大阪龍馬会

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長崎さるく:来年から幕末編、新コース開拓へ 維新の志士、足跡掘り起こし

2008-08-28 10:27:31 | 幕末ニュース
◇街を“龍馬”で染めよう--10年、NHK大河ドラマ放映機に

 長崎市は、江戸末期の「安政の開港」から150年となる来年から、まち歩き観光キャンペーン「長崎さるく」の「幕末編」をスタートさせる。2010年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」が放送され、坂本龍馬(1836~67年)が取り上げられることも重なり「来年以降は街を『幕末』で染めたい」(市さるく観光課)としている。

 同市は9月市議会に提案する補正予算案に「幕末編」の準備費100万円を計上。可決されれば、10月にもボランティアガイドや地域住民、学識経験者でつくる委員会を設置。龍馬や、三菱財閥の創業者で「龍馬伝」の副主人公、岩崎弥太郎(1835~85年)ら維新の志士の足跡や事績の掘り起こし、新たなまち歩きコースの開拓などに取り組む。

 06年にスタートした「長崎さるく」は、幕末のみを切り口としたまち歩きコースは設定されていなかった。市内には、龍馬が結成した商社「亀山社中」跡や、弥太郎が担当した土佐藩の商社「土佐商会」跡、龍馬らを支援した英国人政商トーマス・グラバー(1838~1911年)らの「グラバー園」などゆかりの史跡は多い。田上富久市長は「ドラマは大チャンス。一過性の効果で終わらせず、ドラマを見て長崎に来た方をどういう態勢で受け入れ、多くの成果を得るかを市民と一緒に考えたい」と話している。


◇ドラマば活かしたまちづくり本部

 長崎市はこのほど、2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」にあやかって観光振興など図る「大河ドラマ『龍馬伝』ば活(い)かしたまちづくり推進本部」(本部長=田上富久市長)を設置した。

 市さるく観光課などによると、ドラマは海援隊結成や薩長同盟実現に奔走した幕末の志士、坂本龍馬の生涯を、三菱財閥の基礎を築いた岩崎弥太郎の視線で描く。市は、庁内11部局でつくる推進本部に「企画・施設整備部会」など5部会を設けて観光振興やまちづくりに役立てる。


8月28日毎日新聞 朝刊〔長崎版〕