NPO法人アジア水中考古学研究所(福岡市、林田憲三理事長)が16日から3日間、幕末の志士、坂本龍馬が長崎で結成した日本初の商社とされる亀山社中の専用船ワイル・ウエフ号が沈没した新上五島町潮合崎沿岸で海底を調査している。同研究所によると、この海域での調査は初めてで、17日までに碇石(いかりいし)2点を確認。使われていた年代やワ号に関係するかどうかは現時点では不明という。
地元の有川町郷土誌(1994年発行)などによると、ワ号は薩摩藩がトーマス・グラバーから購入した木造帆船で、1866年4月、亀山社中の同志らが乗船して鹿児島に向け長崎を出港したが、暴風雨に遭い漂流。5月に潮合崎で沈没し、12人が水死したとされる。
船には荒鉄約700石、鍋地金約20石の積み荷があり、大砲7門と小筒16門などが装備されていたともされる。事故後、福江藩が漁民らと協力して遺体や積み荷を収容した。
今回の調査は、日本財団の助成を受けて同研究所が取り組んでいる全国的な水中遺跡の分布調査の一環。ワ号が沈没した詳しい場所を特定し、船体の残存部や積み荷などの有無、状態を確認するのが目的。
7人の調査チームが15日に現地入りし、地元の郷土史家などから聞き取りしてワ号が沈没した海域を推定。潮合崎沿岸付近の2カ所で5人が水深18メートル程度まで潜水し、遺物の有無を目視で調査している。
林田理事長は「今回は初期調査。沈没した場所を特定しながら今後も調査を続け、船や積み荷が今どういう状態にあるのか明らかにしていきたい」と話している。
現場近くには龍馬が仲間の慰霊のために建てたとされる墓があり、旧有川町は墓の近くに坂本龍馬ゆかりの広場を整備。今年5月には広場の改修とともに「祈りの龍馬像」が建立、除幕され、新たな観光スポットとして注目されている。
10/18 長崎新聞
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今回の調査は、日本財団の助成を受けて同研究所が取り組んでいる全国的な水中遺跡の分布調査の一環。ワ号が沈没した詳しい場所を特定し、船体の残存部や積み荷などの有無、状態を確認するのが目的。
7人の調査チームが15日に現地入りし、地元の郷土史家などから聞き取りしてワ号が沈没した海域を推定。潮合崎沿岸付近の2カ所で5人が水深18メートル程度まで潜水し、遺物の有無を目視で調査している。
林田理事長は「今回は初期調査。沈没した場所を特定しながら今後も調査を続け、船や積み荷が今どういう状態にあるのか明らかにしていきたい」と話している。
現場近くには龍馬が仲間の慰霊のために建てたとされる墓があり、旧有川町は墓の近くに坂本龍馬ゆかりの広場を整備。今年5月には広場の改修とともに「祈りの龍馬像」が建立、除幕され、新たな観光スポットとして注目されている。
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