窓辺から、日に幾度となく竹林を眺める。
竹の子が出揃って、こんどは竹の古い葉の落葉が始まる。
竹の秋の始まりです。
風のある日は、花吹雪ならぬ竹の葉が吹雪のように、風のないときは蝶が舞うようにヒラヒラ、くるくると落ちてくる。
厄介なことに、屋根に落ちた葉が雨どいを詰まらせる。
雨どいを掃除するにも、落ちた葉は形が平だから思うように掃き集めにくい。
しかも、雨などで濡れていると張り付いて益々厄介に。
それでも、雨の日の竹林の風情は良いものだ。
一年を通して青さを失わず、特に風のない雨の日の竹林は、なんとも清清しくしっとりとした落ち着きがある。
できるなら、午前中に少々の雨が、そして午後になると晴れ間、そんな天気であればいいのに。
などとと勝手なことを。
しばらくの間、雨どいの清掃は欠かせないのだが。