世界の中心で吉熊が叫ぶ2

身長15センチの吉熊くんと生きる独身OLの暮らし

貴族マインド

2024年11月08日 | 日記
心療内科デー。待ち時間は驚異の4時間。ディズニーランドの人気アトラクション並み。
その前に駅そばでキメる。
今日は冷え込むので温かいそばにした。


心療内科の待合室では旅行ブログをスマホで作成したり、飽きたらネットサーフィンをして過ごした。
受付嬢がこっそり「1億円」をくれた。



嶽本野ばら先生の新作が来月18日に発売になるのだが、小学館から出るらしくて俺氏、吃驚した。


野ばら先生にお手紙を書くときは小学館の文芸編集部に出す(野ばら先生ん家の住所を知らないので)。
私が野ばら先生の文章に出会ったのも小学館から出てる雑誌「美的」だった。

小学館、万歳\(^o^)/

小学館による新作「ピクニック部」の案内が素晴らしい。ちょっとあらすじを読んでたら泣きそうになってしまった。

〈 書籍の内容 〉

12月18日に発表ということは…もちろん、サイン会も…あるんだよね?
え?今年もう一回野ばら先生に会えるの…?きゃっ!!




さて、診察。
クマ医師に奈良のお土産をあげた。
菊屋の和菓子。
奈良国立博物館の外で売っていたのである。店員さんが素敵な和服をお召しで、商品説明も上手だったので好印象。



400年の歴史がある老舗和菓子屋さんとのこと。

「いつもすみません~ん」とクマ医師。

旅行の話を聞かれたので、天気が良くて楽しめたこと、そして母ヨーコたん(72歳)に手を引っ張られながら知恩院の三門を登ったことなどを笑いを交えて報告。

日常について。
「最近、良いことも悪いこともすぐに忘れます」と言ったらサイレースを減薬されそうになったので、困惑。
LINEスタンプのカエルみたいな表情になってしまった。


「寝汗(内分泌療法の副作用)で中途覚醒するぐらいならば健忘ぐらい我慢します」とブロック。
けっこうきっぱりと断ってしまったので、クマ医師、気分を害されてないかしら…。

薬を取り上げられそうになると怯える自分の姿はもう立派な薬物中毒者である。
でも同時に「まあ、でもしょうがないじゃん。気持ち良ければOKじゃん」と思えるほどにはロココ時代のおフランスの貴族メンタルな自分に健全さを感じる。


仕事のことを聞かれるも、「ごめんなさい。本当にネタがないんです」と謝る。
優しく仕事ができる上司、おもしろい同僚のなかでぬくぬくしているので、重箱の隅を突いてもネタが出てこないのである。
こんなこと24年の会社員生活で初めてだ。毎日楽しく生きている。

そんなこんなで終了。

処方変更なし
ビオスリー、マイスリー、サイレース、ハルシオン、パリエット。
清暑益気湯、黄連解毒湯。

自立支援の書類は来週の診察までには整えてもらえるそう。

1時に帰宅。
そのままバタンQ。


立冬

2024年11月07日 | 日記
今日から二十四節気「立冬」に入り、暦の上ではこの日から冬になる。
秋分と冬至のちょうど中間にある立冬。
暑いのが苦手な私にとっていつもこの時分はホッとする。

■最近した冬支度
・布団を夏用の薄いものから羽毛布団に変えた。
・心療内科の主治医からもらったアイスノンを仕舞い、去年買ったホテル仕様の枕に変えた。
・クローゼットから黒のストッキングとトレンチコートとカシミアのショールを出した。

着るものに困っている。朝晩は寒いのだが日中は相変わらず暑く、調整できる服を選ぶのがとても大変。
毎年こんなふうだったっけ?
ちなみに去年の今頃は1ヶ月間ほど会社を休んでいた。
だいたい毎日10時に起き、15時に家を出て16時に治療。
数分の治療ののちはラッシュを避けてすぐに帰宅。
なので、この時期の朝晩の寒さを感じるのは2年ぶりなのである。
勘が鈍るのも当然。
また、去年の晩秋から受けている内分泌療法開始以降は突如湧き出る汗やほてりに困惑。
暑がりになったので寝るときは今でもエアコンの温度設定を27℃(除湿)にしている。
服装、エアコン設定、漢方薬、睡眠薬、アイスノン…色々と涙ぐましい工夫をしつつ過ごしてきた一年だった。

