11/3(日)
クラブツーリズム プレミアムステージ
「伝統と歴史に彩られたクラシックホテルに宿泊 非公開文化財「冷泉家住宅」「第76回正倉院展」2日間」に参加。
私の手術後1年の検査がクリアになったころ(9月)に、母から誘われたのである。
吉熊も楽しみにしていたんだよね。
6時起き。
母との旅のスタートは東京駅日本橋口。
添乗員さんと合流し、9:33初のひかり号で出発。
グリーン席なんて何年ぶりだろう。広くて快適。
母がこしらえてくれた焼肉弁当を頬張りながら京都駅へ。
今年2回目の東海道線。前回は母校の甲子園観戦をするために新大阪駅まで利用した。
12:12、京都駅に到着。すごい人混みである。
添乗員さんの旗を見失わないように懸命にツアーに付いていく私と母。
そのままバスに乗り、車窓から京都の街並みを楽しむ。観光バスから眺める京都は高校の修学旅行以来。
まず冷泉家へ。現存する唯一の公家屋敷が4日だけ公開されている。
同志社大学に隣接するお屋敷は楚々としていて、とても洗練された素晴らしい佇まいだった。
歌を詠むために部屋の壁や襖を季節感のないものにしたり、火事が起きた際に倉庫内(主しか入れない)の書物などを投げ入れられるように近くに井戸が設置されていたり、工夫や叡智も感じた。
続いて、知恩院へ。
高校時代の修学旅行で行ったはずだが記憶が消えている。
京都非公開文化財特別公開「国宝三門楼上」。
三門内を登ったのだがとっても過酷だった。全身を使わないと登れない。
登った先、上層部(楼上)内部は仏堂となっており、中央に宝冠釈迦牟尼仏像、脇壇には十六羅漢像(いずれも重要文化財)が安置され、天井や柱、壁などには迦陵頻伽や天女、飛龍が極彩色で描かれている。
外に出て外部を一周。景色が良い。
「華頂山」の額の大きさは畳2畳分らしいが近くで見てもそう大きくは感じなかった。
登りが大変なのだから下りも大変。母にアシストしてもらう。
境内にある高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ約70トンの大鐘も見学。
アインシュタイン博士が自ら入り、打ってもらった鐘。
とても大きくて迫力満点。
「ゆく年くる年」にも出てくる有名な鐘である。
母、健脚。
15:00ぐらいに出発。
三連休ということもあり京都市内は大混雑。
ドライバーさんが機転を利かせ、市道182号線を使って二条通りへ。
渋滞を避け奈良への高速に乗れた。
途中、インクラインを見かけて「ねぇ、君!!!!」とブツブツ言って母に「ん?」と訊かれる。
(嶽本野ばら先生の「カフェー小品集」の「眠りの国、青い屋根の人の家」の聖地なのである)
そう、今私は野ばら先生のお住いの京都にいるのだわと思うと胸熱すぎて…。蹴上駅付近を急いで撮影。
道中、バスガイドさんがサービス旺盛で、あれこれと話してくれた。
・伏見は漁港の街。宇治川沿いに港があり、大阪から海産物が入ってきた。
・日本書紀「影媛伝説」。天皇に求愛された影媛。恋人がいるからと断ったら天皇に彼氏を殺されてしまい、泣きながら平城を走ったというもの。ちょうど車窓には夕暮れ時の平城の大地が広がっていて、心打つものがあった。
・これから皆さんが泊まる奈良ホテルは関西の迎賓館。寝るのも勿体なくなるほど高級です→バス内、爆笑。
さて、奈良ホテル。
車寄せの中にズズズンと入るバスに車内でどよめきが。
16:30にチェックイン。
重厚感のある建物にツアー客一同、ため息。
私と母は新館1階の部屋。
「様子が日光の金谷ホテルみたいだねぇ」なんて言う。(泊ったことないけど)
私の好きな上村松園の絵がさりげなく飾られていたりする。
喫煙後、ちょうど日が暮れるところだった。
秋色の夕暮れ時の山々を撮影。
食事は17:30~だったので、それまで喫茶ルームでお茶をする。
アインシュタインが弾いたピアノが置かれていた。どんな音色なんだろう。
廊下に面した展示コーナーで牛乳石鹸と奈良ホテルのコラボを見る。
牛が鹿になってる!!
雅子さまも泊まられたんだ。
ダイニングルーム「三笠」でディナー。
人生で一番充実した食事だったと思えるほど素晴らしい内容だった。
ふ~。お腹いっぱい。
どれも美味しかったけれどもやはりお肉かな。しっとりしててボリューミーで贅沢だった。
母はチャキチャキしてて、私が食後の一服をして部屋に戻ったらもう入浴をし始めていた。
部屋でまったり。
23:00頃に薬を飲んで横になったが全く眠れず。
ハルシオンの追加をしてみても駄目だった。
「明日、ちゃんと起きなければ」と焦れば焦るほど眠れない。
0時、人生初のマイスリー10ミリグラムを追加。急いでかみ砕く。
やっと眠れた。
ゴージャスな旅行に精神が高揚したのかな…?
