こんにちは。緒方 理峰です。
今日はタイムボックスについて考えてみましょう。
スクラムは1ヶ月以内のタイムボックスです。タイムボックスの中で完成品まで作ります。タイムボックスは固定の時間です。決められた時間の中で、完成品まで作ります。途中で時間切れになってはいけません。
すなわち、限られた時間の中で、最後まで作りきることがポイントになります。
時間も資源と同じく、枯渇するものと考えてください。ガソリンが切れる前に、目的地に到着しなくてはなりません。
タイムボックス化で、次の仕組みが構築できます。
- 何でもかんでも作ろうとしない。
- 本当に重要なモノを選ぶ。
- 1ヶ月後の完成イメージと、その道筋をシュミレーションする意識が芽生える。
時間厳守なので、欲張りすぎない意識が働きます。全部できないことを前提に、本当に必要なモノが何かを考え、選び抜く意識が働きます。1ヶ月後の完成品をイメージして、本当にそれが作れるか点検する意識が働きます。
一ヶ月以内に完成品が届けられれば、利用者は当然喜びます。努力が報われます。私たちの頑張りが、顧客の満足を実現します。
どうでしょう。タイムボックス化は効果ありそうですよね。
私達がタイムボックスを意識する一つに海外旅行があります。
海外旅行では、航空券を先に手配します。つまり、旅行のスタートとエンドが決まっています。限られた時間の中で、観光であれ、食事であれ、スポーツであれ、あらゆる活動を決めることになります。
旅行を最大限楽しいものにするには、優先度の高いものから計画して、実施していくしかありません。
当日の天候や移動の渋滞等により、スケジュールを常に見直しながらも、タイムボックス内でやりくりするわけです。帰る時間は固定です。毎日、必死です(笑)。
普段の生活では、明日がある、来週すればいい、と思ってしまいがちです。
でも、今日が明日を作るのです。今していることが、将来の自分を作るのです。
時間は有限です。誰にも平等です。1日24時間、この1,440分をどう使うのか、決めるのは私たちです。
時間は有限です。だから、全部できません。優先順位を決めましょう。することを選びましょう。
ムダなコトに時間を使うのをやめましょう。
タイムボックス化することで、私たちの注意は最大価値を生む作業に絞り込まれます。
タイムボックス化、是非取り入れてみてください!
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