菅原道真と言えば、学問の神様で・・・
祀られている代表的なところは太宰府天満宮や北野天満宮・・・
福岡には他にもゆかりのある地に神社があったりする。
例えば、水鏡天満宮とか・・・。
たいてい、何かしらのゆかりがあって・・・というのが多いと思われるんだけど、
なぜか、子どもの頃から慣れ親しんだ徳之島の徳和瀬のティラ山に建てられている白嶺神社に祀られているのも
菅原道真
何かご縁でもあるのかしら?と、ぼんやり思うことはあっても調べることはせず。
先日、機会があって白嶺神社の由来を読んでいたら、ほぉ~・・・なことが。
ティラ山は、山全体が聖地で終戦前までは老松がうっそうと茂り、人々に畏れられていた・・・んだそうな。
由来によると、「文政三年(1820)、この地に御堂を建て、観音菩薩の木像を安置、一村の祈願所としました。」とある。
観音菩薩ってことは、最初はお寺ってことになる。
その後、明治三年(1870)の廃仏毀釈の際に御堂は壊され、
「明治12年、村民の寄付で一社を建築し白嶺神社と称して、雷神と学問の神様である菅原道真公の神霊を勧請しました。」と。
ここまで読んで・・・ん?菅原道真は雷神でもあるのか~?
となって、「雷神」で検索してみたら・・・コトバンクによると
「イカズチノカミともいう。雷霊を司る神。蛇形をした小童であると考えられていた。雷神としてはカモワケイカズチノカミが知られるが,菅原道真の怨霊と結びついてその眷属神となり,天神信仰と交渉をもつにいたった。」んだそうな。
へぇ~・・・面白い。
ちなみに、眷属神(ケンゾクシン)というのは、こちらもコトバンクで調べてみると
「大きな神格に付随する多数の小神格。摂社。末社。」とのこと。
むむむむむ・・・わざわざどうして雷神と学問の神様を勧請したんだろう???
気になるので、さらに検索・・・雷神は「稲妻などの語が示すように稲や水の神・・・」とのこと。
なるほど~・・・それだ!!
父の言葉が頭に浮かんだ。
雷と稲作の関係のことを良く話していた。ある時期に雷鳴が起こらないと稲に実が入らない・・・それは、雷鳴は神さまと稲との性交で、その結果できたのがお米だから・・・みたいなことだったと思う。雷神は、徳之島で稲作が行われていた頃には重要な神さまだったに違いない。
今では、見渡す限りサトウキビ畑になってしまって、田んぼはすっかり姿を消してしまったけれど、かつては稲作を中心にして一年が回っていたらしい。
奄美では、徳之島にだけ田植え歌も歌われていたっていう話も、どこかで読んだことがあるし・・・。
そんなわけで、ゆかりのない徳之島にも菅原道真公を祀る神社があることに、
勝手に納得。
ここ ↓ が、徳和瀬のティラ山の白嶺神社
学問の神様なので、受験の時も諸々の試験の時もお世話になりました(^^♪