NHK-BS世界のドキュメンタリー「ジョンとヨーコ 伝説的トークショーの5日間」が、前編が12月3日(火)、後編は翌4日(水)の両日に放送されました。
録画していたので観賞しました。
当時アメリカで最も人気のあった昼間のトーク番組『マイク・ダグラス・ショー』に、司会をジョン・レノンとヨオコが務めた番組です。
ビートルズが解散した翌年1972年でした。
テーマや出演者を2人で決めて出演した放送の5回分の番組のアーカイブ映像と、当時この番組にゲスト出演した現在も存命の6人がインタビューに答えたものも交えたものです。
ジョンとヨーコはゲストも選ぶことができたが、ゲストの中には過激な黒人解放闘争を展開していたブラック・パンサー党創設者のボビー・シールもゲスト出演し物議をかもし、この番組放送の数週間後、アメリカ政府はジョンに国外退去命令を下しています。
ジョンが「僕のヒーロー」と呼ぶチャック・ベリーとの共演もあり、子供のようにはしゃいで演奏していた。
ゲストに、日系2世歌手のノブコ・ミヤモト、クリス・イイジマも登場していますが、私は二人のことを始めて知りました。
番組の最後には、今ではクラシックとなった“イマジン”の感動的な素晴らしい音楽パフォーマンスも披露しています。
“イマジン”はその後、ベルリンの壁が崩壊した時や、ニューヨークの世界貿易センタービルに旅客機が衝突した時、アメリカで初の黒人大統領が誕生した時等の世界中が注目する事件や出来事に“イマジン”が流れていたことを、みなさんの記憶にあると思います。
“イマジン”は平和を訴えるアンセム(一種の聖歌)として世界中で広く支持されています。
ジョン・レノン / イマジン (日本語訳付き)
戦争や分断が絶えない今だからこそ、“イマジン”のメッセージに世界中の人が真剣に耳を傾けるべきではないでしょうか。
とても興味深いドキュメンタリーでした。
1980年ニューヨークの自宅アパート前で凶弾に倒れたのは12月8日、あの日から44年が経つのですね。
妻は私以上にジョン・レノンのフアンでしたから、こんなものを愛読したり聴いたり見たりしてました。
今でもそのままにしています。