Rosso Laboratory

GIS-REPORT(2)

実験結果1:VRMのDXF出力実験

CorelDRAW9:全く反応せず。
Shade8Pro:読み込み中に動作異常、強制終了。
CADでは当然の如く読めた。しかし、全てが短い線の集合体であるため、データの再利用価値無し。部品の採寸ぐらいにしか使えない。
結論:VRMのDXFはあまり使い道がない。


実験結果2:DRAWによる地形作成実験

STEP1.グレースケールマップの高度差確認
(R,G,B)=(0,0,0)で高度0mm~(R,G,B)=(255,255,255)で高度2040mm(実スケール306m)となる。
VRM上ではMIN-2000mm(R,G,B)=(0,250,0)~MAX2000mm(R,G,B)=(0,0,250)まで。

よってB値1上昇につき、8mmの高度上昇となる。(実スケール1.2m)
勾配にすると8/20=0.4=400‰勾配となる。(急勾配というよりは段が出来るイメージ)
この仕様は、なだらかな地形作成では致命的な問題。
(R,G,B)=(0,0,255)でMAX高度255mmにするなど、ロード時のスケール変換対応をメーカーに求める必要あり。
高度差分解能1mm(実スケール150mm)、最高高さ255mm(実スケール38.25m)という読み込み仕様はNゲージで考えれば妥当な線と考えられる。1mmならば50‰勾配となる。
(どう考えても2000mm、実スケールで300mの高低差は必要ないだろう。今出来ることを潰す必要はないが)
また、VRM上で指定エリア全体をソフト化できるコマンドの実装等も必要そう。

「石膏ブラシ」コマンドは、1%指定で1クリック0.25mm、100%指定で1クリック32mmの高度上昇となっている。
高度差分解能1mmはこれの1/4の分解能に相当するがこれは許容範囲であると感じる。
「整地」コマンドが高度差分解能1mmであることを考えても、妥当なところだろう。

相変わらずマイナス高度は書き出せるが読み込めない。
これは読み込み時にグレースケールのR値とG値を切り捨てて単純にB値のみを見ているせいだろう。
対応は難しくないはずなので、これもメーカーに対応を求める必要あり。

STEP2.DRAW使用による地形作成テスト(1)
現仕様では、実際にレイアウトで使いたい高さでのB値の差が大きくないため、高度差が視認できず作業できない。よって、上記に書いたように一旦(R,G,B)=(0,0,255)でMAX高度255mmとなるものとして作業し、BMP変換後にトーン曲線で1/8にトーンを落とすというような作業をするしかない。このテストは後日行うものとする。


実験結果3:GeoTemplateの試作実験
現段階でのテストは2軸方向のみ。組合せで使えなくはない感じだが3軸方向まで作ってから結論を出すべき。

以上

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