つい先日のこと。
我孫子市に住む姪っ子がついに家を買うことになった・・・と、姪っ子の母である私の姉から連絡。
おぉぉぉ~
私が我孫子市に住んでいた時に市内にある大学に通うために青森から出てきた姪っ子で、この8月に31歳になったので18からかれこれ13年間我孫子市民ということになる。
ついに家を買うのかぁ~。
やったぁ~\(^o^)/泊まりに行けるぞ~・・・ま、今のアパートでも自由気ままに泊まってるけど。
さてさて、姉の話には続きがある。
「シードシ」を調べて欲しいとのこと。
徳之島の人でも気にする人・・・というか、この言葉を知っている人もほとんどいないと思うけれど
「シードシ」というのは・・・松山光秀の「徳之島の民俗1 シマのこころ」から抜粋させてもらうと『シードシのシーは「してもよい」または「実行する」という意をもつ言葉で、ここでは「家屋を建築してもよい」という意味を含んでいる。ドシは年(十二支の年)のことであるから、シードシは「家屋を建築してもよい年」ということになる。』
姉がなぜ気にするのかというと
『家屋を建築する年によってその家の運命が決まるという信仰があり・・・・・・よい年(シードシ)に家を建てるとその家にはフ(福)がついて家運が反映し、家が裕福になるほか、家族は健康長寿で果報になり、逆に悪い年(シードシでない年)に家を建てると、その家には不浄がついて家族が病にかかったり、怪我をしたりして死期を早めるほか、火事(特に落雷による火事を恐れた)などの災難に遭うものと信じられていた。』
から。
「シードシ」のことを知らなければどうでもいい話なんだけど、知ってるばっかりに気になっている様子で・・・。この本には生まれ年によっていつがいいのかということが詳しく載っているので、それを調べて欲しいとのこと。相性が悪い年だと、お祓いの祝詞を唱える時に「シードシ」の人の名前を借りて、見せかけの家主になってもらえば大丈夫なんだそうな。家屋を建築するわけじゃなくて、購入するわけなんだけど・・・いいのかな?なぁんてことも思いつつ調べたら
家主の姪っ子は「戌年子供死ス」とある・・・とんでもない!
姉も同様。
私は・・・「戌年人三人死ス」・・・ひぃぃぃ~っ!!
ちなみに、戌年の今年「フ」のある人は木性の人のみで・・・我が家の娘2\(^o^)/
「戌年福」とある。
姪っ子よ、いとこの名前を借りて「フ」を呼び込んでね~。
そんなこと等、徳之島のことが色々と載っている本
「徳之島の民俗1 シマのこころ」 ↓
徳之島・・・そんな信仰も残る面白い島。80歳の母に「シードシ」のことを聞くと、どこそこの誰それの家は・・・と、長~い話が始まります。