「LENNON (レノン)」が定刻どおりにスタート!ジョン・ウォーターズとスチュワート・ディアレッタが、登場し、語りからステージはシンプルでピアノとマイクスタンドとギタースタンドぐらいで、若干のスモークが立ち込めている程度でスポットライトがとても、いい感じ!Liverpool Lullabyがピアノで流れ~A Day In The Lifeの語りへと
音楽ライブの感覚でいたものですから、一曲フルでやるのかと思いきや違い、語りがあり、その内容を表している曲,ですから年代順にはなっていないのですが、最初から最後まで時代の違和感は、ありませんでした!さすがジョン・レノン・・という感じで、最初戸惑いましたが、理解しながら聴いているとジョン・ウォーターズの世界に引き込まれていきました。 更にジョン・ウォーターズの話し方、声がとてもジョンに、似ているので、まるでジョンがこちらに語りかけてくれているような錯覚が。ジョン・ウォーターズ/ステュワート・ディアリエッタが、ジョンの生い立ち、ポール・マッカートニーとのライバル競争、世間のヨーコへの反感、ザ・ビートルズの解散、息子ショーンの誕生など、ジョン・レノンの一生について綺麗な語りではなく、ぶっきらぼうなジョンの言い方?ステュワートとのかけあいなど、物まねではなく、二人のオリジナルストーリーだと感じます!
レノン&マッカートニーの名曲の数々。 ザ・ビートルズの結成、オノ・ヨーコとの出会い、ショーンの誕生、そして銃弾に倒れるその時...時代の移り変わりと歌詞に込められたありのままの感情が、シンプルかつ痛烈な語りと合わさり、一瞬一瞬、心に染み渡るステージが展開。
Beautiful Boyの後の銃声の音がなり、しばらくしてイマジンが流れた時はちょっと・・・寂しい気持ちも。
また全編両サイドに字幕スーパーがあり、とても助かりましたw
ジョン・レノンの素顔を暴く衝撃の弾き語りステージ『LENNON レノン』 全36曲を聴き終わって、もう一度ジョンの歌詞を見直そうかと!終演後には、出演者2人とEXシアター支配人 倉林敦夫さんによるトークショーが開催され、今年の12月8日は終わりましたが、最高の思い出ができました!
☆コメント☆
湯川れい子氏コメント
12月8日、ジョン・レノンの35回目の命日に、初日の幕が開く。ビートルズ初期のラブ・ソングを除くと、ジョンの歌は彼自身の感情や経験に基づいて創られている。そして人はそこに強く共感し、自分の心とジョンの作品が対話することで、深い理解と感動を得てきた。出演者はたった2人。ミュージカルとは違う。この日本で、六本木で、こんな風にジョンと会えると思うと私は期待で胸が苦しくなる。
ピーター・バラカン氏コメント
ジョン・レノンが死んでから35年が経ち、伝説になっているものの、一人の人間としての彼の存在は意外に知られていない気がします。数々の名曲と共に、本人の言葉とあの独特のアクセントでその人となりを感じさせるこのショウはかなり期待できそうです。
小倉智昭氏コメント
12月の『レノン』はジョンの人生を振り返るには格好の舞台。ジョン・ウォーターズがピアノをバックに、ジョンの一生を彼の歌と共に振り返る。ポールとの確執、ヨーコとの出会い、中傷、解散等々、よくできたステージだ。
☆セットリスト☆
Liverpool Lullaby
A Day In The Life
Isolation
Glass Onion
You’ve Got To Hide Your Love Away
Lucy In The Sky With Diamonds
Working Class Hero
In My Life
How Do You Sleep?
Norwegian Wood
All You Need Is Love
I’m So Tired
Revolution
Sexy Sadie
Come Together
Strawberry Fields Forever
Help!
Nowhere Man
Julia
Mother
Woman
The Ballad of John And Yoko
Whatever Gets You Through The Night
Crippled Inside
How?
God
Jealous Guy
I’m Only Sleeping
Watching the Wheels
Beautiful Boy
Imagine
☆最後にイマジンですが、今回は大好きなジョンのアルバム『ジョンの魂 Plastic Ono Band』から☆
孤独 / ジョン・レノン・・「孤独 Isolation」
人々はこう言ってる
僕らは一時代を築いたって
でも、孤独を恐れてるなんて事は
誰も知らない
僕らはひとりぼっちになるのを
恐れてるんだ
だからこそみんな
自分の家を持つんじゃないのかい
少年少女たちが
この広い世界を変えようとしてるのに
なぜか、孤独を感じる
この世界はちょうど小さな街と一緒なんだ
みんなお互いの足を引っぱりあってる
君たちに理解してもらおうなんて思ってない
君たちは大変な苦痛を僕にもたらすから
でも、君たちはべつに悪くはないんだ
君たちはまさに人間そのもの、
狂気の犠牲者たちなんだから
僕らは周りの誰もを恐れてる
太陽のことですら恐れてる
なんて孤独なんだ
太陽が姿を消すなんてことは決してない
だけど、この世界には
残された時間はそんなに無いのかもしれない
ああ、なんて孤独なんだ
Isolation - John Lennon (Remastered 2010)