高知県立坂本龍馬記念館(高知市)で展示していた龍馬愛用のものと同型の拳銃が27日、高知県警から「銃刀法違反の疑いがある」との指摘を受けて撤去された。
同館は県立だが、委託を受けた文化財団が運営。「公務員が管理しなければ展示は駄目」とする県警の言い分に、同館の森健志郎館長は「公務員かどうかで区別するのはあまりにも時代錯誤だ」と訴えている。
拳銃は、高杉晋作が龍馬に贈ったとされる米国スミス・アンド・ウェッソン社製の「モデル2アーミー」。8月中旬、松山市の男性(66)から寄贈され、同館で約1週間展示した。
県警によると、博物館での展示を認める銃刀法4条は拳銃を対象から除外。ただし同法3条で公務員が管理する場合に限って展示が認められる。
同館は県の指定管理者として高知県文化財団が運営しているため、公務員による管理とは認められないという。同型の拳銃は同県佐川町の青山文庫にも保管されているが、こちらは町立で運営も町がしているため問題はないとしている。
文化財として認められれば記念館でも展示できるが、比較的新しい拳銃が認められる可能性は低い。県文化・国際課は「想定していなかった事態だ。なんとか展示の道を探りたい」と話している。
8/28 毎日新聞
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県警によると、博物館での展示を認める銃刀法4条は拳銃を対象から除外。ただし同法3条で公務員が管理する場合に限って展示が認められる。
同館は県の指定管理者として高知県文化財団が運営しているため、公務員による管理とは認められないという。同型の拳銃は同県佐川町の青山文庫にも保管されているが、こちらは町立で運営も町がしているため問題はないとしている。
文化財として認められれば記念館でも展示できるが、比較的新しい拳銃が認められる可能性は低い。県文化・国際課は「想定していなかった事態だ。なんとか展示の道を探りたい」と話している。
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