家の前が竹林で、その奥50mほどからゴルフ場のコースが広がっている。
駅から直線で1kmチョッとの距離に、本格的なゴルフ場があるのは珍しいのでは。
しかも都心から1時間以内でもあるし。
同じ班のお宅に用事があっての帰り、天気が良いし風もない暖かさだから、散歩がてらに、ゴルフ場に沿った竹林を抜けて帰ってきた。
竹林の中に入ったとたん、頭上でカーンと音が。
そしてボールが落ちる音。
フェンスを超えて竹林に打ち込まれたゴルフボールが竹に当たった音でした。
グリーンを狙ったのだろうが、大きくオーバーしてフェンス越えのOB。
フェンスの近くまで寄って見ていたら、OBだとわかったのでしょう、打ち直しをした。
私の存在を知り、近づいてきて声をかけてきた。
ボールがそちらに飛んだけど大丈夫でしたかと。
知らんふりすると思っていたが、さすが紳士のスポーツ。
気遣ったのかな。
手を横に振って大丈夫と。
ボールを投げ返してあげた。
声をかけてきたゴルファーは、それを拾い手を軽く上げて先に進んでいった。
ゴルフは、よく紳士のスポーツと言われているが。
それが、バブル景気を境にして、ゴルフ場新設とゴルフ人口の増加で、マナーもへったくれも何も無いような人までも始めたから、一気に大衆の娯楽と化した。
バブルがはじけると同時に、ゴルフ場の倒産が相次いだ。
今は、マナーなどない人たちは去り、紳士のスポーツとして再起しているのかな。
20数年ゴルフを楽しんでいたが、重症と言える50肩が3年も続き、ゴルフどころではない状態になったのを契機にやめた。
竹林の中に、打ち込まれたボールが幾つも。
歩いたところで拾ったのが7個だから、周りにはかなりの数のロストボールが転がっているだろうね。
今でも誘われることがあるが、当然体力は無いしゴルフへの感心も薄れたので断っています。