10月16日の日曜日。
石川ドッグレスキューさんの主催するチャリティバザーに参加してきました。
開催場所は、偶然にも独身時代に一人暮らしをしていた北寺町の川向うにある「金沢問屋センター」。
「きまっし広場」に近づくにつれ犬の鳴き声が聞こえてきました。
あらまぁ、おるわ、おるわ
駐車場からの足取りも軽く、いろんなワンちゃんが待つ(いや、待ってないか)輪の中へ。
なんといっても、最初に目に飛び込んでくるのは「コーギー」
そうやよね、そりゃあ仕方ない。
どうしてもルルの面影をさがしてしまうんや。
来る犬に向かってワンワンと吠え続けている2匹のコーギー発見。
嫌がるのもかまわずギュ~~っとハグ
あぁ、ルルの感触・・・
旦那と子供は他の犬に触れ合いに・・・だけど、私は動けずギュ~~
その間も、やってくる人や犬に吠え続けていたコーギー君。
気が付くと犬を中心に人の輪ができてた
「すごい吠えるねー」
「ハハッ、あの~コーギーは人大好きなんで『早く撫でてー』て、人を呼んじゃうんです」
「へぇ、そうなんや~」
そうなんよね、ルル。
そんで他の犬とおらんとオレと遊んで~って鳴くんよね。
あんたが教えてくれた、コーギー豆知識。
でも、今日の目当てはコーギーじゃなく・・・あれ?来てないのかなぁ。
初めての私たちは里親募集犬が見つけられずにウロウロ
ここに来るまでにものすごく迷った。
ルルがいなくなって、まだ1か月と半分。
自分の中のルルの大きな存在。
そして、ブログの中の里親募集中のワンちゃんたち。
そのなかでも、年老いて病気をかかえているワンちゃんの話を読んでいると
気持ちがザワザワしてくる。
部屋に置いたままの、片づけられないケージ、エサとお水のお皿。
ここには、今すぐにでもワンちゃんを受け入れられる環境が揃ってる。
おい私、お前はどうしたいんや?
生きようとする命。
生きたかったろうに、失ってしまった命。
ルルはどう思うだろうか?
嫌や、嫌やとごねるだろうか?
考えて考えて、グルグル回っちゃうぐらい考えて
里親としてワンちゃんを受け入れようと決めた。
ルルのお葬式の時に教えてもらった、「ドッグレスキューさん」の活動。
今日、私がここに来れたのも・・・きっと、ルルが後押ししてくれたんやよね。
ルル、大好きやよ。
ルルがおったから、一歩踏み出せたきがする。
これからも、ずっと一緒やよ。
さて、ブログで何度もチェックしたワンちゃんを発見。
その里親募集中のワンちゃんにご対面しましたら、私の今までの心配をよそに
子供の喜びようったら・・・・
「かわいい~~~」
・・・お前、そんなことルルに言ったことないやろ。
「この子、10歳すぎとるよ。可愛がれる?お世話できる?(友達と)遊ぶが我慢せんならんげんぞ?」
「いいしできるし我慢するし」
「病気もあるげんぞ、ひょっとすると長く生きられんかもしれんし・・・ボール遊びとかもできんかもしれん」
「・・・・・わかっとるし」
「それでも大事にできるか?ずっと、どんなことがあっても最後まで世話せんなんげんよ」
「・・・・・・・・・・わかっとる、大事にする。」
それは、子供にいったのではなく・・・自分に確認した言葉だったのかもしれない。
その子は、初対面のせいもあってか・・・コーギーのような人懐っこさはないけど
それはそれは優しい目をした、物静かなワンちゃんでした。
なぜか、近くを通る子供には尻尾を振って寄っていく・・・・・
最初のお宅でお子さんに可愛がってもらってたんだろうか・・・
息子もそんなワンちゃんに目じりが下がりっぱなしで、ずっと撫でていました。
私らは、君の最初の飼い主さんには敵わんやろうけど
もう一度、うちらと家族になってくださいな。
先住犬のルルもお空の上から、応援してくれてるだろうから
もう一度、君が安心して暮らしていけるように・・・あったかい気持ちに包まれてくらせるように
ゆっくりとでいいから、皆で考えていこう