寒いのでアツアツのとんかつ(和幸)をテイクアウト。



帰宅前に木曜日なので図書館に寄って文春を読んだ。
林真理子先生の連載を5分で読む。
とんかつが冷めてしまわぬように。
選択的夫婦別姓、そしてハロウィンのコスプレまで幅広い分野を取り上げていた。
真理子先生の目を通して指から紡ぎだされる「今」を知る、そんな木曜日は平日で一番好きな曜日かもしれない。



「サムイデスネ」

2024年11月06日 | 日記
「サムイデスネ」
その外国人店員は言った。
ほぼ毎朝通う朝のコンビニでのワンシーン。
今朝は急に冷え込んだのでカシミアのショールを羽織って出勤した。
彼はそれに気づいたようだ。

彼に「どこの国から来たのか」と問うとバングラデシュからと言う。
なんとなく暑い感じの国だと思い、日本の寒さは大丈夫かとも問うてみたところ、バングラデシュも2ヶ月ぐらいは寒い時期があるので慣れている、大丈夫と笑顔で答えてくれた。
私の拙い英語力なので正しい情報かは不明だけど。

外国人と話すときは通常とは異なる脳の箇所をフル活用させる。
今朝はそれを体験でき、エキサイティングで楽しかった。
コロナ禍以降、海外へは行っていない。
2020年に更新したパスポートは真っ白のまんま。
弟なんか去年から今年にかけてハワイ、台湾、香港、シンガポールに行ったというのに。
私も来年は海外旅行に行こうかなとふと思った。

カシミアのショールを羽織るのに足がヌードベージュのストッキングだとバランスが悪い。
なので今朝は黒のストッキングにした。
毎年11月1日をストッキングの衣替えの日としていたのだが、年々暑さが長引くようになり、11月になっても半袖ワンピースを着ていた関係で、後ろ倒しになっている。


このベルベットの花柄のワンピース(ミッシュマッシュ)には思い出がある。
去年、1ヶ月ほど毎日連続で治療を受けたのだが、その科の主治医に「きちんとしてる恰好」と褒められたのである。
「なんでいつもこんなにきちんとしてる格好なの?ジャージでいいんだよ、ジャージで」
と笑いながら言われた。
その笑い声の主はあの病院で一番話しやすかった天使先生である。再発しない限りもう会えないのが寂しい(再発したくないけど)。


旅先や職場で「嬉しいな」「楽しいな」と思いながら過ごしているとき、ふと、私を診てくれた(診てくれている)先生たちを思い浮かべる。
彼らはきっと私がこうやって過ごせることをゴールにしていたのでは?(しているのでは?)と思うのだ。
その思いに応えるように「毎日」を精一杯生きることが、きっと先生たちへの恩返しに繋がるのだろうと思う。

ワンピースの紺色に合わせて今日のバレッタはフェラガモ(紺)。



夕食は先般買ってみて美味しかったハンバーガー。
そしてワンタンスープ。

  
明日の朝も冷えるのだろうか。何着ていこう。悩ましい。



旅の余韻

2024年11月05日 | 日記
通常通りに出勤。
ハイグレードな旅から一晩明けて日常に戻る。


夕食は王将。
「忘れられない中華そば」とジャストサイズの餃子。

量が少なすぎ。
(旅行で私の胃袋が大きくなったのかな?)



一昨日のフレンチ@奈良ホテルの一品。
サーモンは吉熊の大好物♪


吉熊「まんぷくま!!!」


母とLINEで通話。
昨日までの旅行の思い出話に耽る。
二人とも一番の思い出は奈良ホテルのフレンチ!!

一人旅もいいけれども、気を遣わない家族との旅行も楽しい。
またどこかに一緒に行けたらいいな。

母は何度か妹と旅行にいっている。
「芋子ちゃん(妹)は私の手をぐいぐい引っ張っていってくれる」のだそうだ。
私は逆に母に引っ張られていた@知恩院。

同じツアーに娘と参加していた女性と喫煙所で何度か遭遇した。
その際、
「あなた、お母さんが元気でいいわねえ!」
と言われた。
知恩院の三門を登る際、母が私をアシストしているのを見て、娘たちと「あそこの親子、お母さんの方が元気だね」と話していたのだそうだ。
72歳にアシストされる46歳娘!!/(^o^)\