クラブツーリズム プレミアムステージ
「伝統と歴史に彩られたクラシックホテルに宿泊 非公開文化財「冷泉家住宅」「第76回正倉院展」2日間」に参加。
私の手術後1年の検査がクリアになったころ(9月)に、母から誘われたのである。
吉熊も楽しみにしていたんだよね。
6時起き。
母との旅のスタートは東京駅日本橋口。
添乗員さんと合流し、9:33初のひかり号で出発。
グリーン席なんて何年ぶりだろう。広くて快適。
母がこしらえてくれた焼肉弁当を頬張りながら京都駅へ。
今年2回目の東海道線。前回は母校の甲子園観戦をするために新大阪駅まで利用した。
12:12、京都駅に到着。すごい人混みである。
添乗員さんの旗を見失わないように懸命にツアーに付いていく私と母。
そのままバスに乗り、車窓から京都の街並みを楽しむ。観光バスから眺める京都は高校の修学旅行以来。
まず冷泉家へ。現存する唯一の公家屋敷が4日だけ公開されている。
同志社大学に隣接するお屋敷は楚々としていて、とても洗練された素晴らしい佇まいだった。
歌を詠むために部屋の壁や襖を季節感のないものにしたり、火事が起きた際に倉庫内(主しか入れない)の書物などを投げ入れられるように近くに井戸が設置されていたり、工夫や叡智も感じた。
続いて、知恩院へ。
高校時代の修学旅行で行ったはずだが記憶が消えている。
京都非公開文化財特別公開「国宝三門楼上」。
三門内を登ったのだがとっても過酷だった。全身を使わないと登れない。
登った先、上層部(楼上)内部は仏堂となっており、中央に宝冠釈迦牟尼仏像、脇壇には十六羅漢像(いずれも重要文化財)が安置され、天井や柱、壁などには迦陵頻伽や天女、飛龍が極彩色で描かれている。
外に出て外部を一周。景色が良い。
「華頂山」の額の大きさは畳2畳分らしいが近くで見てもそう大きくは感じなかった。
登りが大変なのだから下りも大変。母にアシストしてもらう。
境内にある高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ約70トンの大鐘も見学。
アインシュタイン博士が自ら入り、打ってもらった鐘。
とても大きくて迫力満点。
「ゆく年くる年」にも出てくる有名な鐘である。
母、健脚。
15:00ぐらいに出発。
三連休ということもあり京都市内は大混雑。
ドライバーさんが機転を利かせ、市道182号線を使って二条通りへ。
渋滞を避け奈良への高速に乗れた。
途中、インクラインを見かけて「ねぇ、君!!!!」とブツブツ言って母に「ん?」と訊かれる。
(嶽本野ばら先生の「カフェー小品集」の「眠りの国、青い屋根の人の家」の聖地なのである)
そう、今私は野ばら先生のお住いの京都にいるのだわと思うと胸熱すぎて…。蹴上駅付近を急いで撮影。
道中、バスガイドさんがサービス旺盛で、あれこれと話してくれた。
・伏見は漁港の街。宇治川沿いに港があり、大阪から海産物が入ってきた。
・日本書紀「影媛伝説」。天皇に求愛された影媛。恋人がいるからと断ったら天皇に彼氏を殺されてしまい、泣きながら平城を走ったというもの。ちょうど車窓には夕暮れ時の平城の大地が広がっていて、心打つものがあった。
・これから皆さんが泊まる奈良ホテルは関西の迎賓館。寝るのも勿体なくなるほど高級です→バス内、爆笑。
さて、奈良ホテル。
車寄せの中にズズズンと入るバスに車内でどよめきが。
16:30にチェックイン。
重厚感のある建物にツアー客一同、ため息。
私と母は新館1階の部屋。
「様子が日光の金谷ホテルみたいだねぇ」なんて言う。(泊ったことないけど)
私の好きな上村松園の絵がさりげなく飾られていたりする。
喫煙後、ちょうど日が暮れるところだった。
秋色の夕暮れ時の山々を撮影。
食事は17:30~だったので、それまで喫茶ルームでお茶をする。
アインシュタインが弾いたピアノが置かれていた。どんな音色なんだろう。
廊下に面した展示コーナーで牛乳石鹸と奈良ホテルのコラボを見る。
牛が鹿になってる!!
雅子さまも泊まられたんだ。
ダイニングルーム「三笠」でディナー。
人生で一番充実した食事だったと思えるほど素晴らしい内容だった。
ふ~。お腹いっぱい。
どれも美味しかったけれどもやはりお肉かな。しっとりしててボリューミーで贅沢だった。
母はチャキチャキしてて、私が食後の一服をして部屋に戻ったらもう入浴をし始めていた。
部屋でまったり。
23:00頃に薬を飲んで横になったが全く眠れず。
ハルシオンの追加をしてみても駄目だった。
「明日、ちゃんと起きなければ」と焦れば焦るほど眠れない。
0時、人生初のマイスリー10ミリグラムを追加。急いでかみ砕く。
やっと眠れた。
ゴージャスな旅行に精神が高揚したのかな…?