きょうは!

思いつくまま

軽井沢千住博美術館

2013-08-30 | 場所

 

       今回、軽井沢の目的は千住博美術館。

    SANAAの西沢立衛の建築と聞いて。

 

    

 

      雨の中ひっきりなしの来訪者も、いろんな他県ナンバーが多い。

 

 

 

    

 

      駐車場入ってすぐの建物は、

      軽井沢の老舗浅野屋のベーカリーカフェとミュージアムショップ。

      ミュージアムショップにはフランスのルームフレグランスブランドESTEBANや

      アメリカのオーガニックソープ等々が特徴的。

      

       

 

    

 

        強い雨じゃなかったら、

        ゆっくり歩くのも素敵だったろうカラーリーフガーデン。

 

 

 

 

     

 

 

        胡粉を上から垂らし、滝の下部の横の線を面相筆、

        しぶきをエアブラシで描く手法は、

         実は初め、「コロンブスの卵」だと思った。

        でもすごい、こんなシンプルな日本画を生み出したのは。

        美術館にも展示されている私物の絵画道具、

        ただ流したようなひとつひとつの水の流れに、

        構想の段階で緻密にイメージされていることを知る。 

 

        ヴェネツィアビエンナーレで名誉賞受賞の作品を展示するThe Fall roomには、

        下に水がひかれ、滝の流れ落ちる水を映す。 

 

 

 

      

 

 

 

      美術館の敷地は3m80㎝の高低差がある。

      穏やかな勾配は、

 

 

        

 

 

          ところどころに配置された大きな吹き抜けの木々の緑とともに、

          自然との一体感を感じさせる。

          作品と建物、自然が一体化した美術館。   

 

          このカーブ、西沢立衛! 

          

          

 

 

            

 

 

          絵はほとんどが、ガラスなどで覆われず、そのままの状態で展示されている。

          「万が一何かあったら、まだ若いからいくらでも 修復できる」という画家の心意気で、

          思う存分鑑賞できる、日本には稀有な美術館である。