塔頭(たっちゅう)とは、禅宗寺院で、祖師や門徒高僧の死後、その弟子が師の徳を慕い、大寺・名刹に寄り添って建てた塔や庵などの小院だそうな。一番多い時で、承天寺の塔頭は43寺あったそうだけど、現在は乳峰寺を含む4寺だけらしい。
その乳峰寺で、5回目の博多っ子講座があったので行ってきました。
前住職さんが、寺の由来や歴史について話してくださいました。
こんな機会はめったにないからか、いつも以上に参加者が多く、時間ぎりぎりで入ったため席も後ろのほうで、話しも聞きづらい上に、時々起こる笑いにもついていけず(^-^;おまけに、真横からエアコンの冷たい風が直接当たり・・・寒くて集中もできず(T_T)
覚えているのは・・・
壁にかかった言葉の説明の一つ。「忍辱」・・・千日の功徳も怒りに消える。
怒ると、タダで鬼に会うことができる。自分の顔を見ればいい・・・みたいなことを話していたかな?
タダでも鬼には会いたくないもんなぁ。起こっているときは、見たくもない鬼を相手は見ているんだね~。かわいそうに・・・。気を付けよ~っと。
庭は、こんな感じ。こじんまりとしているけれど、落ち着いていて癒されました。
可愛い花を発見。ホトトギスっていう名前だよ・・・って一緒に見ていた方に教えていただきました。
鳥のホトトギスに模様が似ているかららしい。
摩利支天・・・仏教経典によると、「この天は常に太陽の前にいて、その神通力ゆえに何人たりともその姿を見ることも実態を捉えることもできない。そしてこの天に帰依すればあらゆる厄難からその身を護ってくれる。」という仏教の守護神だそうな。そんなわけなので、武士の間で摩利支天信仰があったとのこと。
その摩利支天。
全ての災厄から免れるように、お参りしました(^^♪
近くを通ることはあっても、中に入ることはなかった乳峰寺。前住職さんの話は後ろの席までほとんど届かなくてもったいなかったけれど、博多っ子講座があったおかげで、乳峰寺のことを知ることができました。まだまだ博多にはお寺がいっぱい。
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