世界の中心で吉熊が叫ぶ2

身長15センチの吉熊くんと生きる独身OLの暮らし

秋の夜に 思い浮かぶは ブロッコリー

2024年11月21日 | 日記
小雨の中、出勤。昼過ぎから晴れてきたが、晴れているにもかかわらず傘がないと困るぐらいの細い雨が降っていた。
そんな柔らかい日差しと少し冷たい空気のなかで繰り広げられる「狐の嫁入り」は私を不思議な気分にさせた。


朝ドラ「おむすび」がやっとおもしろくなってきた。
主人公・結が栄養士を目指すべく専門学校に進んだ。だが、結が授業でグルーピングされたメンバーが凄い。

「モリモリ」不動産屋会社の営業マンだった(色々あって退職)。
「カスミン」実家が病院経営をしているお嬢様。
「サッチン」スポーツ専門の栄養士を目指している。他人の言動にため息をつく←感じ悪い。

今日はカスミンとサッチンがバトルってて、結も巻き添えを食らう展開。
このサッチンに既視感。
自分以外の奴らは真剣じゃないと決めつけてるところが「虎に翼」のよねさんちっくで懐かしくなってしまった。
最初よねさんも感じ悪かったもんな~。


栄養士ってどんな仕事かよくわからないのだけれども、去年、順天堂に入院したとき栄養士さんがやってきてベッドで指導をしはじめた。
「普段どんなものを食べていますか?」と尋ねられたので「王将、てんや、駅そば、サイゼリヤとかです」と答えた。
そして、「…食事というか店名ですよね」と自分で自分に突っ込んで爆笑。
栄養士さんは「…そうですか。んー、じゃあ、このパンフレットをよく読んでおいてくださいね」と言って書物を置いてそそくさと去っていった。指導しても無駄だと悟ったっぽい。


世話になっている眼科の女医にも、最初、私の食生活を語ったら吃驚されたっけ。
「ブロッコリー(目に良い)とか自分で茹でて食べないの?」と訊かれたので、「ガスの使い方がわからなくって。持ち家なんですけどね」と答えた。女医は絶句し、それ以上何も突っ込まなくなった。

でも私は健気なので、次回の診察までに頑張ってコンビニの冷凍ブロッコリーを購入してレンジでチンして食べていた。
しかし、女医は「そういうんじゃなくって。ブロッコリーはちゃんと茹でてその茹で汁も摂取しないとダメなんだよね~」とダメだししてくるではないか。

この眼科の近隣には商店があり、そこではいつもブロッコリーが100円で売られている。
それが私には安いのか高いのかわからない。
眼科の帰りに店先で足を止め、緑の塊を見る。
「でも茹でられないし」
とぶつぶつ言うのが眼科通院時のデフォ。

ブロッコリーを茹でるのもそうだが、たぶん私は揚げ物も魚をさばくのもしないで死ぬんだろうなと思う。そんな生き方をしている自分がけっこう好きだ。

去年の術後は母や妹から「野菜食べてね」と言われてて、自分でもその意見に沿うように工夫をしていたが、もう駄目っぽい。
興味がないことって続かない。たまに青汁飲むぐらいしかしていない。

こんな私でも「おむすび」の展開に興味津々だ。面倒臭がりで自炊ができない独身OLのライフハック的な献立(外食かコンビニごはん)を番組内で取り上げてくれたらもっと真剣に見るんだけどな!!
視聴率取れないかもだけど。


そんなこんなで今日はサイゼリヤ。
ミラノ風ドリアとチキンのサラダ。


店員さんの女性が私を見かけて嬉しそうだった。
以前、頻繁に通っていたから、すっかり顔を覚えられてしまったようだ。


帰宅後。
吉熊が「寒い」と言うのでセーターを着せた。母ヨーコたんお手製のセーターだ。言うまでもなく「Y」のマークは吉熊のイニシャル。



やっぱり吉熊はかわいいなあ。
(背後にいるのはクマリュックみぽりん)

母の手編みのセーターといえば、アンクルジョンも着ている。




母が茹でてくれるブロッコリーに思い切りマヨネーズをかけて食べたい。

秋の雨は、そう。
人を人恋しくさせる。