プロジェクト・マネジメントの要諦The Key to Project Management

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ゼロから新たに生みだす。既にあるものを作り替える。
楽しみながら考えていきましょう

ゴールは顧客価値の実現

2018-09-01 | 考え方

作業の進め方がアジャイルであれ、ウォーターフォールであれ、ゴールは同じだ。

ゴールは、顧客価値の実現である。

だから、アジャイルで進めることが目的化しているケースがあるが、これは本当は間違いである。

 

顧客の状況も踏まえて、最適なアプローチを選ぼう。

アジャイルは変化に強く、顧客価値を創造しやすいアプローチだが、滝モデルで進めたら、必ず失敗するとは限らない。

 

アジャイルは顧客の関与を前提とする進め方だ。顧客のニーズを取り込むことを重要視しているから、顧客の関与は長く深い。

そして、顧客との会話を前提としているから、物理的に顧客が近いことも重要だ。

 

だが、クライアントによっては、プロジェクトの初期段階しか関与できないケースもある。そして、ニーズの変更リスクを受け入れられるケースもある。

そのようなケースでは、3~4ヶ月の滝モデルで進めることもある。

そして、クライアントは十分に満足してくれる。

クライアントの変化への許容度、そしてクライアントがコミットできる関与率も踏まえて、最適なアプローチを選ぶ。

目的は、アジャイルではない。

ゴールは顧客価値を実現すること。これに尽きる。


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