きょうは!

思いつくまま

写真のエステ

2013-08-24 | その時折

 

     東京都写真美術館で今展示している

     米田知子 「暗なきところで逢えれば」  

 

                

 

                こんな骨太の女性写真家がいたのだなあ。

 

 

         

 

 

          何気なく切り取られた光景、

          晴れた日の野球場だったり、明るい青い空の写真だったりする。

          それが題名に目をやると、

          重い意味を持っている光景だということに気づく。

          野球場は知覧(終戦直前まで特攻出撃の基地)だったり、

          上の左の写真は、サイパン島在留邦人玉砕があった崖に続く道 だったり。

          彼女は写真の奥に眠る「見えない歴史」を問いかけている。

          その中のひとつ、「サダコの折り鶴・広島」

            真っ白の画面の真ん中に置かれた、くちばしが真っ赤に染まった折り鶴 の写真

            が、いまだ鮮明に目の奥に残る。   

 

 

         もうひとつ、「写真作品のつくりかた」

 

         

         

                

          

 

     

          「写真のエステ」と副題がついているように、

          「アングル」「焦点」「光のあつかい」「暗室作業」の4つにテーマを絞り、

          秀作を展示。

          特に「アングル」はおもしろい、笑える。

          ひょっとして、自分もこんな場面に巡り合えるかも! と期待しちゃったりもする。

 

          マイケル・ケンナの写真が一枚あった。

          やっぱり好きだな、この人の写真。

          ほかに惹かれたのは植田正司 。  

   

        

              

 

           この企画は、初心者にも勉強になる*