下着を買いに近所の衣料品店へ。
一人で店に入るのは始めて。
この店に妻と入ったことはあったが、それも10年以上も前のこと。
客が女性ばかりだったので少々居心地が悪かった。
買い物の目的は、ストックが無くなったステテコを購入するため。
日本人男性で、ステテコを利用しているのはどのくらい居るのだろうか。
汗をとり膝の滑りをよくする便利なものだから、夏の暑いあいだは必ず着用している。
現代っ子が父親を蔑視する理由の一つに、ステテコ姿だと言われたことがあった。
これをはいて人前に出れば批判の対象になるだろうけど。
ところが、商品が並んでいるのを見て、あれ。
今はルームウェア用のステテコがある。
そればかりか、外出用のパンツ替わりのステテコもある。
さらには、女性用のステテコまでもあるのだから、大げさかもしれないが目からウロコだった。
時代とともに変わるもんですね。
我々年代のステテコのイメージはあくまでも下着でしょう。
それとはかけ離れたルームウェアやオシャレ着として、ステテコが進化しているのだ。
暑い日本の夏を快適に過ごせるステテコだから、時代が変われば、ナウい、かっこいい、そんな一つのアイテムになっちゃうのかね。
これもステテコだと。
私の愛用ステテコは昔ながらのこれ
ステテコってなんだ、と語源を調べてみたら、明治の頃寄席に登場した落語家の初代三遊亭円遊が、半股引姿で、「ステテコ、ステテコ」と囃しながら滑稽な踊りを見せたことで、「ステテコ踊り」が大流行したそうだ。
そのとき着ていたものが、通常よりも丈の短い半股引がそのまま「ステテコ」と呼ばれるようになったそうです。