大阪龍馬会

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天璋院篤姫の生涯たどる 婚礼調度品、着物、自筆の書簡… 

2008-08-27 10:29:28 | 展示会・イベント
 NHK大河ドラマ特別展「天璋院(てんしょういん)篤姫展」が9月6日から、鹿児島市城山町の鹿児島県歴史資料センター黎明(れいめい)館で開かれる。徳川家に伝わる篤姫に関する衣装や調度品、資料など約200点を通して、薩摩・島津家の分家に生まれ、幕末・明治の激動期を生きた篤姫の生涯をたどる。10月17日まで。

 同展では篤姫の一生を時代を追って紹介。篤姫が13代将軍徳川家定に嫁いだ際の婚礼調度品や江戸城で身に着けていた着物、篤姫自身が書いた書簡などを展示。篤姫を支えた幾島が島津家にあてた書簡もある。

 展示品は、篤姫が生まれ育った薩摩の島津家、家定に嫁ぐ前に養女として滞在した京都の近衛家、その後の人生を過ごした江戸の徳川家の三家から収集した。

 会場では篤姫を身近に感じてもらえるよう、書簡には口語訳を付け、会場内の音声ガイドはドラマで幾島役を演じた松坂慶子さんが担当する。歴史講座や学芸員による資料解説がある。

 幕末の動乱だけでなく、家族愛にも焦点を当てた今年のNHK大河ドラマは「幕末ものは当たらない」との定説を覆し、女性を中心に人気を集めている。鹿児島に先立ち同展が開かれた東京、大阪では当初見込みを2.5‐3倍上回る入館者があったという。

 資料収集に当たった尚古集成館(同市)学芸員の寺尾美保さんは「篤姫の性格や生き方を史実に基づいて想像してほしい」と話している。

 観覧料は大人1000円(前売り800円)、高大生600円(同480円)、中学生以下無料。黎明館=099(222)5100。

8月22日 西日本新聞朝刊