でも本当に急な傾斜の階段でびっくりしたよね。

こんな感じ。

https://www.wajun-kaikan.jp/guide/news/9651/

途中ロープを握りしめながら登る部分もあって、「ファイトオオオ!いっぱぁぁぁつ!!」ってリポDのCMを思い出した。

よく無事に帰ってこられたよね。母も私も。



奈良・京都の旅(11/4)

2024年11月04日 | 日記
11/4(月)
6:15に母に起こされた。スマホのアラームでは起きられなかった私。
母がいなかったら寝坊していただろう。
7:00「三笠」にて朝食。






ぷりっぷりの鮭!


美味しくて美味しくて悶絶した。

和食を選んだのだが、ちゃっかり看板メニューの「茶粥」もおねだりしちゃう!!
茶粥はちゃんとお茶のほろ苦さを感じられた。




9:00バスに乗り込む。
ここからの旅程はぶっちゃけ歩いて回れるのだが、なんせ「クラブツーリズム」の「プレミアムステージ」のツアー。バスで回っちゃう!
まずは「奈良国立博物館」




ここも中学か高校時代の修学旅行で来たのだが忘れている。
今回は「第76回 正倉院展」を楽しんだ。(音声ガイドは自分で頼んだ)


色々凄かったのだけれども、私はやはりポスターに載っていた七宝焼きの鏡の色合いや精緻な模様にうっとり。
聖武天皇が身の回りで使っていたとされる「ひじつき」も格調高く、私も腕を乗せたいぞと思った。(弾力性に富んでいるらしい。ニトリで売ってないかな、こういうの)
お魚の形をしたガラスアクセサリー「瑠璃魚形」もめっちゃかわいくて欲しくなった。
音声ガイドでは案内されていなかったが、舞踏をする際に衣装の下に着たTシャツが印象的だった。ユニクロででも売っていそうな色形だったのである。なんならクマパパが着ていそうなグンゼの下着みたいな。
奈良時代の人もTシャツを着ていたと思ったら親近感がわいた。

【第76回正倉院展】今年の見どころは?



12:00
菊水楼に到着。ここで懐石ランチに舌鼓。




建物も内部もガチだった。
創業は1891年(明治24年)。

















13:30
興福寺。
ここのバスの駐車料金は3000円!
この旅行、やっぱりプレミアム!!

興福寺の阿修羅像に合うのは15年ぶり!


2009.5.10 興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」


いつ見てもかわいいな。


ズボンの模様、ビーチサンダルっぽい草履も精緻であるし、豊かな表情はまるで生を思わせる。
八部衆の鳥人間の像(迦楼羅(かるら)像)にも会えた。鳥人間、好きすぎてハガキを購入した。
15年前もこの鳥人間に興奮した。


五重塔は明治時代以来120年ぶりとなる大規模な保存修理工事なう。


中金堂は時間がなかったので入場せず横からパシャリ。



そこら辺に鹿がいるのにも慣れてきた。




近鉄奈良駅前で下車。
さよなら、バス!


15:05の近鉄奈良線急行で京都駅に向かう(指定席)。




4年前に奈良に行ったときは普通車だったのでラグジュアリー感がぱねぇ!
母が駅で柿の葉寿司を買ってくれた。
15:39に京都駅に到着。
やっぱり大混雑の京都駅。
同じツアーのおばさまと喫煙所で遭遇。すっかり打ち解けた!
母とお土産を選び、16:10、集合場所の柱へ。
でも本当は16:20が集合時間だったらしい。
添乗員さんの声が小さくて聞き間違い者続出。

そんな添乗員さんの旗を追いながらやっと新幹線乗り場へ(旗は小さく、私は緑内障なので見失いがち)。
12番線ホームで待っていると絶えず新幹線が来ては去っていく。
乗り間違えないか心配で心配で。


16:33、ひかり658号で帰京。


母が買ってくれた柿の葉寿司、私が母の分も買ったペコちゃんの夕子。




「楽しかったねぇ」「高額な旅は何もかもラグジュアリーだねぇ」などと話していたらあっという間に東京駅に到着していた(19:12)。

いやあ、本当に良い旅だった。感無量。お天気にも恵まれて、暑すぎず寒すぎずで京都・奈良のいいところをいっぱい味わえた。
誘ってくれた母に感謝!!