世界の中心で吉熊が叫ぶ2

身長15センチの吉熊くんと生きる独身OLの暮らし

本と煙草

2024年11月28日 | 日記
今朝のニュースで有吉佐和子先生の「青い壺」が売上50万部を超えたことを知る。




今年の夏、本屋で平積みされているのを発見。帯に惹かれて買って読んだけど、心の底から「なんて面白いのだろう…」と恍惚とした。

短編集で、困難やモヤモヤをうまくかわす登場人物たちがじつに魅力的なのだ。
第5話の緑内障の母親を引き取る独身の娘の話が特に好き。母娘の互いを思いやる会話文を読んでいると涙が出そうになる。

あとやはり、みんな大好き12話ね。
病院の掃除婦をしている、決して裕福ではない森シメが患者(金持ち)が捨てようとする薔薇の花びらを集めて…(ネタばれになるので割愛)…多幸感MAXで眠りにつくアレも鳥肌が立った。金持ちの病人よりもシメが一番幸せだという皮肉。本当に好き。


この前、父とも「青い壺」について話していたので、実にタイムリー。

今朝も出勤時に家族LINEで盛り上がった(私と父だけ)。

読書家のパパの娘で本当に良かった。

読んだことがない有吉佐和子先生の作品…まずは「非色」を読もうと思っていた矢先に「頂き女子りりちゃん」が差入としてもらった有吉佐和子先生の「悪女について」が面白いとツイートしていて、まずはそちらを読んでみた。
やはり短編集で、一つ一つの話が小気味よく進み、実に鮮やかだった。毎晩一話ずつ読んでいたのだが、口を閉じるのを忘れるほどのめりこんで読んでおり、マジで涎を垂らしながら読んでた。


そんな俺氏に朗報。

■ NHK Eテレ「100分de名著 有吉佐和子スペシャル」
2024年12月2日(月)22:25~22:50



「華岡青洲の妻」はなぁ、途中の数行で泣いちゃうんだよなぁ…。
病を患った青洲の妹・於勝が実に物悲しくて。

でも楽しみだな、放送。テキスト、買わなくっちゃ!


作家の林真理子先生が言っていたが、作家には2つの命がある。
肉体的な命と、書いた本の命。
有吉佐和子先生は没後40年だけれども、書いた本の命が令和の今でもこんなに輝きを放っている。
こんなことってあるんだな。


帰りにてんやで野菜天ぷらそばを食べた。
アプリのクーポンを使い、好きな天ぷら一品を追加。今日はナスにした。



天ぷらは揚げたてが最高だよな。

そして煙草屋で煙草を購入。
「駅名ライター、入りましたよ!!」と店員さん。
(私が店先に入ると私が愛飲するピアニッシモを取り出して待っていてくれる)

そう、駅の看板を模したライターが売られてて、以前購入したのだ。
暫く売り切れだったのだが、やっと入荷したらしい。
「秋葉原駅」「新宿駅」「東京駅」「高輪ゲートウェイ駅」から、今日は「高輪ゲートウェイ駅」をチョイス。
かわいい!!


町の煙草屋さんって大好き。
すぐに顔と銘柄を覚えてくれるし、アットホームだし、喫煙所もあるし。
なので私はなるべくコンビニではなく、町の煙草屋さんで煙草を購入するようにしている。


上記のことから、本と煙草は私には欠かせないものだと再認識した。



障害年金(視覚障害)について。
一昨日の帰宅後、心療内科クマ医師から紹介された社労士事務所に電話をしたら受付係の男性が出て、「こちらは平日9時~18時の営業時間です」と言われた。
「うちと同じですね」と感想を述べ、続いて「御社は精神疾患がご専門だとのことですが視覚障害も扱っていますか?」と尋ねた。
「私にはわかりかねます」と受付係。

とにかく平日にしか社労士の先生とは接触できないっぽい。

そんな門前払いな対応を受け、緑内障なのに白目に。そして社労士のサイトを隈なく見てみると、あった。Eメール相談窓口。
そこに相談内容をぶち込んで送信。
どうなることやら。

明日は毎週金曜日の心療内科への通院。
もう一週間か。早い。

さっき買った煙草を一本ぶち込んで寝よう。