大阪龍馬会

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幕末「甲子の獄」 勤王の志士しのび慰霊祭

2007-12-25 10:40:05 | 幕末ニュース
 幕末の姫路藩で起きた尊王攘夷(じょうい)派の弾圧事件「甲子(かっし)の獄」で処刑されるなどした勤王志士を偲(しの)ぶ慰霊祭が二十三日、姫路市塩町の大蔵前公園であった。十月に市内の歴史愛好家らが結成した「姫路幕末ファンクラブ」の初企画。今後も姫路の幕末を知ってもらう活動を続けるといい、会員らは「実際にあった地元の物語を語り継ぎたい」と話している。(井関 徹)

 甲子の獄は、姫路や京都で相次いだ佐幕派要人の暗殺に関与したとして、一八六四(元治元)年十二月、尊王攘夷派の藩士らが裁かれた弾圧事件。リーダー格の河合惣兵衛は自害、脱藩を企てた養子の伝十郎は死罪となった。ほかの志士六人も、当時獄舎だった同公園で処刑されたという。

 同クラブは、幕末の姫路で繰り広げられた歴史を広めようと、市民ら約十五人が集まって発足。初のイベントとして慰霊祭を企画した。

 この日は、会員ら約二十人が同公園内にある慰霊碑の前に参列。神主のお払い後、志士八人の辞世の句が厳かに詠み上げられた。

 惣兵衛の子孫として参加した、大阪府堺市在住の河合知子さんは「多くの人に知ってもらうためにも活動を続けてほしい」。同クラブの大谷充会長は「城はあっても語り継がれる“姫路城物語”がなかった。埋もれた歴史を発信していきたい」と話している。

 また同日、同市坂田町の善導寺では惣兵衛と伝十郎を偲ぶ会が開かれ、子孫らが集まり法要などが行われた。

(12/24 神戸新聞)


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