8割の価値をもたらす2割の機能をどう特定するか?
時間軸を5分の1にして考える方法があります。
1年が12ヶ月ではなく、2ヶ月だとしたら、今月と来月、何をしますか?
1ヶ月が4週間でなく、1週間だとしたら、来週、何をしますか?
1週間が5営業日ではなく、1営業日だとしたら、月曜日の朝9時、何をしますか?
1週間の中で一番重要な仕事を月曜日に持ってくるはずです。
あれこれ、したいこと(want . . . 本文を読む
アジャイルやらウォーターフォールやら、つくり方の話をしておきながら、おかしな事を言いますが、つくらないのが一番です。
開発すると、保守せねばなりません。作ったら、その後手間暇かけてメンテナンスしなくてはなりません。プロジェクトの成果物は完成品ですが、現場では仕掛り品です。その後、エンハンスをかけたりバージョンアップして進化させていかなくてはなりません。
パレートの原則を思い出してください。
2割 . . . 本文を読む
アジャイル版プリンスでは、要求を粒の大きさにより2段階に分けて考えます。
粒の大きいものをハイレベル要求。粒の小さいものを詳細レベル要求とします。
ハイレベル要求はプロジェクト成果物記述書(Project Product Description)に記されるもので、ベースラインを形成します。
詳細レベル要求はユーザーストーリー形式で表現され、プロダクト・バックログ項目を構成します。
ハイレベル要求は . . . 本文を読む
プロジェクトをアジャイル方式で進めるにあたり、母体となる組織がどれだけアジャイル・フレンドリーであるかを、アジロメーターを使って評価します。
評価軸は6つで、5段階で評価します(1~5で、5が最も好ましい)。
1. Flexibility on what is delivered
2. Level of collaboration
3. Ease of communication
4. Abili . . . 本文を読む
プリンス定番の役割に加え、デリバリー階層で新たに5つの役割を定義しています。
プリンス・プロジェクトで登場するおなじみの役割:
1. エグゼクティブ
2. シニアユーザー
3. シニアサプライヤー
4. プロジェクトマネージャー
5. チームマネージャー
6. 変更許可委員
7. プロジェクト保証
8. プロジェクト支援
英語も書いておきます。
1. Executive
2. Senior Us . . . 本文を読む
プロダクトオーナーには、年内にここまで実装したい、この機能は3ヶ月以内に現場に届けたいなど、様々な思いがあります。
現実には、チームのベロシティー(チーム生産高)を考慮した上で、リリース計画を立てます。
固定のタイムボックスの中で、バックログの厳しい優先順位付けをしなくてはならない役割ですが、希に時間的・予算的に余裕がある場合があります。
プロダクトバックログの上位から、価値の高いモノから順に実装 . . . 本文を読む
成果と成果物。似た単語ですが、意味するモノは違います。
プリンスでは違いを以下の様に定義しています。
成果とは成果物を使って得られるベネフィット。ビジネス・ケースに直結するモノ。
プロジェクトは成果物にフォーカスします。成果物を定義するために、仕様を決めます。そして仕様通りに開発し、テストし、納品します。
成果物が仕様を満たしていることは重要ですが、それだけでは価値はありません。現場で使われて、 . . . 本文を読む