トイレットペーパーの競争って知ってるかい。沢山使われたら、最後だ。芯が残るのに捨てられるんだ。そう言って来たのは、まだ準備中の扇風機だった。強く回すには、まだ時期尚早だからと、三つ並べを始めた。それも一人で、丸かバツかで正解を戦わせたんだ。勝敗はどうなったと思う。下らない時間だよ
何処かへ行ってしまった。カセットテープという男は、過去を想い出とはしなかった。よく見えると思わないか。そう語りかけて来ては、まだ先は長いじゃないか。これからどんな音楽が用意されているのか、楽しみにして見ないか。その手で回して次の曲を一緒に聞こうか。そうカセットテープに誘われたよ。
後戻り出来るのは自動車だけじゃないかな。運転手は色々と気を使いながら周りを見て後戻りをしては、元の道に戻って安心してるけど、それって窮屈だね。もう何も気にしないで走り出したらどうなのか。間違えたかなって思ったら、ちょっと止まって、ちょっと考えて、それでまた、無邪気に前へ進でみては
飛ぶ事を考えましたか。歩いていくとか、自転車とか、自動車とか、自分で移動する事では解決できない場所があるんですよ。飛行機を使うという手段は考えましたか。何となく手間がかかる雰囲気はありますが、飛行機なら快適に目的地に行けるんです。座っているだけで。次へ行くパスポートを用意しようよ
ノートにたどり着いた気持ちは何をしたかったのだろう。秘密をメモした気持ちは、誰にも読まれない事の安心感と誰かに見つけて読んで欲しい期待感で満足できたのだろうか。ただ、もしも読まれて困る事も書く時が来る。最後まで隠し通す事で気持ちは落ち着くのかも知れない。集まったハートも同じ気持ち