真実はズレているのか、それとも自身がズレているのか。そうやって考え出したら、地球なんて物は丸いだけで収まらない。たまたま見つけた穴は地球を丸くする為に掘られた物だった。その穴を掘ったのは地球は丸いと信じたい気持ちからだった。掘ってる途中で何だか冷めてしまう。ズレと生きる楽しさかも
自由を抜いた。足元のタンポポが自由に好きな所で咲いてるなんて思いながら、勝手にほっこりしてたら、その横に居た綿帽子が怒ってきた。タンポポは早く自由になりたくて咲いたのに、みんなそのままにするんだ。そして綿帽子になる。やっと誰かが手に取って自由をくれる。だけど遅いよ。自由は難しいな
ワッフルの上でくつろいだイチジクのような生活に憧れてるんだ。そう語って来たのは食器棚の中のコーヒーカップの上にバランスよく積まれていたプラスチック製のカップだった。いつも不安定だったそのカップはイチジクという味が思い出せない果実とワッフルという響きで、今日も現実とバランスをとる。
自分は変わらなくていい。変えるのは眼鏡だ。君は生まれたままの君で素晴らしい。そして眼鏡は誰でもかける事が出来る。だから眼鏡を変えるべきだ。ちゃんとした所に相談すれば、眼鏡は君の素晴らしい人格になるんだ。よく見てごらん。自身の事しか考えていない人間が、自身の為に誰かを助け出したよ。
今日が卵としたら、何があってもおかしくは無い。卵が内側から割るのは正しい方法だと思う。だけど、僕らが知ってる卵は、誰かが簡単に割ってしまう光景だ。その力加減は、とても難しく、慎重になればいいという訳でもなさそうだ。さあ、君の卵は君が割る事から始まる。その時間は朝の数分だ。迷うな。